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peetaさんが語る映画『サイレント・ナイト』この映画の最後は、多分一生忘れない!


予告を見てから気になっていたサイレント・ナイトがついに公開!!
人類最期のクリスマス。目の前に迫る毒ガスから逃れるために、政府から渡されたのは自殺用ピル。貴方ならどうする?そう考えずにはいられなくなる、これまでにないクリスマスの終末映画。

この映画の予告がとにかく好きで、公開されたら絶対観に行こうと思ってました。陽気なクリスマスソングに、どこか感じる嫌な違和感。

物語のはじめはキラキラした音楽、家族とのクリスマスパーティーでこの先のことが全く予想できない。観ている側も映画の登場人物の一人として参加しているような感覚に陥る。じわじわと迫り来る“死”に恐怖から逃れようと明るく振る舞う大人たちと、そんなことは知らずにクリスマスを楽しむ子どもたち。政府の言っていることは果たして本当なのか?テレビやネットの情報が全てな現代、それを信じるかどうかは個人に委ねられている。

死ぬ恐怖から逃れるために安楽死を選ぶか、僅かな可能性をかけて自殺用ピルを飲まずにいるか。まさに究極の選択に、映画の中の登場人物がどちらを選ぶのか最後までハラハラしながら観ていた。

もしも人生最後の1日だとしたら、私は何をして過ごすだろう。家族や大切な人と過ごす?そんなことをしたら、生にしがみついて離したくなくなる。一人ひとりの決断に、思わず声が漏れた。ああ、そっちを取るのか。
個人的にはジョジョラビットでお馴染みのローマン君の演技が良かった。あの真っ直ぐな目、子どもだからこその残酷さもさすがで、これからが楽しみな俳優さんの一人になりました。

この映画の最後は、多分一生忘れないんだろうなと思う。観た後にとてつもない喪失感と余韻が残る。誰かと感想を話したくなる、そんな映画でした。観た人はぜひSNSで感想を載せてほしい。

執筆:peetaさん
https://twitter.com/peeta2013tm

<ストーリー>
田舎の屋敷でクリスマスのディナー・パーティーを催そうとしているイギリス人夫婦のネル(キーラ・ナイトレイ)とサイモン(マシュー・グード)、彼らの息子たちであるアート(ローマン・グリフィン・デイヴィス)、双子のハーディ&トーマスの5人家族のもとに、学生時代の親友たちとその伴侶が次々と集まってくる。子供を含む全12人の男女は久々の再会を楽しんでいたが、今年はいつものクリスマスとは違っていた。あらゆる生物を死に至らしめる謎の猛毒ガスが地球全土を席巻し、明日にもイギリスに到達するのだ。果たして、彼らは“最後の聖夜”をどう過ごすのだろうか・・・。

2022年11月18日(金)より グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国公開

配給:イオンエンターテイメント、プレシディオ 
© 2020 SN Movie Holdings Ltd
公式サイト:silent-night.jp

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