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サイコホラー映画「スマイル」の宣伝が凄い!!

自分にしか見えない“何か”が、ずっと笑っている…

9月29日、何気なくTwitterのTLを見ている時にこの動画は流れてきました。

日本のツイート

じっとこちらを見つめニッタリと笑っている黄色いTシャツの人物…。
ですが周りの人はこの人の異常さを感じるどころかまるで見えていないようで試合観戦で盛り上がっています。

実はこの動画、米パラマウントによる新たな恐怖映画『Smile(原題)』の宣伝広告です。
「自分にしか見えない“何か”が、ずっと笑っている」という異様で不気味な笑顔に取り憑かれ、精神崩壊していく人々を描いたサイコホラー。

自分にしか見えない怖ろしい存在が目の前にいるという恐怖体験を見事に現実に落とし込んでいます。

日本語のツイートで見かけたのはこの1件だけでしたが海外では目撃ツイートが相次ぎました。

【海外ツイート】

アメリカの情報番組トゥデイの生中継に、傘をさしニタッと笑う女性が映り込んでいます。

野球中継でバッターの後ろに映る青いTシャツを着た男性にご注目。
不気味な笑顔を浮かべたこの男性は投稿主の方によると40分間も微動だにしなかったのだとか。

こちらは画面左側の黄色いTシャツを着た女性がニッタリを笑顔を浮かべています。

生中継に現れる“不気味に笑う集団”は、SNSであっという間に拡散されました。

SNSで拡散され「怖すぎる」と話題に

目撃者や目撃ツイートを見た人たちを恐怖に陥れた「ニタッと笑う人たち」はのちに、映画の宣伝だったことが明かされました。ネットでは、そんなユニークな宣伝方法を称賛する声が上がっています。

目撃者の感じた「なんだコイツは?!」という恐怖と衝撃がSNSを通じて多くの人に伝搬していく、SNSが発展した現代ならではの広告手法はユニークかつ非常に効果的でした。

このような現代のSNSや人々の生活スタイルに着目した宣伝手法はの一つで「バイラル マーケティング」と呼ばれるものです。
主にインターネットやメールなどのクチコミを利用して不特定多数に広まるよう仕掛けていくマーケティング手法を指します。
バイラルとは「ウイルス性の」という意味で、人から人へ情報が伝わっていく様子を表しています。

今回の方法はホームプレートの後ろの席を購入し、俳優を配置し「ニタッ」と笑う演技をしてもらうものです。

私自身広告宣伝に携わる一人としてとても勉強になる宣伝広告でした。

制作会社『パラマウント・ピクチャーズ』によると、本国の人たちはしばらくは不気味な笑顔を浮かべた人をみることになりそうだとか…!?

「いたるところで、彼らを見ることになるだろう…」

OP興収2200万ドルで首位デビュー!!

映画「Smile」は9月30日に全米3645館で公開され、OP興収は2200万ドルと堂々の首位デビューを飾りました。
1700万ドルという低予算で制作され、元々はストリーミングリリース予定だったのですが試写での高評価を受け、最終的に映画を劇場公開することが決定されました。
 
結果、あっという間に制作予算を回収してしまいました。

【予告ツイート】

【予告Youtube】

予告を見た感想はホラー映画好きの私としてはぜひ見たい作品なのですが、日本での公開は未定というのが非常に残念です。

先日、一足早くハロウィン気分をと映画「ハロウィン・ナイト」を観てきたのですが、この作品は新宿シネマカリテの映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022」で公開され好評だったため全国での拡大上映が決定した作品です。

ちなみに感想ですが、オムニバス式のホラーでラジオDJがハロウィンの夜に起こった奇妙な事件を紹介していくというお話です。話の導入・各事件の内容が少し薄い・ストーリーの繋ぎの雑さなど気になる点はありましたが、クリーチャーの造形やハロウィンの装飾などにこだわりが感じられ、その点は観ていて楽しかったです。
Slipknotのボーカル、コリィ・テイラーがDJ役をしており、コリィ・テイラーを楽しむ映画でした。

この「ハロウィン・ナイト」のように「smile」もぜひ日本でも全国上映してほしいですね☻


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