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目標を立てて達成するまでを具体化する

もっとお客様が来店されたらいいなぁ。
ワインをたくさん飲んでほしい。
もっと売り上げアップしたい。

飲食店舗では、いろいろな悩みがあり、これは経営者だけでなく、その場で働いている社員、または、アルバイトの皆さんまで思い考えている部分は多々あります。

個人的利益を考えている人もいますが、多くのスタッフはお店のことを思っていますがどうしてよいかわからない状態でいます。

やる気あるスタッフが働いてくれているのに、会社として具体的な指示がないという事は実にもったいなく、機会損失です。

得てして、「売上上げろ」「満席にしろ」「満足度上げろ」と言った指示が会社からあります。

仰っている意味は分かるのですが、現場としてどうしたら良いかわかりません。そこを、具現化していきたいと思います。

①ゴール(目標達成の目印を設定する)
②データをもとにして、プロセス、目標達成具合を評価する。

議題例  目標:レストランの売り上げをアップさせる(10%)

売り上げをアップさせるには、どうしたら良いか?

・単価を上げる
・広告を打つ
・料理のクオリティーをあげる
・ドリンクフェァをする

以上の、事は的は外れていませんが、根拠がなく目標達成しにくい状況になります。

そこで、

①過去の売り上げ伝票などの数字を見て、お肉を頼んだお客様は、赤ワインを注文し更に他の料理も注文してくれ単価が高いお客様だという事がわかりました。

また、

②新規のお客様に、「どのようにして当店をお知りになられたんでしょうか?」などの声掛けや、来店アンケートなどの情報より、ほとんどが常連のお客様の口コミが影響を及ぼしていました。

①と②ことから

リピーターの数(10%)とお肉の注文数(10%)を増やす。


この2点だけ、スタッフに1か月間という期間を設け実行してもらいます。

あれもこれも一気に頼んでしまうと、何をお勧めしたらよいか、今日は何を徹底しようか迷ってしまいます。

目標:10%売り上げアップ

任務:①リピーターの確保
   ②肉のおすすめ強化(一緒にワインをお勧めできたら最高!)

スタッフは、リピーターになってくれるために試行錯誤します。
必ず、お客様にアピールして好印象でお帰りになることを念頭に置いて仕事をしてくれます。

お肉料理をお勧めするために、お肉を知ろうとするし、積極的に「これがお勧めです」と言えるようになります。

肉が売れるようになれば、次はワインに興味を持ちどのようにお勧めするか
チャレンジしてくれます。

必ず、折返し地点で目標達成具合を把握や確認をして、最終目標の最終期日までにどのような感じ推移しているかを分析することです。

そして、スタッフ皆で共有する事。

評価対象の目印を作って、戦略をたてると、個人のパフォーマンスも上がります。そして、組織のパフォーマンスの連動が生まれます。

もう、悩んでいる店内は想像できません。スタッフ皆目標に向かって準備しますし、知識者に相談します。お客様の顔が浮かぶスタッフもいると思います。

お客様がいらしたら、何をするかが明確になっています。
結果、お店の目指すところが皆一緒でベクトルがはっきりします。

これを、毎月会社のトップが考えて現場に落とし込みをしないと
経営は難しいでしょう。

「今月の目標は笑顔!」と言われても、意識はしますが
業績評価の目印にはなりません。1か月後に、個人判断で終わりです。

目標があるのは、あるの会社、個人の成長のためです。







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