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物書き集団PREMIERです。いろんな文章であなたの心の琴線をかき鳴らします。

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最近の記事

一八の思い出 byがりは(2019.10.14)

国道171号線沿い、阪急宝塚線蛍池の駅前にナイキの「スウッシュ」マークが掲げてあって、何なのか気になっていた。 赤字に黒で。 大学に通うのに駅前は通らないし、阪急に乗る時も線路沿いの道を進むとその店の前を通らないのだが、ニッショーで買いだめする時など目に入る。 絶対にNIKEじゃないだろうし。 でも行くほど興味もないし。 二年くらい気になっていたのに入らなかったのだが、勇気を出して入ってみるとそこはラーメン屋であった。 「一八」という。 スウッシュに見えたのは「一」の部分であ

    • ラルフ by Mr.Black(2019.3.22)

      会社に入って10数年が過ぎようとしており、会社での出来事が今の自分の一部をつくっているように思う。 なかでも数年前にいた部署で経験したことは、心の奥底にたしかに根付いていると感じることがある。 数年前にいたその部署は、社外との協議を業務の主としており、毎日、どんな案件が飛び込んでくるか分からない緊迫感に溢れたところだった。部署のトップは、凄腕で体格の良い声の大きな男性で、彼はアイロンのかかっていないクタクタになったラルフ・ローレンのシャツをよく着ていた。 ラルフの嗅覚の

      • 姫路城 by Mr.ホワイト(2014.12.27)

        姫路城の改修が大河ドラマにギリギリ間に合ったと聞いて、 一昨年の冬、仕事で姫路に行ったときのことを思い出した。 大阪から姫路までは、普通電車日本最速のJR神戸線新快速でちょうど1時間。 これが東京なら普通の距離だが、大阪の人間からするとちょっとした旅行である。 そういえば、駅に着くと「軍師官兵衛 大河ドラマ決定!」のポスターがいたるところに貼られていた。 2日間みっちり作業して、そろそろ仕事も終わりかけてきたその日の夕方、 事務職員の若い女性に案内してもらい、社内を見て回

        • 二項対立 by がりは(2008.6.4)

          空を飛ぶ鳥を見て。 「なんで俺は鳥じゃないんだろう。」と嘆いたうつぼ野郎がミッチー。 「どうやったら俺は鳥みたいに飛べるんだろう。」と考えたうつぼ野郎がハッタリスト。 「あ、唐揚げにしたらうまそうやな。」とよだれを垂らしたのがたりき。 夜寝る時に。 「どうして俺は眠たいのだろうか。」と考えて眠れなくなった愚か者がミッチー。 「どうしたら俺は寝なくて済むのだろう。」と考えてるうちに眠ってしまった愚か者がハッタリスト。 「うへへへ。この薬を使えば三日三晩くらい寝なくても平気ざま

        一八の思い出 byがりは(2019.10.14)

          ぷりみえーるnote

          いろんな文章をひたすらひたすら書いています。 小説、エッセイ、人物評伝、競馬予想と振り返り、山行記、お悩み相談、煩悶青年の主張などなど。 20代から60代までいろんな年の人のいろんなお仕事の人が好きなように書いています。 きっとあなたの琴線に触れるものがここにはあるはず。 もう十年以上書き溜めた物の中から少しずつご紹介していきますね。 良かったら感想などお聞かせください。 書いてみたいな、というのも歓迎です。

          ぷりみえーるnote