見出し画像

【友情結婚】暮らしかたについて

この結婚生活で、いまいち上手く言語化できないなぁと感じているのが家事分担についてです。明確な分担がほぼないので、ひとまず「暮らしかたについて」としておきます。一緒に住み始めたあたりからの変遷を整理してみますね。


結婚前に半年ほどお試し同居期間を設けました。ふたりともひとり暮らし歴がそこそこ長いのは分かっていましたが、お互いの家事能力とかこだわりはその時点でほとんど知りませんでした(一般的なカップルのように家を行き来することがないため)。

メイコ側から、古い物件をなんとか綺麗にしながら使うのは色々と限界があるし、できれば築浅か新築の物件を大きく汚さずに使う方向で部屋を決めたい!という要望を出していました。

運良く新築アパートが借りられ、引っ越し時期の関係で私のほうが先に入居したので、まずは汚れ防止の措置をあちこちに施すところから始めました。靴箱やキッチン収納にシートを敷く、排水溝は備え付けの目皿を外してステンレスのものに入れ換えておく、洗面所のパッキンにカビ防止のマスキングテープを貼っておく…など。几帳面なタイプではないのでざっくりしたところだけですが、仮に自分だけが掃除することになっても大きな負担にならないように、という感じです。(ここでも「期待しない」性質が出ていますね)


その後、カイト氏も入居してふたり暮らしが始まりました。引っ越すにあたってお互いに荷物を最小限にしたことと、それぞれの自室に私物を置くので共用スペースにはほとんど物がなく、整理整頓掃除を分担するほど大変には感じませんでした。また、当時は仕事の関係でメイコは平日休み、カイト氏は土日祝休みと月に数日しか休みが合わないこともあり、自然と基本的な身の回りのことはそれぞれにお任せという形に。


水周りの掃除は汚した(と思った)人が休みの日にやっていたかな?排水溝なんかは各自すぐ掃除するので汚れて困るということはありませんでした。

料理だけは当初、メイコが夕飯を全て担当していました。他人の作ったものを食べるのにちょっと抵抗があるタイプだからです(現在はもう慣れたので交替することもあります)。朝食は毎日ほぼまったく同じメニューですが、出かけるタイミングが違うので各自。お弁当も不要(要れば各自で準備)。

洗濯は早朝に回せるように予約して、家を遅く出るほうが干す。必然的に取り込むのは先に帰ったほう。但し、相手の分は適当に山にするだけで畳みません(笑)。

このように、大まかな家事に関してほとんど明確なルールは作りませんでしたが、さほど揉めることなく賃貸生活が終了しました。


その後、メイコが転職し土日祝休みになったので、買い出しは片方が荷物持ちになってふたりですることがほとんどです。家中の掃除に関しても、新居に移ってからは週末で一気に済ませることに。

よく家事分担はどうか、という質問をもらいますが、こんな感じで割となし崩し的に暮らしているので説明が難しくて微妙なお話しかできていません…。 


ただ、逆に考えるとこれだけアバウトでも揉めず&破綻せずにこれたのは、それぞれ特に口に出さなくても潜在的に意識していることがあるからじゃないかなと思っています。

・期待しない、その代わり迷惑もかけない
→何べん言うのって話なので割愛。

・こだわるなら自分がやる
→先述のメイコがざっくり施した汚れ防止措置に関して、カイト氏はほぼノータッチです(換気口フィルターなどは自主的に替えてくれたりすることもあって助かっています)。掃除のやり方は一応擦り合わせはしましたが、綺麗になったかどうかは個人の裁量。気に入らなければ後程またやっといてください、という感じ。

・ズボラの自覚をもつ
→お互いに根がズボラだと自覚していることで戒めになっている部分があると思います。管理できるだけ持つ、ある程度物が増えたら捨てる、をなんとなく意識していますが、床の色が明るいのも汚れが目立って掃除の目安に一役買っています。
あとは適度な頻度で人を呼んで帳尻を合わせるのがいちばん効果あり(笑)。

・人に怒るより自分を褒める
→正直、全部の価値観を擦り合わせて家事を平等に分担しましょうという方法は無理があると思います。例えば「綺麗にして」と言ってもどれが綺麗な状態かは個人で差があるものだし、いちいちイライラしていたら身が持たない。あーまた汚してるな、と指摘してもこれで汚れてるの?と言われたら余計に腹が立ちそうなので、そこは気になるほうがささっと掃除して自分で満足して終わりです。他の家事についても同じで、「自分よくやった!おしまい!」です。

・なんだかんだで全て自分のため
→外せない家族の予定以外は、各自がそこそこ自由に時間を使います。今はカイト氏だけ働いているので、必然的に私が家に長くいるぶん家事をする時間も増えますが、自分が長く過ごした分をやっているだけなので不公平感はありませんし、かなり手を抜いているほうだなと思っています。
土曜にカイト氏が出勤になればその間に1週間分の掃除を済ませてしまうこともありますが、「これで貸しができたぞ~フフフ」と思いつつその後すぐ忘れたりと(これぞ自己満足)、別にきっちり平等にこだわっていません。後回しにするほど腰があがらなくなっていくので、どうせいつかやるならその気になった時にすぐやるのが精神衛生上いいなと感じます。


このように、「家事分担」とくくっていますが実情は「気になった人ができる時にできることをする」です。つまり気を遣っているということなのでは?と思われそうですが、「あなたのためにやりました」という感覚はありません(やっといたよ、と報告することはあります)。あくまで自分が心地よく過ごすためであり、よっぽど目に余ることでなければ出来ていないことを責めるのではなく、してあることにお礼を言うだけ。勿論、価値観が違うので自分だけが気になって改善したとして、相手に気づかれないことも多々あります。まぁお互い様かなと。


つらつらと書いてみましたが、この感覚を簡潔に説明するのはめちゃくちゃ難しい!ひとまずこんな感じでなんとなく回してますよ、ということが伝われば幸いです。
生活リズムが変わればまたやりかたを見直す時がくるかもしれませんね。それまではあまりかっちりしすぎず、ゆるーくぼちぼちやっていきたいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?