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大学生のわたしへ「夢を捨てない大人になれたよ!」

20年前、私は未来の私に向けて忘れて欲しくないことを卒業論文として書きました。

「3台目のタイムマシン-夢を捨てない大人になるために-」という、

いくつになっても夢を捨てない大人でいて欲しいから、そのためにはどうしたらいいか書いておくね!

という自分のための自己啓発的なものでした。


9.11で変わった人生感

高校生の時、生涯学習に興味を持ったことで生まれてはじめて小さな夢ができました。素直にその夢に向かって進み、大学で生涯学習を専攻したまではよかったのですが、大学に通ううちに「こんなつまらない私は、生涯学習を語れる人間にはなれない。」と思い、「全部のチャンスに飛び込んでチャレンジするんだ!」と大学を飛び出して他大学のサークルに入ったり、いろいろなバイトをしたりして、気が付けば大学を休学してアメリカにいました。外に出れば出るほど、今の自分では太刀打ちできない人に出会い、そのレベルも上がっていきました。そして、極め付けの出来事として、留学帰りのシカゴの空港で、同時多発テロ(9.11)の余波を受け、空港で助けを求められたイベント関係のお仕事をしているおじさま2人と1週間運命共同体として励まし合って過ごしたことで、人生感ががらりと変わりました。

夢とは真逆の道への第一歩

残りの休学期間から始めたイベントコンパニオンの仕事。店頭でタブレットを売りながら絵を描いていたら、人だかりができて2日で100台以上売れ、お仕事をもらっていた企業さんからは、営業の会議に参加させてもらえたり、店舗さんからは携帯電話の会社とコラボして描いた絵をその場でうちわに印刷してプレゼントする企画をさせていただいたりしました。この経験の満足度がとても高く、私はそのままイベントコンパニオンを続けつつ未来を切り開いていくことを決めました。勢いがあり強気の自分が表に出るようになった裏で、高校生の時に持った夢のことも気になりました。でも、「どっちが今しかできないことなの?」と何度も自分に問いかけ、倒れるまで突っ走ることにしました。それと同時に未来の自分に夢を託すことにして、論文に全力で想いを込めました。

倒れるたびに手放す幸せ

大学卒業後は、シカゴで出会ったお2人に更に近づくため、ベンチャーの広告代理店に入り、イベントやキャンペーンの企画を学びながら営業を頑張ることに決めました。倒れるまでと書きましたが、倒れても倒れても、30代のはじめには子宮頚がんの療養や手術で一時期は動けなくなっても、ずっと信じてきた仕事を社長の勘違いひとつで解雇されても、私は這い上がりました。でも、それと同時に自分の幸せをひとつひとつ手放しているような想いを感じるようにもなっていました。

あの時の自分は全部知っていた

時々、論文は見返していました。数年前には、いつでも見れるようにnoteにマガジンとしてまとめました。その時に思ったことは、

夢を捨てていないとは思うけれど、純粋だった高校生の頃に持った夢には、たくさんの経験をして、それに伴う感情を持っている今の自分は、どうしても素直に向き合えない。

ということでした。「分かってはいるけれど、どうやったらあの頃の気持ちに戻れるのだろう?」という風に思っていました。でも、どうしたらいいかは、全て論文に書いてありました。

不安定な自分は、いくらがんばっても最後の最後までは信じてあげることができない。だから、そんな不安定な自分を崩す作業が必要になる。

この崩す作業とその方法を、私はタイムマシンとタイムトラベルに例えて論文に書いていました。そして、今年の7月、タイムトラベルを現実のものとするために「人生をリセットするための学び直し生活」として仕事を退職し、半年間、生涯学習の学び直しに集中して、生涯学習上級コーディネーターの資格取得を目指しました。

20年経って動き始めた夢

今月、資格が無事に取れ仕事を探す段階になり、少しの間は、今までの経歴や給与や生活を踏まえて、仕事を探していました。でも、ずっとモヤモヤしていて、いったん根本に立ち返ることにしました。そうしたら、やっとスッキリとした答えがでたので、この記事を書くことにしました。

卒業資格と学び直しで取得した資格を活かして、生涯学習関係の仕事に応募してみるよ!

チャンスが来たらやると書いたあの日の自分の想いが20年経った今、私を動かしています。教育関係のことや地域のこと、企画やマネジメントもいいですが、まずは正面からチャレンジすることを決めたらすごくスッキリしました。

夢や想いを忘れないことが叶える第一歩だと、はっきり書いていてくれた大学生の頃の自分と、その後、その時しかできないこと、その時だからできることに次々と挑戦してくれた過去の自分に感謝します。

第2の人生、頑張って夢を叶えていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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