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リビア:NATOの失敗国家/多くの地域で尊敬を集めるカダフィを振り返る

【リビア:NATOの失敗国家】

- リビアの指導者、故 #ムアンマル・カダフィ が1942年6月7日に生まれてから82年。

西側諸国では物議を醸しながらも、#アフリカ を中心とする南半球の多くの地域では尊敬を集めている人物について振り返る。-

カダフィ政権下のリビアは、世界有数の豊かな産油国だった。

今日、#内戦、#外国の干渉、#テロ、#奴隷制度に悩まされている。

では何が起こったのか



- さまざまな意見はさておき、2011年に #NATO の支援を受けた反体制派がカダフィを倒す前、その最中、そして倒した後の #リビア の姿を客観的に検証する。

カダフィの42年にわたる大統領としての支配に終止符が打たれた。-

カダフィが政権を握る前、油田は外国企業に支配され、リビアはこの地域で最も貧しい国のひとつだった。


「キング・オブ・キング」は教育と医療を無料にし、すべての新婚夫婦に5万ドルを与えた。

石油産業を国有化し、ガソリンは1リットル0.14ドルになった。

リビアには対外債務がなく、1500億ドルの外貨準備があった。


しかし、1969年に政権を握ったカダフィは、アフリカと中東全域に及ぶ「西側」とその外交政策に問題を抱えていた。

「なぜ彼らはサダム・フセインの殺害を調査しなかったのか


アラブの指導者が処刑されたのに、私たちは傍観している。

なぜか


次はあなた方の誰かかもしれないのに。


【カダフィは排水溝で『ネズミ』のように捕まり、恥をかかされ、撃たれた】- ロイター

次は自分の番だとも知らずに。

『アラブの春』は、何千人ものリビア人がカダフィの独裁的支配に抗議した。

#民主主義 と自由は、NATOによる #政権交代 #爆撃作戦 の口実だった。


リビアは依然として民主国家からは程遠い。

東西の二つの対立する勢力に分かれている。

両陣営は外国勢力の支援を受けており、国連の武器禁輸措置に違反し、過去13年間にわたり暴力的な金儲けを行ってきた。


リビアの紛争により、20万人以上が国内避難民となり、130万人が #人道支援 を必要としている。


リビアは武器拡散のホットスポットとなり、サヘル地域を不安定化させた。

2014年、#ISIS 過激派がシルテ市に拠点を構えた。


現在、EUを目指す50万人以上の移民が、リビアでの #人権侵害 や不法拘束に苦しんでいる。

かつては他のアフリカ解放闘争を支援する豊かな国であったが、現在は盛んな #アフリカ奴隷貿易 の本拠地となっている。


では、西側諸国が問題視している人物がいなくなったら、リビアはより良くなるのだろうか

(了)


引用元

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