見出し画像

アメリカの拒否権により、パレスチナ人の数十年にわたる夢は無慈悲にも打ち砕かれた/中国の思いが伝わってくる/🇨🇳 FU CONG (中国国連常駐代表)

🇨🇳 FU CONG (中国国連常駐代表):

「今日は悲しい日だ。

#アメリカ#拒否権 により、パレスチナの国連正式加盟申請は却下され、パレスチナ人の数十年にわたる夢は無慈悲にも打ち砕かれた。

中国は米国の決定を最も残念に思う。

#パレスチナ の独立国家は、何世代にもわたるパレスチナ人の悲願であった。

#国連 への正式加盟は、その歴史的方向への重要な一歩である。

2011年、パレスチナは早くも加盟申請書を提出した。

一部の国が反対したため、当時の理事会の決議は保留された。

13年は十分に長い。

しかし、いまだに「時間が足りない」「行動を急ぐ必要はない」という不満の声も聞かれる。このような主張は軽率である。


パレスチナの国連正式加盟は、かつてないほど急務なのだ。

関係諸国は、パレスチナ国家には統治能力がないため、パレスチナの国連正式加盟を支持しないと主張している。

私たちはこの評価に同意しない。

過去13年間、パレスチナの状況は様々な形で変化してきたが、その中でも最も根本的なものは、ヨルダン川西岸地区における入植地の拡大である。

パレスチナの国家としての生存空間は常に圧迫され、2国家間解決の基盤は絶えず侵食されてきた。

関係諸国はこれを無視し、黙認、あるいは共謀の態度をとってきた。

そして今、彼らはパレスチナの統治能力を疑問視している。

これは正義と悪を混同したギャングの論理である。

さらに容認できないのは、国連憲章の下でパレスチナの国連加盟資格に異議を唱えている国があることで、パレスチナが平和を愛する国かどうかという疑問がまだ残っていることを暗に示している。

このような主張は言語道断であり、行き過ぎである。


占領下で苦しんでいるパレスチナの人々にとって、これは傷口に塩を塗り込むに等しい。

侮辱極まりない。

もしパレスチナの国連正式加盟に反対するのが政治的な計算からであるなら、パレスチナの人々を再び苦しめるような言い訳をするのではなく、そうはっきり言った方がいい。

国家としての独立は、パレスチナ人の不可侵の民族的権利である。

これは疑う余地のない、取引不可能なものだ。

関係諸国は、パレスチナとイスラエルの直接交渉を前提条件とし、パレスチナの国連加盟は交渉の結果でなければあり得ないと主張している。

これは本末転倒である。

#イスラエル 側が2国家解決策を拒否していることがますます明らかになるなか、パレスチナが国連に正式加盟すれば、パレスチナがイスラエルと同等の地位を享受できるようになり、両者間の交渉再開の条件が整うことになる。


二国家間解決を純粋に支持するすべての国々は、パレスチナの国連正式加盟を妨げるべきではない。

歴史の歯車は前へと転がっている。時代の流れは抗いがたい。

私たちは、パレスチナ国家が国連において他の加盟国と同等の権利を享受し、パレスチナとイスラエルの2つの国家が隣人として平和に共存し、パレスチナ人あるいはイスラエル人という2つの民族が平穏で幸福な生活を送ることができる日が来ると確信している。

中国は、その日の早期実現のために絶え間ない努力を続け、建設的な役割を果たしていく。


2024年4月18日、ニューヨークで行われたパレスチナの国連正式加盟に関する国連安全保障理事会決議案に関する #中国 国連常駐代表FU CONG大使の採決説明。

ソース : 中華人民共和国国連代表部

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?