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#セッション
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234「開かれた社会」
現代の知識人には、
霊魂や霊界の存在を伝える、
哲学者プラトンが、
人間を迷信の殻に閉じ込める暴君に、
見えてしかたないらしい。
また、プラトンとともに、
神への体系を築こうとする哲学者ヘーゲルも、
全体主義者に見えるらしい。
それで、ドイツのヒットラーが、
プラトンやヘーゲルの思想に踊らされて、
全体主義ファシズムを唱えて、
破滅への暴走をしたことになる。
だからサ
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33「時間を活かせ」
現代社会では、
時間こそ、最も貴重な資源だ。
時間を活かしきる達人こそ、
最高の成功者といえる。
だが、
時間の達人とは、
いつも忙しそうにしている人のことではない。
自分が何をしているのか。
あるいは、これから、何をしようとしているのか。
そのために、どれだけの時間をかけようとしているのか。
その仕事が、
会社にどれだけ貢献するのか。
明確に、その、目的と意義を知っている
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32「過去の記憶を修正せよ」
あなたを苦しめている原因の大部分は、
過去の記憶であるはずだ。
あなたは、
セピア色の写真集でも眺めるように、
過去の点景を見つめている。
本当は無尽蔵に、
記憶の写真館には、
いろんなシーンの写真がある。
喜びのシーンも、
悲しみのシーンも、
たくさんある中で、
あなたは幾枚かの写真を選び出して、
それを何年も、何十年も、
見つめ続けているのだ。
実は、
あなた
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233「悟りの奥義」
ある人が、
「悟りの奥義」を教えてほしいと、
夢の中で訪ねてきた。
それが判らないから、
仏教学も、哲学も、
二千五百年間、
ガラクタの山を築いてきたのに。
かのカルマン・ヘッセは、
二十年間仏教の勉強をした。
彼は、「ゴータマ」を仏陀とし、
年若い自分を投影した「シッダールタ」という、
もう一つの人格を小説に書いた。
前半は速く書くことができた。
ただ、
自分の人生を投
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230「人に違いがあるということ」
若い頃は、
他人と自分とを比べて、
その違いに苦しむことが多かった。
たいていは、
他人が優れてみえて、
自分の劣ったところばかり気にしたものだ。
「平等」という言葉は、
誰しもが心惹かれるものではない。
ともすれば、慰めや革命の原理に使われやすい。
他人と同じなら安心し、
違いにはがまんならなくなる。
それは、横綱の力を移しかえることしかできず、
ホームラ
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23「涅槃の境地」
疲れた時には、
少し速度を落とすがよい。
人の目は気にするな。
悪いニュースばかり書いてある、
新聞や週刊誌を脇にどけ、
テレビのニュースも消すがよい。
静かな音楽に耳を傾けながら、
水辺や山を描いた、
絵や写真を眺めるとよい。
はるかなる悠久の世界に、
心を遊ばせるのだ。
人の想念に心かき乱されるな。
欲望や悪しき想いがあれば
取り除け。
そして次第に、
雑念を心中からふ
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24「不死を得る」
仏教には、
「不死を得る」という言葉がある。
肉体生命が
失われないという意味ではない。
諸行無常の理(ことわり)は、
何人も曲げることはできないからだ。
この「不死」とは、
永遠の生命を悟るということだ。
悟るということは、
手に入れるということだ。
生き通しの生命に
気づくということだ。
生死の彼岸に達するということだ。
「生」
「老」
「病」
「死」
の四苦の苦しみ
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229「痛みに耐える」
何かいつもとは違うことを始めると、
人は痛みを感じる。
運動の全てはそうだ。
歩いても、走っても、
山を登っても、
海で泳いでも、
テニスをしても、
剣道をしても、
最初の一ヶ月は、
筋肉痛との闘いだ。
なのになぜ、人は苦しいことをするのだろうか。
人は、苦痛に耐えることで、
未来への幸福貯金を増やしているのだ。
お金を使い過ぎると貯金は底をつき、
貯金に励みすぎると、
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228「性の抑圧」
正直に言おう。
僕は少年時代に「夢精」の経験がない。
夢の中で、
異性と抱き合ったり、
キスし合ったりした経験がないのだ。
美しい女性や、
あこがれる女性が夢に現れることはあった。
しかし、手を握ったことすらないのだ。
禁欲的な父親の影響もあっただろう。
ジッドの『狭き門』に影響されて、
いつも魂が、本能的に、
情欲と闘い続けていたこともあったろう。
恋はいつもプラトニック