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心の指針

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「心の指針」調べ興し集。 ピアノの弾き語りで、光のメッセージを紡ぎ奏でています。 全ての方に真理をお届けしたいと、7年間毎月楽曲を発表し続けています。
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#セッション

234「開かれた社会」セッションver.

心の指針234より / Prayer MAYU

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234「開かれた社会」
現代の知識人には、
霊魂や霊界の存在を伝える、
哲学者プラトンが、
人間を迷信の殻に閉じ込める暴君に、
見えてしかたないらしい。

また、プラトンとともに、
神への体系を築こうとする哲学者ヘーゲルも、
全体主義者に見えるらしい。

それで、ドイツのヒットラーが、
プラトンやヘーゲルの思想に踊らされて、
全体主義ファシズムを唱えて、
破滅への暴走をしたことになる。

だからサ

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33「時間を活かせ」セッションver.

心の指針33より / Prayer MAYU

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33「時間を活かせ」
現代社会では、
時間こそ、最も貴重な資源だ。
時間を活かしきる達人こそ、
最高の成功者といえる。

だが、
時間の達人とは、
いつも忙しそうにしている人のことではない。
自分が何をしているのか。
あるいは、これから、何をしようとしているのか。
そのために、どれだけの時間をかけようとしているのか。
その仕事が、
会社にどれだけ貢献するのか。
明確に、その、目的と意義を知っている

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32「過去の記憶を修正せよ」
あなたを苦しめている原因の大部分は、
過去の記憶であるはずだ。
あなたは、
セピア色の写真集でも眺めるように、
過去の点景を見つめている。

本当は無尽蔵に、
記憶の写真館には、
いろんなシーンの写真がある。
喜びのシーンも、
悲しみのシーンも、
たくさんある中で、
あなたは幾枚かの写真を選び出して、
それを何年も、何十年も、
見つめ続けているのだ。

実は、
あなた

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31「仏は支える」セッションver.

心の指針31より / Prayer MAYU

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31「仏は支える」
いつもあなたは、
独りではなかったはずだ。
父や母。
祖母や祖父。
兄弟姉妹。
先生や友人。
見知らぬ他人。
いつも誰かが、あなたを支えていた。

そして、いつしか、
仏があなたを支えるようになった。

偶然映ったテレビの科学番組。
キャスターが、
「あなたのご先祖様は魚です。」と、
わけ知り顔に解説する。

たが、
あなたは人間として創られたのだ。
その魂も、その身体も。

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233「悟りの奥義」セッションver.

心の指針233より / Prayer MAYU

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233「悟りの奥義」
ある人が、
「悟りの奥義」を教えてほしいと、
夢の中で訪ねてきた。

それが判らないから、
仏教学も、哲学も、
二千五百年間、
ガラクタの山を築いてきたのに。

かのカルマン・ヘッセは、
二十年間仏教の勉強をした。
彼は、「ゴータマ」を仏陀とし、
年若い自分を投影した「シッダールタ」という、
もう一つの人格を小説に書いた。
前半は速く書くことができた。
ただ、
自分の人生を投

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230「人に違いがあるということ」
若い頃は、
他人と自分とを比べて、
その違いに苦しむことが多かった。
たいていは、
他人が優れてみえて、
自分の劣ったところばかり気にしたものだ。

「平等」という言葉は、
誰しもが心惹かれるものではない。
ともすれば、慰めや革命の原理に使われやすい。
他人と同じなら安心し、
違いにはがまんならなくなる。

それは、横綱の力を移しかえることしかできず、
ホームラ

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23「涅槃の境地」セッションver.

心の指針23より / Prayer MAYU

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23「涅槃の境地」
疲れた時には、
少し速度を落とすがよい。
人の目は気にするな。
悪いニュースばかり書いてある、
新聞や週刊誌を脇にどけ、
テレビのニュースも消すがよい。

静かな音楽に耳を傾けながら、
水辺や山を描いた、
絵や写真を眺めるとよい。
はるかなる悠久の世界に、
心を遊ばせるのだ。

人の想念に心かき乱されるな。
欲望や悪しき想いがあれば
取り除け。
そして次第に、
雑念を心中からふ

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24「不死を得る」セッションver.

心の指針24より / Prayer MAYU

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24「不死を得る」
仏教には、
「不死を得る」という言葉がある。
肉体生命が
失われないという意味ではない。
諸行無常の理(ことわり)は、

何人も曲げることはできないからだ。

この「不死」とは、
永遠の生命を悟るということだ。
悟るということは、
手に入れるということだ。
生き通しの生命に
気づくということだ。
生死の彼岸に達するということだ。

「生」
「老」
「病」
「死」
の四苦の苦しみ

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229「痛みに耐える」
何かいつもとは違うことを始めると、
人は痛みを感じる。

運動の全てはそうだ。
歩いても、走っても、
山を登っても、
海で泳いでも、
テニスをしても、
剣道をしても、
最初の一ヶ月は、
筋肉痛との闘いだ。

なのになぜ、人は苦しいことをするのだろうか。
人は、苦痛に耐えることで、
未来への幸福貯金を増やしているのだ。
お金を使い過ぎると貯金は底をつき、
貯金に励みすぎると、

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228「性の抑圧」セッションver.

心の指針228より / Prayer MAYU

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228「性の抑圧」
正直に言おう。
僕は少年時代に「夢精」の経験がない。
夢の中で、
異性と抱き合ったり、
キスし合ったりした経験がないのだ。

美しい女性や、
あこがれる女性が夢に現れることはあった。
しかし、手を握ったことすらないのだ。

禁欲的な父親の影響もあっただろう。
ジッドの『狭き門』に影響されて、
いつも魂が、本能的に、
情欲と闘い続けていたこともあったろう。
恋はいつもプラトニック

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21「心と肉体」セッションver.

心の指針21より / Prayer MAYU

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21「心と肉体」
病気になりたいと、
本気で願っている人はいないだろう。

だが、日本の大病院は、
スーパー並に混雑している。

人は、表面意識とは違って、
潜在意識では病気を求めている。

仕事が挫折した時。
勉強に疲れた時。
人に叱られた時。
恥をかき、名誉が傷つけられた時。
自分からは、休みが欲しいと言えない時。
自分の能力に限界や劣等感を感じる時。
負け犬根性になった時。
周囲の過大な期待

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226「流れてゆく川のように」
人生を川の流れにたとえるのは、
仏教の教えの常だ。

実際に見るガンジス河は、
汚れていて、美しくはない。
しかし、いったん写真で撮ると、
日の出のガンジス河も、
真昼のガンジス河も、
夕暮れのガンジス河も、
幻想的で美しい。

川岸の石段に立ってみると、
死体を焼いた灰を撒いている人も、
その下で洗濯している女も、
さらにまた、
その下で沐浴している人もいる。

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20「現代医学と宗教」セッションver.

心の指針20より / Prayer MAYU

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20「現代医学と宗教」
現代医学と宗教の関係をどう考えるべきか。
難しいテーマではあろう。

しかし、私は、
現代医学も仏神の指導の下にあると思う。
医療系の光の天使を、
仮に医神と呼ぶとすると、
医神のルーツ(根源)をたどっていくと、
必ず、ヘルメス神に行きあたるからだ。

また、西洋医学と、時に対立する東洋医学も、
そのルーツ(根源)は、老荘思想や仏教にあり、
僧侶が医術を教えていた例は多い。

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227「初恋」セッションver.

心の指針227より / Prayer MAYU

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227「初恋」
トュルゲーネフの『初恋』を初めて読んだのは、
もう五十年も前のことになる。
甘美で、
新鮮で、
ショッキングだった。

自分の初恋の人が、
父親の恋人だったなんて、
あまりに哀しすぎた。
私の年齢(とし)は、
主人公の少年と、さほどかわらなかった。
十代の私には、
大人の世界が、
まだ分かっていなかったのだろう。

半世紀近く経って読み直してみると、
貴族の若者たちの、
堕落した姿

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