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再雇用前に会社を辞めました! -166-

<シニア新入社員奮闘記>
 こんにちは、ケロヨンです。
 先回は国会議員の裏金問題に怒りの投稿をしたけど、今回は元に戻ってシニア人財と日本企業とのマッチングについて続きを書こうかな。

 先々回はシニア人財と企業のアンマッチが起きる原因は日本企業の殆どが採用しているメンバーシップ型雇用にある、との見解を示したけど現在殆どの日本企業がこれを抜本的に変えるのは難しい。
何故ならジョブ型に移行する為には会社の業務内容そのものを全て見直し、社内規程を変更しなければならないし、経過措置を取るにしても結構な時間が掛かってしまうからだ。
 また、制度設計から実行まで社内でやり切れる人財はいないと思うし、外部のコンサル会社に委託するにしても莫大な費用が発生する。
 日本の企業の殆どの経営陣がそんな覚悟は持っていないよね。(これは断言出来るよ)
 一部をジョブ型に移行している企業も存在するが、それも業務の中でかなり特化した設計や開発部門などに限られており、会社の従業員全員がスキルを持ったプロ集団になる事は今の日本企業では不可能と言わざるを得ない。
 欧米のようにジョブ型雇用が当たり前な社会になる事は残念ながら将来的にも難しいのではないか?と感じているよ。
 
 では、日本で働いて行かざるを得ないシニア人財或いはシニア人財予備軍はどうすれば良いのだろうか?
 余り参考にならないかもしれないけど、このようなシニア人財が置かれている厳しい環境の中で俺が何をやって来たか?を紹介するね。
 2019年2月末に俺は長年働いて来た会社を58歳の定年前で退職した。何故辞めたか?に就いては繰り返しになるのでこのコラムの最初の頃を読んでみてね。
 退職してからハローワークに行って失業給付の申請を行うと同時にシニア人財の派遣会社に何社か登録した。その時に作ったのが履歴書と職務経歴書なんだけど、職務経歴書の書き方や内容によってその人の将来に影響してくると俺は思っている。
 職務経歴書なんて書いた事が無かったので悪戦苦闘して、ネットで検索しながら書いたんだけど、この内容で重要なのが自分が今まで会社人生の中で何をやって来たか、と何が出来るか、なんだよね。
 この「何をやって来たか」と「何か出来るか」をなるべく具体的に掘り下げて書く事が重要。
 リクルート関連の職務経歴書の書き方をググってみると同じような事が書かれているよ。
 この「何が出来るか」がまさにスキルの部分なんだけど、中途採用やシニアを採用する時に会社は即戦力を求めていて、適性は余り考慮されない。
新卒を採用する時はスキルが無い事が前提なので主に適性を見るしかないんだが、中途採用はジョブ型採用なのでスキルが重要視される。
経理や財務部門の募集の場合、経理財務の経験者で税理士資格を持っている人は(適性はともかく)即採用される可能性が高い。
大企業だと適性まで考慮するかもしれないが、人材確保が難しい中堅、中小企業では即採用だろうと思うよ。
 だけど、意外に経理財務に従事していた人は余り会社を変わらないので人材不足になる訳だ。この辺は需要と供給の関係だよね。
 後はエンジニアなどの技術系は将に専門性の高いスキルが有るのでこれも即採用となるし、最近では大手コンサルタント会社でコンサルタントの経験者だよね。
このような人は所謂「スキル」を持っている人達なので年齢関係なく引く手あまただ。
 ところがエンジニアでもなく、経理財務部署での経験は無く、コンサルタントでも無い俺みたいな営業しかやって来なかった輩は需要そのものが余り無いので路頭に迷ってしまう、ってずーっと思っていた。
 ところが、最近の日本企業、特に中堅、中小企業の課題は営業出来る人材が確保できていない事だ。
ちょっと長くなってしまったので、具体的にどう言う事なのか?は次回書こうかな。

最近は風が強い日が多いよね

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