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自分の手を好きになってみよう、っていう提言

 自分の体で好きな部位はどこですか?

 パッと答えられる人もいれば、ない人もいるんではないでしょうか。



 私は自分の手が好きです。

 手をピンと開くと、関節が凹んでちょっと骨の形が見える。

 親指が瓢箪のように、先が丸く付け根がくびれている。

 妊婦さんのお腹みたいな薬指の形も、自分の手だなと思うわけです。


 顔以外で唯一手入れをしたくなるのが手です。

 疲れや忙しさが出やすいのもさることながら、鏡を覗かなくても、パッと見て「いい形だ」と元気になれるのがいい。

 手を(指を)よく見せてくれるから、アクセサリーの中で指輪が一番好きです。





 人は簡単に「自己肯定をしろ」と言います。

 それは難しいことです。だって、浮き上がって見えるのは自分の嫌なところばかりです。

 だからこそ、自分の部位一部だけでも好きになってみませんか?

 自己肯定は、自分を知ることからだと思っています。

 自分の、自分自身の価値観から見える「好き」や「良い」を、自分の部位に当てはめてみませんか?




 おすすめは顔以外です。もっと具体的に言えばもちろん、手です。

 顔は人の価値観や、公になっている美醜の価値観が反映されやすいからです。


 手はすぐみられます。靴下を脱がなくても、鏡を覗かなくてもちょっと下を向くだけで見えてきます。

 手や、足や、爪の先、鎖骨やなんかでもいいと思います。



 ちょっと落ち込んだら「でも手が綺麗だな…」と見つめてみませんか。

 自分で自分の機嫌を取れるのは、本当に気持ちがいいですよ。

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