ヨルシカの風

期末テストがあるので、ここ最近感想書けてません😰。

前に読んだお話で、青年が、別れた恋人との思い出を、歌に変換し、昇華させていく場面において、青年が、書いた次のような詩が、出てきました。「白いカーテンが揺れた そっと揺れた 僕に揺れた 愛に触れた」  どうして急に白いカーテンが出てくるんだろう?どういう意味なのか、私には、全く見当もつきませんでした。 ちんぷんかんぷんとは、まさに、このようなことを言うのだと思いました。しかし、結局浅学非才な私は、この問題は、そのまま、放っておくことにしました。   

数日後、文豪、村上春樹氏の処女作「風の歌を聴け」を読んでいて、あることに、気が付きました。そのときの感覚は、まさしく、稲妻が、頭に降ってきたような感じです。その気付いたこととは、「風」というのは、案外、「心」と似通ったもののように、思われるということでした。なぜなら、風自体は、あなたも、ご承知の通り、目に見えないのに、国旗や街路樹との接触により私達に、見えるようになります。公園に吹く木枯らしのような風でさえ、目には見えませんが、ぐんぐんと、地球上に影響を及ぼしていくように思われます。

心も、同じように、目には見えません。しかし心は、他の人の心と共鳴しあい、無限の影響力を持つことができます。美しい心を持ったものが放つ、美しい言葉は、受取手の心を美化し、その者も美しい言葉を使い、全世界的にその心は、広がっていくように、思われます。 白いカーテンは、恋人の、女性の、無垢な精神の暗喩、なのではないかと、思われます。私にはそれが、たまらなく、美しいように思われるのです。

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