24年4月_無職女ひとり北欧旅行1
一体この数ヶ月何をしていたのか?と思うのですが、ようやく今年の4月に行った北欧旅行の写真を取り込みましたので、自分の記録用に残しておこうかなと思います。
2024年の3月末、2年ほど勤めた会社を鬼の形相で退職いたしまして、次の職場に無理を言って1ヶ月のお休みをいただき、完全無職状態で2週間一人旅をしてきました。(健康保険とか年金とか面倒だったので、次辞める時は有休消化でなんとかしたい…と思いました)
海外はこれまで2回しか行ったことがなく、1回は高校生の時に学校の引率でイタリアに、もう1回は前職で展示会の仕事がありスペインに。ということで完全初ひとり海外です。
そんな経験値なので周りからは驚かれましたが、全部自己手配でいきました。航空券、ホテル、国と国の間の移動も全部自分で予約。5年前にスペイン行った時からさらに時代は進んでいて、もうほとんどがネットで完結できるし、全部日本語訳して無理やり解読できるので、北欧はひとりでは行きにくい僻地とかじゃない限りは自己手配でも十分だな〜という感想。
では早速、写真と一緒に振り返ってゆきます〜
1日目:関空⇨ヘルシンキへ
一週間前に退職祝いに焼肉を食べに行ってから、ずっとお腹を壊していた私は、念のためにほぼ何も食べずに関空へ。ところが到着して荷物を預け、保安検査場を通ってからお腹が空いたのでコンビニを探したところ、全然ない…。
もしかしたら探したらあったのかもだけど、なんかオシャレなバーとか、めちゃくちゃに高いおにぎりとか、ブランド品のお店ばかり…。セブンイレブンやファミリーマートがほしい…。仕方なく580円もする焼きそばパンを買って食べた。もっと保安検査前で時間を潰してこればよかったんだけど、久々の海外にびびりすぎてめちゃくちゃ早く入ってしまった…。
ヘルシンキはところどころに日本語があって、まだ十数時間しか経ってないのに安心した。(中国語か?と思ったけど、ひらがなもあったから日本語だと思う)
入国審査のおじさんに、4カ国まわりますとほぼ単語だけの英語で伝えると、にこ〜っと笑って通してくれた。ホテルの予約票とか色々印刷して持っていったけど、何も見せずにハンコ押してくれた。帰国してから、ハワイで一人旅しようとした女の子がめっちゃ根掘り葉掘り聞かれる…というのを見て、私の英語力でそんなんされたら強制帰国だな….と思った。
荷物受け取りのレーンにいた時に、ふと隣の方が話しかけてくださった。話をしていると、60歳の定年記念に一人旅に来た女性の方で、4日ほどヘルシンキで過ごすそう。お互い、空港からヘルシンキまでの道のりが不安だったので、一緒に行きませんか?とお誘いして電車に乗ることに。
そうこうしているうちにヘルシンキ駅に到着。お腹がぺこぺこだったので、一緒にきた日本人女性とカフェに入ることに。
女性とはここで別れて、ホテルに荷物を置きに行く。本来はチェックイン時間前なのでフロントに預けるだけ…のはずだが、私は出発日をミスって1日早くホテルを予約してしまっていた(お金払ってる)ので、部屋に入っていいよ〜とのこと。ありがたく荷物を置いて、シャワーも浴びて着替えて、化粧して完璧状態に。一泊分無駄にせず。
1)アテネウム美術館
まずは駅前のこちらに。ヘルシンキ駅の斜め向かいにあったので、吹雪の中歩きたくなさすぎた私は真っ先にIN。
フィンランドの画家ってあんまり馴染みがないというか、まあ事前学習が足りていなくて…実はここが一番記憶が薄い…。
ヘルシンキカード(トラムやら乗り放題&美術館なども入れるカード)を買うか迷っていたんだけど、キオスクで聞いたら売ってなくて、なんかホテルのフロントで買ってって言われて…めんどくさくなって買わずに観光へ…。(後から考えると買った方が良かった)
ここでは入館料3600円くらい(22€)支払って見学。学生がたくさん見学?研修?にきていたのが印象的だった。
この後もたくさん美術館に行くんだけど、小中高大学生?本当に学生が多い。みんなで学びにきて、議論もして…という場面に何度も遭遇。日本の美術館ではあんまりないな〜…
2)ショッピングモールでお昼ご飯
あんまりにも寒すぎて街歩きできず、慌ててショッピングモールに駆け込む。耳がとれそうだったのでH &Mでセールになっていたニット帽を購入。店頭ディスプレイはすでに春服だったので、ここの人はこんな吹雪の中スカート履くんか???と目を疑った。
地下にフードコートがあり、ハンバーガーとかビュッフェ?形式のご飯とかがあったのだけど、寒かった・疲れていた・やさしいもの食べたい…ということで全然北欧ではなくベトナム料理のフォーを食べた。一人旅は好きなものを好きなタイミングで食べられてハッピー。
3)ヘルシンキ現代美術館(キアズマ)
ご飯を食べてから現代美術館(キアズマ)に。先ほど入ったショッピングモールからも歩いて10分くらいだったので、吹雪の中でも安心。(そういえばこんな天候だったのに、ヘルシンキではほとんどトラムに乗らず…)入館料は3700円くらい…高い…
この旅行通してみても、かなり好きな美術館!というか現代美術が好き。
カセットレコーダーが鬼のように積まれた塔とか、白磁の器に青い絵の具で指紋がべたべたついている作品とか、どう捉えようか?というものがたくさんあって楽しかった。
暗い部屋に入って、延々誰もいないオフィスや部屋を歩き続けるビデオを見る…という作品があったのだけど、10年以上前に行った堂島ビエンナーレで見た作品のような不気味さがあってよかった。
(無人のマクドナルドに徐々に水が満ちていく映像作品があって、すごい不気味でよかったんだよな〜…)
あとは、女性同士の同性愛者のドキュメンタリーとか、ある女性がヌード写真を勝手に流され名誉毀損を受けた事件から、新たなイメージを写真家が作り出す作品とか。写真で傷つけられた人が、写真で尊厳を取り戻す…ということだったのかな。
現代美術を通してその国のその社会を知ることができるという意味でも、現代美術は本当に面白かった。
4)カンピショッピングセンターと晩御飯
キアズマの斜め向かいあたりにカンピショッピングセンターがあり、ふらふらと入る。なんとここには無印がある!!
行きの飛行機で早速ボールペンを紛失していたので、ここで調達しようと言ってみるが…450円…..えっ、日本で150円くらいのただの黒いペンが…
美術館×2で既に8000円くらい使っていた私はビビって買わなかったのだけど、この後本当に後悔した。ヨーロッパのボールペン、インクがカスカスすぎるし書きにくい…無印のボールペンは見つけたら即買いでいいです。
ここまででお分かりのとおり、私はご飯に本当にそれほど興味がないので、周りに気を遣いながらレストランに行くよりさっさと一人になりたかった。ので、近くのスーパーへ駆け込む。
これがとっても良くて、ヘルシンキとストックホルムは「量り売り」のお惣菜やらサラダが充実していておすすめ!最初買い方がよくわからなかったので、周りをじ〜っと見ていたんだけど、普通にもりもり盛って秤に載せて、出てきたシールを貼って終わりです。
スプーンとフォークとおしぼりが入ったカトラリーセットも置いてるので、忘れず持っていく。そうしないと手づかみで食うことになる。(コペンハーゲンでパスタサラダを手づかみで食った人)
4月のヘルシンキは夜8時くらいになってもまだ明るく、全然夜ではない。近くにパブっぽいのがあったり、サウナがあったりしたので、きっと人と来ていたら夜の街に繰り出したのかもしれない。
でも私はひとり旅で、今日はしぬほど歩いて疲れてて、ご飯も惣菜ですました。ので問答無用でそのまま寝ました。明日の自分頑張って〜
ホテルとおすすめ情報
ヘルシンキで2泊したホテルはこちら
駅から近くてよかったけど、扉がガッタガタ・エレベーターも年季入っててちょっと怖かった。あと、エレベーターが動くと部屋が揺れる?笑
地震みたいで最初気持ち悪かった…しばらくすると慣れました。
あとこれは私情報(?)ですが、お腹が弱いくせに環境が変わると便秘になってしまい、苦しくて仕方なく…。縋るようにyoutubeで検索をかけて、腸もみマッサージを試したところめちゃくちゃ効果ありました!
以来、朝ごはんを食べて一度ホテルに戻ったら腸もみをすることで、2週間の旅行を健康に乗り越えました。おすすめです。
長々書いてたら1日目で終わってしまった…
2週間分あるので、だらだら書いていきます〜。
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