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年間ベスト2019(音楽)

2019年もたくさんいい曲に出会えました。
平成が令和になったり、2010年代の最後の年でもありました。
2018年は、アルバム部門とシングル/EP部門でnoteを分けましたが
今年は、ひとつにまとめました。

毎年この作業が、楽しくて苦しくてなりません。
私はただの音楽好きで、音楽に救われている一人にすぎないので全く音楽知識や専門用語などでは表現できていないので、ご理解ください。
これは毎年の記録。そして素晴らしい音楽たちに出会えたときのフレッシュな気持ちを忘れないように閉じ込めておくためのものだということを最初に記しておきます。

よろしくお願いいたします。

では、一覧です!

▼ アルバム ▼

サカナクション『834.194』
Tempalay『21世紀より愛をこめて』
AAAMYYY『BODY』
女王蜂『十』
betcover!!『中学生』
Maika Loubte『Closer』
YogeeNewWaves『BLUE HARLEM』
the chef cooks me『Feeling』
YAJICO GIRL『インドア』
踊Foot Works『GOKOH』
Tohji 『angel』
vividboooy『SYNCHORONICITY』
Happypills『Milk Floe』
clairo 『Immunity』
SAFIA『story's Start or End』
テンプルズ『Hot Motion』
ラナ・デル・レイ『Norman Fucking Rockwell』
ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』
Bishop briggs『CHAMPION』
RIDE『This Is Not A Safe Place』
Pi Ja Ma『Nice To Meet U』
DYGL『Songs of Innocence & Experience』
Flor『Ley Lines』
THE NOVEMBERS『ANGELS』
polly『FLOWERS』
江沼郁弥『それは流線型』
小袋成彬『Piercing』

▼ EP/ミニアルバム ▼

BBHF「Family」/「mirror mirror」
EASTOKLAB「EASTOKLAB - EP」
羊文学「きらめき-EP」
星野源「Same Thing」
milet「inside you-EP」

▼ 単曲 ▼

小沢健二「強い気持ち・強い愛 [1995 DAT Mix]」
YUKI「24 hours」
Seiho「I Feel Tired Everyday」
ROTH BART BARON「けもののなまえ (feat.HANA)」
OKAMOTOS「Dancing Boy」
BUPPON「187 feat.KOJOE」
Mega Shinnosuke「桃源郷とタクシー」
Lucky Kilimanjaro「風になる」
PELICAN FANCLUB「7071」
Mom「Boys and Girls」
NakamuraEmi「甘っちょろい私が目に染みて」
Foals「Sunday」

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▼アルバム

サカナクション『834.194』

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6年経てアップデートされたサカナクションと芯の変わらないサカナクションを感じられた。
とくに「セプテンバー」は東京Ver.札幌Ver.両方聴き比べるとジンとくる。ひとりと向き合った曲が入ってると、とても安心する。サカナクションを好きな理由が更新されていく。

「忘れられないの」の演出では、
見事な80年代オマージュの
エンターテインメントでお茶の間を釘付けに。
一郎さんはいつも、音楽の未来を見据えてるなぁってつくづく真面目な人だなと感じる。

「ナイロンの糸」は、わたしの大好きなmellowと、グッドバイが混ざったようなエモーショナルグッドナイトな曲。何度聴いても心地がイイ。
MVも好きだ。カロリーメイト食べすぎて太った。

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Tempalay『21世紀より愛をこめて』

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最強メンバーAAAMYYYを加えたことにより
キテレツミュージック&サイケデリックの座を確実に勝ち取ったテンパレイ。

「どうしよう」の中毒性は、半端ない。
テンパレイの音楽はキテレツなんだけどまったく受け付けない!ってことが起きなくて、自然とその奇妙さに慣れてしまう魔法がかかっていることが本当にスゴい。

所詮狂っているんだけど、その中にささやかな情緒を感じると一気にエモーショナルになる。

浮浪者のおじちゃんもみんな生きていると考えると突然エモくなるのと似ているなあ。

「どうしよう」「そなちね」と「SONIC WAVE」「脱衣麻雀」は特にリピートした。



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AAAMYYY『BODY』

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前作もよかったけど今回は可愛さが抜け、色気とダークさを増している。
「ポリシー」は、打ち込み系のBGMに合わせ、貫いてるマイルールについて淡々と歌ってる。
誰にも恥じない自分でいることをアンニュイに表現できるのって絶対的なあこがれ。
力が抜けているように見せて、芯が太いって一番最強じゃん。

そのあとの「ISLAND (feat. MATTON)」は一番好きな曲。

最初聴いたときに、2:30からの攻めた音の作り方しててめまいが起きた。
心臓がバクバクして完全に虜。それが欲しくて今も聴いちゃう。
なんか覗いちゃいけない世界を覗いてるかんじ。エロい。
M5の「All By Myself (feat. JIL)」はLとRから譜割を無視した声のセッションが
繰り返されて、頭が緩くなっていく。

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女王蜂『十』

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前回のアルバム『Q』の中にあった、「アウトロダクション」という曲がものすごく好きだったんだけど、今回の「Introduction」もものすごく好き。

バンドとして挑戦してることがしっかりと成り立ってるし、途中に挟まれるギャル要素もたっぷり入ってて、アヴちゃん節が炸裂!!素直にカッコイイ!気持ちがいい。

パワフルなリード曲に混じり、本音や過去をぽつりぽつりと話すような内側の曲もあって、
より女王蜂を身近に感じられる作品だった。

結局ラブソングが1番最強だね。この4人が最高。

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betcover!!『中学生』

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このアルバム聴いてると
「あ、こんな自由でいいんだ」って思う。
こっち行くかなと思って「ああ、そっちいく?」というかんじで聴いてると耳が持ってかれる。
でも着いていくとその先にめっちゃ綺麗なオアシスみたいなところがあるんだよね。

サイコー。
特に自由なのは「ゆめみちゃった」って曲。

20歳とは思えない、この落ち着きと色気はどこから出てくるんだろう。
ヤナセジロウの目の奥が黒すぎて読めない。
でもかっこいいんだよ、世界は広いよね。

「異星人」はとにかく説明ができないけど、聴いてるとすごく泣きそうになる。
自分の中の懐かしい場所に行って撫でてもらった気持ちになる。

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Maika Loubte『Closer』

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マイカちゃんを知ったのは、ラジオで流れてきた「Nobara」

「何だこの曲。シンセバリバリめっちゃイイ!」とすぐに検索してライブラリ追加。

この曲を聴いてると購買で買ったオーロラ色のカラーセロハンを思い出す。
半透明、光の角度で何色にも見える。
シンセポップのなかでもレトロフューチャーな感じが強くて大好き。
そのあと出たリードトラックの「Mountain Top」も、MVのマイカちゃんのように走りたくなる。


宇宙人も気に入るんじゃないかな?


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YogeeNewWaves『BLUE HARLEM』

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今年の2月頃、今まで避けてきたヨギーにハマった。私にとっては大革命を起こしてくれたバンド。

「Summer of Love」は私の中で、めちゃくちゃでかい存在。

出会えた喜びを書いた記事ががあるので良ければ読んでくれたら嬉しいです。


ヨギーズはそれぞれ旅に出た。角舘健悟はメキシコの旅を経て、人の美しさや汚さを見た。人が人を想ったり、自分らしく居られる場所を得るにはどちらも不可欠なんだと再認識する。


東京というゴミと最新テクノロジーが蠢く街に住みながら、彼らはこのアルバムに日常の中の取りこぼしてしまいそうなキラキラを詰め込んでくれた。

2019年の間に彼らの音楽の魅力に気づけて本当によかった!!!!
私の生活に素晴らしいブルーハーレムをありがとう。「Blumin'days」がどんな日でも明るくしてくれたことに感謝します。

東京で育ったから生まれた音楽があって、片や、東京にいては生むことができなかった音楽が札幌で生まれて。私はそのどちらも好きなんだから、音楽ってすごく面白い。

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the chef cooks me『Feeling』

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SNSの独特な世界に疲れた時、このアルバムを、特に「Now's the time」聴くと、ものすごく安心した。便利すぎる時代と自分の心のバランスを取って、生きていかないといけないから、先に気づいてSNSから離れたシモリョー(現在は復帰)に手伝ってもらいながら気づいていく。

世武さんとyeyeと岩崎愛とimai(group_inou)、ニックムーンとか、もう最高すぎるメンツ。最高にしかならない。

私の質問『歌い方を変えた意図の有無』をシモリョーが直接応えてくれたのだけど、その応えはセンシティブな事だったから、自分の質問の幼稚さに恥ずかしくなったけど、それでも熱誠に対応してくれたのは忘れない。倒れたところから自力で起き上がるのを辞めたくないなと思える歌声。

アジカンのカバーにもとてつもない愛を感じた。
多幸感に包まれるメンバーだ。
(ゴッチ本人もなんか参加してる笑))

シモリョー、シェフが1人になってもこのアルバムを出すと決めてくれてありがとう。

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YAJICO GIRL『インドア』


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アジカンのマジックディスクのことを歌った歌詞も出てくるくらい、今もアジカンを好きでいてくれるボーカルの四方さん。(魔法の円盤と2010年ってワードですぐ気づいたよ!)

未確認の時に、「いえろう」という曲(アジカン味がしっかりとするギターロックで今も大好きな曲だよ)を聴いて以来、あんまり聴く機会が訪れなかったバンドだったけど、最近また聴いてみた新しいアルバムで劇的な変化を遂げていた!!

フランクオーシャンや、小袋さんなどのミュージシャンにも影響を受けながら、従来の邦楽ロックのエッセンスも残した、新しい匂いのする最高のバンドに変身。

ライブにも見に行かせてもらったけど、めちゃくちゃダンスを踊ったり、髪の毛を振り乱して揺れたり、歯茎が乾くくらい笑った。メンバーが全員仲良よくて、いいキャラしてる。楽しかった。


私も、インドア派なので彼らの家の中で完結する遊び方に、ものすごく親近感を覚えた。

やはりルーツって信頼出来るものだな、大切だなと頷ける1枚。

「ニケ」と「CLASH MIND」がめちゃくちゃ好き。

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踊Foot Works『GOKOH』

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ゲストボーカルが最高すぎて聴き始めたけど
こんなにワクワクして聴けたHIPHOPって
リップスライム以降なかったかもしれない。

言葉遊びが楽しい。(マコーレカルキン出てきて吹き出しちゃった)

ジャズやエレクトロ、スパイシーなエスニックMIXなど、多彩なジャンルが入ってて純粋に面白い。

オカモトレイジ、歌上手いじゃん!!!(M12)
最高すぎてすごいニヤニヤしちゃった曲。

「髪と紺」には、我らのAAAMYYY。
やっぱAAAMYYYちゃん、馴染み方、存在感の光り方がピカイチ。ホントすごい。

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Tohji 『angel』

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かわいい。言ってることが、純粋でまっすぐなんだけど
Tohji語に訳されちゃってよく聴かないとわかんない。
今までラップっていうジャンルでちゃんと1枚のアルバムを聴き通せたことなかったんだけど、初めて通して聴けたアルバム。
Tohjiを最初知ったのは、OKAMOTOSのダンシングボーイのMVなんだけど
たかが2~3秒の出演で「なんだこの人!」って脳裏にずっと焼き付いてたほど
インパクトがあってヤバいな~って思ってた。

インタビュー聴いたら割とまともな人だったからより興味沸いた。

イオンが好きなところもものすごく可愛い(笑)

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vividboooy『SYNCHORONICITY』

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Tohjiの関連動画でたまたま出会ったアーティスト。

透明感のあるラッパー?って初めての感覚で、
スっと受け入れられたのが忘れられなくて、
1回スルーしたけどまた検索してたどり着いた思い出。

ラッパー感がない。ラッパーに持ってた取っ付きにくさ、強気、勝ち気のイメージが一切なくて、
美しさとか透明感の方が強い。

「不確かな明日」は、かなりリピートしてた。
最後の方に出てくるギターリフがめちゃくちゃにエモーショナルで何度か嗚咽しそうになった。


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Happypills『Milk Floe』

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出会えてハッピーな朝を過ごせるようになった。

アルバムの曲が全部いい。ドリームポップやシューゲイズなどの要素があり、レトロなコンピューターゲームみたいな音がする。
変声期迎えたばかりのようなボーカルの拍子抜けな歌声も永遠ボーイを感じて最高。

力を抜いて聴ける。


影響を受けたアーティストにGalileo Galileiとペリカンファンクラブ、ドラムスや、バンプ、ジェイムスブラウンなどがいて、
やはり狂いはなかったと自分の耳にハグしたくなった。

こうゆう宅録のひとで
なかなかグッと来るひと少ないけど、ひさびさにワクワクした。

新作もとても楽しみにしてます。
いつか、ライブもやって欲しいと思っています。


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Clairo 『Immunity』

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寝るときにめっちゃ聴いた。

可愛い顔してるけど、中身がギュッて詰まってる魅力的なアーティストだなぁ。

芯が強い女の子好き。

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SAFIA『story's Start or End』

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《音が良すぎるんじゃ〜ぁ》と心のノブが出てきちゃうくらいめっちゃ音がいい。

全曲好み。好みオブ好み。
『耳の中で鳴って欲しい音ランキング』1位から26840561位までの音が全部入ってる。

今年初めて知ったバンドだけど出会えてよかったと心から思ってる。


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ラナ・デル・レイ『Norman Fucking Rockwell』

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家で何も考えてないときに、さらっと流れてきてほしいアルバム。
床に座って足に触れる冷たいフローリングと起毛素材の間にこの音楽が必要。
生楽器の音がラナ・デル・レイの歌声とマッチしていてとても上質。
力を抜いてさらっと歌う低温もとてもセクシーで、こんな声に生まれたかったなと思う。

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ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』

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神秘すら感じる歌声。

叫んでいないのに、
苦しみ、うめき声から生まれたような震えと不気味さがある。
惹き込まれてしまう。

一見、ミステリアスで破天荒なかんじだが、実際はしっかりと未来を見据えているのが好感。


壊して作る世界もいいかもね。


ビリーのように「見せかけクレイジーの真面目なティーン」が担っていく20年代の音楽シーンが
どんな風になっていくか楽しみでならない。

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Bishop briggs『CHAMPION』

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心を強く持たなければならない時に、よく聴いた。
無敵になれるアルバム。
この人の曲は、魂を震えさせるチカラがある。

下の2曲は特に聴いた。

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RIDE『This Is Not A Safe Place』

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M1の「R.I.D.E.」を聴いて、ニヤニヤした人も多いと思う。
私は、ニヤニヤした。
演奏が止まる度に、「ラァアイド」の声を期待しちゃった。
最高だよ。

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Pi Ja Ma『Nice To Meet U』

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カラフルフレンチポップ!

ベレー帽を被って、カラータイツを履いて、プリーツスカートを揺らして踊りたいな!


パリの朝のような曲を聴いてる時は、
楽しくて、色の鮮やかなお花が自分の中に咲くよ。
レトロゲームのようなピコピコ音をバンドサウンドに挟んでサンドイッチにした感じ。
ハトの模様があしらわれたブルーグレーのお皿でお願いね!

デビューアルバムらしいけど、素晴らしい完成度。

『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の映画が好きな人にはオススメ。


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DYGL『Songs of Innocence & Experience』

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前作より、渋みと色気が増した、アナログ制作にこだわったアルバム。
どんどん時代に逆らっている気がする。
だけど、しっかりと生音の深みはあって、温かい仕上がりになっているため、耳の中で響き渡る音に物足りなさはまったくない。

「Only you」なんて、最高にロマンチック。
甘さの中に、ノスタルジックとエモーショナルが混じって見事なシュガー&スパイス効果を成してる。大好き。

驚いたのはボーカル秋山くんの表現力。
さらに磨きがかかって成熟すら感じる。
本当にこの人の声は良いな。

「Don't you Wanna Dance In This Heaven?」は、ミュートからのドンドン加速してく感じが熱い。

人生には時に無敵になれる曲が必要。強気にならなきゃ人の前で歩けない。自分で自分をアゲていく。だけど、1人じゃパワーが足りないぞ。
そんなときに「Spit it out」が重要な役割を果たす。

現在、彼らの活動拠点はロンドンだけれど、日本を思う気持ちも好きだ。
フジロックのMCはグッときた。
誰かの目を気にして発言出来ない時代はもうやめよう。そうゆうことを堂々と言えるバンドがこの時代にいて、カッコイイ音楽をやっているという事実が嬉しい。

未来が明るいね!

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Flor『Ley Lines』

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待望のセカンドアルバム。
なんてエモーショナル!と叫びたくなる。

エレクトロだけど、シンセが気持ちのいいドリーミーポップ寄りなのでとても聴きやすいし、バスドラもちゃんと心臓にドンドンと来るので、ロックやダンスミュージックが好きな人も飽きさせない。

ボーカルの表現力はあまり評価されていないけど、素晴らしい。
ブレイクのタイミング、語尾のはね上げなどがセンス抜群!本当に、気持ちいい!
繊細で光と調和した声だが、しっかりと存在感があってシャウトもウィスパーも全部イイ。
全パートがバランスよく演奏されている。
いやらしくなく、心地よく、そして、情熱的に。
いつまでも美しさと、強かさと音楽への尊厳を保って欲しいバンド。
冬の夜明け、お日様が昇ってくる時間に流すと、とても合うアルバムだよ。

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THE NOVEMBERS『ANGELS』

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これ聴いてるときは、ノベンバの世界に連れてかれちゃうので
みんなアー写のYusuke Kobayashiみたいな目になっちゃう。(↓図参照)

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考えてたことも忘れるくらいめちゃくちゃになる。

M5「DOWN TO HEAVEN」はとにかく一番聴きまくった。
3:26からは始まる破壊的サウンドが楽しくて仕方ない。

浮遊感のある曲から、底の暗闇まで落とされたりする曲まであり、彩り豊かな1枚。

このアルバムのサブスク許諾が落ちちゃったの悲しい。寂しい。

あーノベンバなりたい。

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polly『FLOWERS』

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小林 祐介(THE NOVEMBERS)のプロデュースで息を吹き返したpollyはすごかった。
今までpollyにあんまり惹かれなかったけど、 「Starlight Starlight」を視聴した時に
めちゃくちゃかっこよくて見直した。

それ以来このアルバムが出るのが楽しみでならなかったけど期待以上だった。
すべていいんだけど、「触れて」は特に名曲だと思う。
何回聴き直しても、イントロでドキッとして
渦に飲み込まれて悲しくて美しくて。
ピュアな思いが零れ落ちていく素晴らしい曲だと思う。

いつまでも冷たい冬の中に居たい。

このアルバムが大好き。

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江沼郁弥『それは流線型』

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素晴らしすぎて、泣きそう&笑みが止まらない。


plentyの後半の声がつらくて聴いてられなかったから、今はすごく心地よい声に変化してくれたのが嬉しくて嬉しくてたまらない。plentyやめた時は、解せず一生許せないと思ってたけど、このアルバムを聴いたらいつの間にか浄化されてた。
音楽をやるなら幸せにはなれないと言ってたけど江沼くんがダークサイドに戻ってきてくれて良かった。本当に嬉しい。

「夢みる暇人」と「12月のぼくたち」が特に好き。

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小袋成彬『Piercing』

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前回の『分離派の夏』はお世辞にも楽しいとは言えない。
重すぎてどっと疲れる、そのくらい心が入ってるアルバムだった。

今回は打って変わって3週半くらいしてきちゃった小袋さんがいた。

周りにある小さな幸せや、大好きな人たちの存在に頼って、心に風を通していくような、そんな多幸感に満ち溢れた作品に思えた。

暮らしの中で鳴る音。談笑。鼻歌。賛美歌。フォークとお皿のぶつかる音。狼の遠吠え。

ごく普通のことに、幸せを感じるトリミングが、愛おしい。

そして「Love the Past」に入った瞬間、
何も考えてないのに心と体が反応する音楽。自分の意思ではなく流れ出てくる体温のままの水分。私に何したの?小袋さん。

M1.M5.M10.M11.M12が特に好き。

幸せな32分をエンドレスに続けたい。

こんな素敵なアルバムを年内ギリギリに出してくれちゃって、ありがと

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▼EP/ミニアルバム


BBHF「Family」/「mirror mirror」

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『Family』『mirrormirror』両方の素晴らしいところは、なんといっても尾崎雄貴の声の表現の細さがより極まっているところだ。
低い声で歌ってみたり、セリフのような歌い回し、サビに突然の小さな山を作ったり、裏声にしてみたり、コーラスが存在感のあるダブルボーカルに聴こえるような工夫がされている。半透明の尾崎雄貴が何人も飛び回っては、囁いたり叫んだりする。

とにかく待ち望んだ「シンプル」の音源化がいちばん嬉しい!

何かを伝えなくちゃとか、言葉で何かを訴えなくちゃっていうところにはもういない。楽器や歌声で、音楽を楽しんでいけたら、好きな仲間と、家族や信頼できる人たちと、面白いことを出来たらという、とても純粋な気持ちが伝わってくる。音楽が好きだという気持ちだけで動かされている。

BBHFの素晴らしいところは、全員が尾崎雄貴のことをしっかりとリスペクトして、彼の魅力をどのように広げるか考えたり、彼が暴走しないように指摘することができるところ。

最高のメンバー関係があるから、全曲傑作が出来る。

「バック」の尾崎雄貴の笑い声が入ったテイクを尾崎和樹がそのまま起用してるのが、とても愛しい。
つくりものでは無い、生活が見えるバンドが好きだ。

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EASTOKLAB「EASTOKLAB - EP」

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「Passage」は《夢みたい》と歌った途端に、夢みたくなるからすごいの。
いつか化粧品のCMとかでタイアップ来ないかなぁ?

このドリーミー感は、このバンドしか出せない。

ライブはもっとすごかった。
「Fireworks」のサビでは音の重なりが強い光の閃光を浴びたようで私は心が震えて泣いていた。

自分の意思とは関係なく、涙を引き出された。
どの曲も、幸福感に満ち溢れてて自分の中を埋めてもらった気がする。

強かで美しく、音楽に敬意をもって活動を続けて欲しいバンド。またライブみたい。

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羊文学「きらめき-EP」

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このEPの中で、2つの飲料の曲があるんだけど、どちらも大好きな飲み物のソーダ水とミルクってタイトルなんだけど、なんでこんなにハッピーじゃないの?

すごく苦しくなって立てなくなりそうに
なりながら何回も聴いてしまう。

ううー、うううー、って冷蔵庫の端に掴まりながら立ち上がるまで時間がかかりました。

この2曲に反して、前半は
すごく爽やかで、楽しい曲だよ!
ロマンスは、頭振りたくなるギターロック。

でも私は飲み物タイトルの2曲のエモさにめちゃくちゃボコボコにされながら
強く心に残ったので、ベストEPに選ばせていただきました。きのこ帝国のいない現在、これからも救われない不器用な人達への曲を楽しみにしています!!!

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星野源「Same Thing」

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したいこと、やりたいことに従って生きてる星野源は、無敵だね。

自分のルーツ、その先のHIPHOP。

それに導かれていくように自然とこうゆう方向にいくのが分かる。

気持ちがいい。

「私」のむき出しな歌詞が胸にクる。


《あの人を殺すより 面白いことをしよう 悲しみと棒アイスを食う》

出だしのここで唸ってしまった。

ずっとこの気持ちを持ち続けている星野源だったら、聴き続けてみたい。

私の好きな星野源だ。


それにしてもジャケ写が無理。(笑)

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milet「inside you EP」

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神出鬼没な新人として、現れたみれいちゃん。謎だらけで急にドラマ主題歌タイアップ。急に1位。

どんな逸材だよと、視聴したのがきっかけ。
1回聴いただけで、もう耳が取り憑かれたようになった。この人はスゴい。と一瞬で気づく。
どんなタイアップもそつなくこなすが、
全てアイデンティティに満ち溢れていてソウルフル。音楽への愛が伝わってくる。
海外に長くいたから英語の発音ももちろん完璧だし、不気味に終わる曲も低音の歌い上げが上手いから、めちゃくちゃ合う。

人柄も好き。ミステリアスだと思いきや長い間友達だったの?ってくらいの親密さでラジオで話してて、めちゃくちゃ好きになった。

尾崎雄貴の声も好きって言ってたから
いつかAimerみたいにコラボして欲しいなぁ。

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▼単曲


小沢健二「強い気持ち・強い愛 [1995 DAT Mix]」



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このイントロにハマっちゃって、もう楽しくて楽しくて笑っちゃう。

どんなに気分が落ち込んでても、モーゼのように厚い雲を切り分けて晴れにしてしまうような曲。

魔法みたい!

本当に助けられた。オザケンは偉大!!

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YUKI「24hours」

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このアルバムでいちばん好きな曲。

作詞はYUKIで作曲がChara.

最初に聴いた時からものすごく自分の中で強く残った。
Cメロがエモーショナルで、泣いてしまう。

この2人の来年のコラボがとっても楽しみ!

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Seiho「I Feel Tired Everyday」

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《卑弥呼様みたいな変な髪型のお兄ちゃん》
《実写版 聖☆お兄さん》

曲を聴くまで、Seihoさんの顔と名前が一致しておらず、写真を見ては上記のようなイメージをずっと持っていていたことをここに謝罪します。

ごめーーーーん!!!!!!

ものすごく好みだよ。あなたの作る曲。
グッドナイトに似合う曲。

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ROTH BART BARON「けもののなまえ (feat.HANA)」

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今回のアルバムはとても良かったのですが、
前回のアルバムの『HEX』の存在が自分の中でデカすぎて、ノミネートされませんでした。

が、この曲は別格。

HANAという謎めいた13歳のミューズとのコラボは《もののけ姫》を感じた。

鼓動のようなイントロは「HAL」からの継続のような気もして、自然と心に残る。

苔のびっしり生えた命の生まれる場所のような残酷で美しい景色が浮かんでくる。

満員電車や都会の喧騒の中にいてもイヤホンをすれば異空間に連れていってくれる不思議な曲です。

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BUPPON「187 feat.KOJOE」

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ドキリとするイントロで、恐怖すら感じる
音の良さ。

重低音が、体内に溜まってる水分を揺らす。

カッコイイ。

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Mega Shinnosuke「桃源郷とタクシー」

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新しい時代。映像のセンスもあるね。
まだ若いんだものね。好きな声。

AAAMYYYちゃん!ここでも出てくるね!(サイコー)

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Lucky Kilimanjaro「風になる」

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イントロで勝ち!もう最高でしかない!

5月の晴れた日って感じの曲!

ずっと応援してる。


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PELICAN FANCLUB「7071」

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最近、旧作を聴いて、あーくるちゃんのギターがないと寂しいなと思ってたけど、このep聴いたらそれもぶっ飛んじゃった。
ペリカンファンクラブっていうジャンルじゃん。もう。
全曲かっこいいけど「7071」は、とにかくすごすぎて笑っちゃった。
曲の頭からつま先まで、突っ走っていって耳からペリカンの世界に持ってかれる。

優しく引き連れるんじゃなくて、
ガッ!!!ってかんじ。

ガッッッッッ!!!! !!って。

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Mom「Boys and Girls」

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ラジオで流れてきたのがきっかけ。

「僕のため息が世界を変える 世界を変える」ってフレーズが頭から離れなかった。


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NakamuraEmi「甘っちょろい私が目に染みて」

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とにかく聴いてもらいたい。

言葉を丁寧に歌っているのが印象的で
サビで何個あっても足りないくらい心を奪われちゃう。

何度も何度も聴いた曲。

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Foals「Sunday」

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3:20から本当の始まり。


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yui (FLOWER FLOWER) × ミゾベリョウ (odol)

「ばらの花 × ネイティブダンサー」

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相鉄の企画人たち、平成生まれのわたし達の心を鷲掴みにしてくれた!

サカナクションとくるりのマッシュアップでもう幸福!幸福のお祭りなのに
YUIとミゾベくん(odol)が、ばらの花&ネイティブダンサー歌ってる...
素敵な組み合わせの連続で鳥肌が止まらなかった。

素晴らしいマッシュアップをありがとう。
相鉄線、都心への直通おめでとう。


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OKAMOTO'S「Dancing Boy」

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ああ、この曲のイントロを思い出すだけで泣いてしまいそう。

サビを聴いた瞬間にラブサイケデリコを感じ、調べたら、思いっきり関わっていた。


ラストサビの前が完全にエモーショナルに向かう予兆。そこから一気に熱い波に飲まれて前が見えなくなる。


生きてると、嬉しい時、辛い時、心が何個あっても足りない。
今の時代を生きていくには、自分はめちゃくちゃ強いと思い込まなきゃいけない時もあるし、本当に強くならないといけない時もある。

MVはとても、エモーショナルな気持ちになる。その人の生き様が、2秒くらいの表情でバンバンと伝わってくる。

たくさんの人の人生をすれ違って、ぶつかって、通り過ぎて、決意を決めて、自分の人生は進まなければならない。タフに生きていかなきゃね。
踊るしかできないよね。

それにしても、オカモトズの人脈
友好関係はものすごいなと感じるMVだった。


同じ時代を生きていく私たちへ向けた素晴らしいプレゼント。



みんなが目まぐるしく一生懸命に生きてる時に
見失ってくものや溜め込んだ悲しみを、音楽は回収し、解き放ってくれる場所であって欲しい。そのキラキラや悲しみを閉じ込めることができる人たちがアーティストになる人たちだから。

今年もいい音楽がありすぎて幸せでした。

来年はどんなカッコイイが産み落とされるか
楽しみ。

#2019 #年間ベスト
#BESTALBUM
#GoodMusic























































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