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WSL Ubuntu で RStudio Server を始める

基本的にこちらのサイトに書いてある通りですが、リポジトリの設定や公開キーの設定にてこずったので、備忘録。



前提

WSL2でUbntuは動いている前提です。


リポジトリと公開キーの設定

すべてUbuntuのコマンドで進めます。

Ubuntuのバージョンの確認

lsb_release -a

こんなんが出てきます。


この場合は、22.04 (jammy) のリポジトリを登録しないといけないということです。

CRANリポジトリの追加(Ubuntu 22.04 jammyの場合)

sudo add-apt-repository 'deb https://cloud.r-project.org/bin/linux/ubuntu jammy-cran40/'

20.04 (focal) の場合は、"deb https://cran.r-project.org/bin/Linux/ubuntu focal-cran40/" でいいわけです。

公開キーの追加

これも、apt-key を使った方法ではなく、下記の新しい方法でやらないと、いちいちwarningが出て、うざいです。

wget -qO- https://cloud.r-project.org/bin/linux/ubuntu/marutter_pubkey.asc | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/trusted.gpg.d/cran.gpg

APTの更新

sudo apt-get update

ちなみに、上記も公式に書いてありましたね。

リンクが変わっても、↓の部分から行けるはず。

RとRStudio Serverのインストール

公式に書いてある通りです。「Debian / Ubuntu」と適切なUbuntuのバージョンを選んでくださいね。

Rのインストール

sudo apt-get install r-base

RStudio Serverのインストール

sudo apt-get install gdebi-core
wget https://download2.rstudio.org/server/jammy/amd64/rstudio-server-2023.12.0-369-amd64.deb
sudo gdebi rstudio-server-2023.12.0-369-amd64.deb

RStudio Serverへのアクセス

http://localhost:8787 をブラウザで開く

ユーザ名とパスワードの入力

私は自動で入力されたけど、UbuntuかSudoのユーザ名とパスワードだった気がする。

サーバの停止、起動、再起動

sudo rstudio-server stop
sudo rstudio-server start
sudo rstudio-server restart


普段はOneDriveでファイルを共有して、職場と自宅の端末の別々のRStudioデスクトップを使っています。たまに挙動が一致しないことがありますが、基本的には、問題なく、今のところ、Docker を使うまでもないと感じています。 

WSL + Github でも同じことはできますが、毎回 git pull / git push するのも面倒ですよね。

UbuntuとOneDriveが同期できるのか…

なんでWSLからRStudio Serverを使ったかというと、RでGPUが使いたいから!Windowsであうまくいかなかったので、WSLで試す。


(同)実践サイコロジー研究所は、心理学サービスの国内での普及を目指しています! 『適切な支援をそれを求めるすべての人へ』