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食べ物ではない何かへ生まれ変わる食材たち フードロス注目記事〈2024年3月23日~4月5日〉

「食」に関するPRを多く手掛ける株式会社ppcでは、一昨年より『フードロス削減プロジェクト』をスタート。
フードロスに関するニュースや、フードロス削減に取り組む学生団体等へのインタビューを発信し、ご覧いただく方にフードロスをより“自分事”として捉えてもらうべく、日々活動を行っています。

45回目となるフードロスまとめ。
フードロス対策、フードロス削減と聞くと「廃棄される食べ物を別の食べ物に生まれ変わらせる」ことを思い浮かべる方が多いと思います。
でも実は食べ物以外に生まれ変わらせることで、フードロス削減を目指している例もあるんです。
今回はそんな記事を紹介しようと思います。

■~フードロス削減へ~ 「野菜の色で旅する おやさいクレヨン」新発売 mizuiro株式会社と地域商品ブランド「irodori kintetsu」による共同開発
@Press 3月25日

1つめは「クレヨン」です。
オレンジには”かぼちゃ”、緑には”りょくちゃ”、紫には”なす”…などと書かれたこちらのクレヨンは収穫をするときに捨てられてしまう野菜の外葉、傷が原因で廃棄されてしまうものなどを原料にしています。
フードロスに貢献しながらも米油とライスワックス(米油から抽出される蝋)をベースにしているため、小さい子供でも安心して使える商品となっています。

■フードロスの削減に 廃棄されるお米で作った箸にスプーン 年間200キロの米を再利用
Yahooニュース 3月26日

2つめは「箸、スプーン」です。
石川県小松市は県内有数の米どころとして有名ですが、もみ殻を取り除くときに機械に残り食べることができない米を使用しています。
焼却の際排出される二酸化炭素も石油由来の商品に比べて3分の2程度に抑えられる上に、年間でおよそ200キロが廃棄されているという米を再利用できるためフードロスにも貢献することになります。
こちらは小松空港の新たな土産物として販売されるそうです。

フードロスとは少し違いますが、廃棄されたホタテの貝殻を再生利用したヘルメットが大阪万博で導入されることになったというニュースもありましたよね。
今回ご紹介したクレヨン、箸、スプーンの原料となる野菜や米などロスになる食材が出たとき、出るときに「どうやったらこれを別のものとして活かすことができるか?」「どのようにしたらフードロスを防ぐことができるだろうか?」と考え、まったく別の商品として生まれ変わらせる柔軟な思考に脱帽する記事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
弊社noteでは今回の記事だけでなく、フードロスに関するさまざまな記事を発信しています。
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