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熱量は、誰にでも等しく。

僕は、1日16〜17時間、ほぼ毎日シェフといます。だいたいのエピソードは知っているのですが、今日初めて知った良い話があります。

シェフは焼肉が好きです。よくある七輪で炭火を置くタイプの焼肉屋に仲間と行ったときのこと。オーダーを取りに高校生くらいの青年がテーブルに来ると、ひょんなことから彼の人生相談に。親身になって話を聞いていると、シェフは放っておけない性格かつアイデアマンなので、彼のことをどうにか助けてあげたいとバンバン話していたはずです。

一度話し始めるとシナプスが繋がりまくり、永遠に話せます。こんなに止めどなく話せる人を僕は見たことがありません。わかりやすい例えを入り混ぜながら、本質を述べていくため、人は惹きつけられます。そして、会えば会うほど、ファンが生まれて、もっと言えば仕事が生まれるのです。最強のクリエイターかつセールスマンがシェフなのです。

いつもの調子で話していたのでしょう。ソワソワしながら、彼が申し訳なさそうに

すみません…コーラ頼まれてるんでいいすか?

と言って、席から離れました。シェフはいつだって本気だからバイトの兄さんにも本気で向き合っていたのです。情景が思い浮かびます。

目の前の人が課題を抱えていたら、年齢もポジションも分け隔てなく、話を聞いてできることをしたいと本気でアイデアを考えることができる人なのです。お店に食べに来た焼きそば屋さんの新メニューをその場で考え、商品名からオペレーションの設計をしたこともあります。
会社としては頼むから無料でコンサルするのはやめて欲しいと思います。笑 でも、おかげで沢山の学びがあります。ありがとうございます。あと、シェアの精神は僕たちらしいのかもしれません。

シェフはどんな現場でも空気を作る

今日も朝から撮影でした。一度現場に入れば大丈夫かな〜と言いながらも、白いエプロンは綺麗なままに美味しく作ります。

今日は『存在が少年ジャンプ』と言われたようです。まさしくその通り。
シェフは愛と想像力の人です。そして、少年ジャンプは友情・努力・勝利。その3つを守るには仁義と最後までやり切る力が重要なんだと思うんです。

ちなみに、毎日やり切っているからこそ、タクシーで移動するときは入眠までのスピードが尋常じゃありません。そうやって少しでも休ませるのも僕の仕事なのです。とは言え、まだまだ甘え切っています。もう少し仕事を巻き取れるチームにしていかなければいけないと思っています。

熱量が続く人が天才

『熱量は持って3日』と聞いたことがあります。やる気の持続は本当に難しいです。自分にも人にも厳しくして、やっと初めてできることだと思います。

シェフは誰隔てなく、熱量を込めて話すから、人の気持ちを動かします。結局、人を動かすのは、その人の″人となり″なんだと思います。

そういえば、シェフの名前は『周作』と書き、『周りを作る』と読みます。

これからも周りに人が増え続けることは間違いありません。

私も『周りを作る』ためのお手伝いをしていきます。

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