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何かに夢中になれているか?

5月13日放送のカンブリア宮殿に、食べチョクの秋元里奈さんが出演されていました。前職時代に周年記念のパーティーをお手伝いしたことがあり、ずっとサービスも拝見していました。


そんな中で、今回のコロナ禍による大躍進。全国の困った農家さんが、食べチョクを頼っていました。

その裏側を拝見しなければとオンデマンド配信を見ていたのです。

これを見て僕は、結局のところ何かを成すためには想いの強さがもっとも重要なのだと思ったのです。まだまだ道半ばとおっしゃるかと思いますが、さまざまなポイントでNo.1を取られた食べチョクさんは少なからず、コロナ禍で苦しい農家さんの生活や美味しい野菜で利用者の生活の幸福度を引き上げていると思っています。

カンブリア宮殿でまとめられている内容になりますが、秋元さんは26歳で起業。農家の皆さんから事業への本気度を問われる中で足繁く通い少しずつ増やしていきました。

食べチョクのようなオンライン市場はまず出品者が増えていかなければ、利用者が増えていきません。
出品者を増やすために足繁く通ったことで、信頼を積み重ねていったからこそ、急拡大に耐えうるための土台ができていたというのです。

資金調達では、70社に断られ続けながらも商談のたびに提案をブラッシュアップし、9ヶ月かけてようやく次のステージに向かう切符を手にされていました。

詳しくは後日に公開されたこちらのnoteにも書かれています。

その想いの強さは、少しずつ伝播して、やがて大きな波になります。
ビジネスチャンスを感じてトライしてきた先人たちとは違い、「農家さんを助けたい!」という純粋な想いでやり続けた秋元さんだったからこそ、会社が成長し続けたのでしょう。

そんな気持ちでやられているからこそ、真摯に農家さんとも利用者さんとも向き合っています。カンブリア宮殿の中でもありましたが、トップページから一番上のコンテンツに『みんなの投稿』というレビュー一覧が掲載されているのはそんな想いが体現された素晴らしいサイトの作りです。

ちなみにさらに食べチョクさんと非常に近いカルチャーがあると感じています。
それは、シェアの精神です。

大型プロモで急拡大させたマーケ手腕を大胆にも公開されたnoteは、リアクション数が700を超えています。

noteだけではなく、Twitterでおすすめの商品の実際のレビューを投稿したり、clubhouseで農家さんとユーザーさんと交流したり、とSNSでリアルタイムで発信をすることで野菜だけではなくサービスする上での考えや価値観も合わせて届けきっているところが我々ととても近いと思います。

僕らも昨年の1月にはテイクアウトの商品を作るために考えるべきロジックを全て詰め込んだnoteを公開しました。

お客様を喜ばせるために。
生産者を喜ばせるために。

そんな純粋な想いでやるからこそ、スピード感を持って事業を推進できることができると考えます。大前提として、もちろんトップの強い想いだけではビジネスを勝ち抜くことはできません。しかし、お客様のことを考え抜いて考えた施策が、他のサービスをぶち抜く一手になることは大いにあると思います。

秋元さんが紹介していた好きな言葉。

努力する人は、夢中な人に勝てない。

だから、最後まで自然と粘れる。
だから、朝昼夜問わず行動し続けることができる。
その行動量こそがスピード感につながり、結果的に優位差につながると思います。

さまざまなタイプの経営者がいるでしょう。
頭がキレる人、器用な人、合理的な人、感情的な人、直感派。

経営者だけに言えることではなく、どんなタイプの人でも何かを成すために大事になってくるのは、もっと良くしたいと思える想いの強さなのかもしれません。

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