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最悪でも幸せ

世間は三連休だが、わたしの会社は違う。
祝日なんて関係ない。

でも本日休んでしまいました。
というのも昨日23時から2時まで腹痛と闘っていたのです。
3時間。睡魔も襲ってるのに、腹痛が勝ってトイレと仲良し。最悪です。
大体夜の腹痛ってこんな感じで、昨日も長期戦を覚悟しました。

そんで出勤のため6時に起床。4時間睡眠。
昨日干した洗濯物は乾いてないけど、今日の洗濯物もある。片付けないといけない。眠い。
もう本調子じゃないときは素直に休みます。どうせ午後から行っても暇だろうし。

少しの罪悪感もありつつ、安堵感の方が大きいわたしの心。
うん、幸せ。


じゃないんです。ここで言いたいのは。


アパートから大きな空き家に約1ヶ月前に引っ越してきました。

アパートの設備の方がそりゃあ最新なもんですから、空き家の不便さに住んでみて分かりました。

いろいろありますがまず廊下。
今の家って大体廊下の端と端にスイッチがあるパターンが多いと思うんですが、古い家は片側…。しかも電気ないエリアもあるし…。
だから寝室に行く際は先に廊下の電気を消して、スマホのライトで照らしながら行くしかないのです。
(最近センサーライトは買ったけど足りない)
まーめんどいし、ちょっと怖い。
だから大体夫がいるときは同じ時間に寝に行くようにしています笑

引っ越してきてから腹痛に見舞われたのは昨日が初で、これは深夜までかかると思ったので「先に寝てて」と告げました。

本日夫はいつもの出勤時間よりも1時間早い時間に出勤する為、早めに寝て欲しかったのと、昨日も仕事だったので疲れていると思ったので、尚更早く寝て欲しかったんです。

しかしながらトイレの外から「大丈夫〜?」と声をかけて来てくれたり、2回目のトイレについてきて恐らく外で待とうとしてくれたり。
優しさのつもりなんでしょうが、排泄音聞かれたくないので「もういいから、寝て…!」と苦し紛れに全力で拒否しました。

んでも、体が痛いと心細いんですよね。
わたしの中の問題ではあるんだけれど、1日の終わりに体へとへとな上にまたこのパターンかー…ていううんざりした気持ち。
明日仕事なのにしんど…ていう。


ちょっと落ち着いたかな〜と1時過ぎ頃トイレから出てみると、流石にもう寝たと思っていた夫がリビングにいました。
寝ながらも、わたしの腹痛が治るのを待っていてくれたのです。


夫の方が仕事が忙しくて大変なのに、
朝6時には出勤しなきゃいけないのに、
ソファもない硬い床の上で寝ている。

彼にとって「普通」の優しさだったのでしょうが、わたしにとっては「こんなことしてくれる人いるの?」と驚きました。
わたしならすぐ寝床で寝ているのに。
10年近い付き合いで、優しいことは知っていたけれど、こんなに優しいんだこの人、と再認識しました。


こんな人と一緒になれて、なんてわたしは幸せなんだろうか。



義母から聞いたエピソードを思い出しました。

「家族でディズニーランドに行った時、『お母さんと妹が迷子にならないようにコレ目印に着けておく!』って大きいバズの手袋着けてくれたのよ〜」

生来の優しさを持った心のまあるい子、なんですね。



わたしは普段「ありがとう」は言っても、滅多に言わない言葉を久々に口にしました。


「○○くん、好きだよ」


返事は返ってきましたが、すでに夢の中にいた夫は覚えているでしょうか?
(寝言でマックシェイクとか言ってました)


わたしもあなたを見習いたいです。
守りたいです。





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