Perfumeは4人いた

Perfumeは4人いたんですって

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地域殺し暴力隊について

ここ最近ずっと考えてることがあって、それは絶対教えません 寝るのがめんどくさいから久しぶりにnote書く 今日は19歳の誕生日で、東京で過ごす初めての誕生日で、冬で、12月28日なんだけど、東京の冬ってほんとに雪が降らなくて不気味 気味が悪い 悪夢のよう でも晴れが多いのはとてもかっこいい 剣 剣(つるぎ) 横山剣(けん) 横山剣ってなんやねんと思って調べたら、横山健もいて、どうしようもないなと思った 絶対剣の方がかっこいい 男だったら剣 女であったとしても健にはしま

    • 連作「幽霊に見つかる前に」

      霧吹きはいつも近くの ライフルはたまに遠くの薔薇に気付いた 駅にいれば駅の怪談を思い出しカメラは吐き気のようにフラッシュ 剥製に決まっているからきみはまだ中学校をやめなくていい 口内炎を舐めながらきみに直せない機械がこの世にまだあるなんて うつくしい栞よ それが舌でない訳が誰にもわからないほど 音漏れはしないくらいの音量のパソコンのなかのヤクザは死んだ 眠るには明るすぎながら生きていて護身術のひとつも覚えずに 封筒を雑に裂く指 雷がきみの窓から見えますように

      • 連作「夏役のための長い台詞」

        爆撃に耳を塞いだ夏の横であなたは花火の音だと言った 王様がしんでも ちがう亡くなっても朝顔はループする夏アニメ サンガリアのオレンジジュース傘の中ぼくらは眠ってばかりいました 花に水 花火の知られた街で夏以外の季節を生きてゆきましょう うつくしい消化器のことを思うときコイン投入口は何色 3時間つづく火の動画 巻き戻したり早送りしても燃えてるから火 失敗かなあと思った花火が打ち上がり愛のためには目を合わせない 宇宙エレベーター 月が音楽を聴く頃にあなたは名盤とされ

        • 連作「キャノンボールと偽典」

          戦争は流れつづけるいろはすのボトルを越して… Alice has come. 〈右 左〉片目を隠した恋人が何かの向きを指してそう言う トランプの数が言い当てられて行きやがて連絡船の寂しさ 千年前の千年後にいて停電の夜のふたりは儀式めきだす 火を付けて、全て忘れた傭兵の身体が殺しを覚えてるように 転生したらドライフラワーだった件って花束の呟き?イエス/ノー・キリスト キャノンボー この風景を夢の中で壊したことがあるな ール 手羽先が骨になったりした後の夜の死なな

        地域殺し暴力隊について

          連作「初夏の夢ははじめて」

          わたしらの身体にきさらぎ駅はありそれが心の位置とも言える ✴︎ 夕惑い 今から夢を見るうえでおすすめの涙とかって 朝惑い 発声に祈りが混じる・ルーラ・僕の〈旅立ちの地〉が・ルーラ・戦火が 運命の赤い糸ふるくなってきててそろそろAirPodsにしようかな ネタバレはするのもされるのも嫌です死ぬのも死なれるのも嫌じゃない 水滴にありがとー/植物にクラシック 流れで愛の 愛に告白 ここはどこわたしはだれって冗談の夏のワンルームの2人たち そして幽霊部員が人間だった頃

          連作「初夏の夢ははじめて」

          連作「私の記憶ごとの雷鳴」

          月面のような道路を渡るときどの人にもはためく星条旗 夏沿いの県道沿いの中古車の/あなたは歩いていて揺れていた ほんとうに行くと言うなら真夜中の滑走路灯のひとつにもなる それたぶん都市伝説じゃないっすか 夕景がぼくの中で浮腫んで 雷は光って音が鳴るまでに走馬灯のすべてを見終わった 話したら少しは楽になるかもよ ヒトシ君人形 メルト・ダウン 初雪は毎年降るのに初恋は…… みずうみが海と間違えられる あんま見たことないエナジードリンクを選ばなかった方の季節だ

          連作「私の記憶ごとの雷鳴」

          連作「chaotic civil servants」

          この中の誰かが今に暴れても撮り鉄はかっこよく撮ってくれ 幸先のいいスタート(の爆発)にラッキーカラー(のコード) 赤・青 幻獣図 襟足の出来を見るときに合わせ鏡が必要になる お茶を買う頻度で大丈夫か分かるから大丈夫 SHIBUYAMELTDOWN 寝そべって書いた短歌でまたきみが花か何かに喩えられてる 青の絵はGoogle Earthにはつなつのプールサイドを額縁として 〈見る麻薬〉〈インフルの時に見る夢〉と言われをり花の一生のビデオ 日食は三百年後に迫りつつ今

          連作「chaotic civil servants」

          連作「月/光の遅さで」

          世界中のおとぎ話を終わらせた月の死角で君を見ている 音楽の途中で髪を乾かせば音楽が負ける そうやってきた 間違った言葉遣いでプロポーズしたい指紋つきの金塊に CITY LIGHTS 君の声だと思ったら僕の4人目の初恋の人 五月雨は気付くと読めた 知っている言葉ばかり書かれたラヴレター たっくすへいぶんたっくすへいぶん 発掘された天使の化石 東京の幽霊みたいな大雨が降るとしてそれは火星移住後 Ziploc越しのiPhoneの操作性 失敗した町おこし 急襲

          連作「月/光の遅さで」

          祝辞

          散文の季節がやってきて血みたいな色の雪が降りました さっきまでひとつだった人たちを死にたそうな目に変えるには一酸化炭素が最適で ストーブはずっと燃えています 今も ひとつも卵が入っていない冷蔵庫から蜂が飛び出してきてあなたを刺したとき あなたは泣かなかった のりたまみたいな色の蜂を見てさんざん笑いました ネットミームと何も変わらない笑顔でした 死んでしまったwifiはかみさまからの伝言みたいに瞬いて夜空に取ってかわろうとしていました 過去形 プラネタリウムみたいな空や電子辞書

          さみしい夜の死体を隠して

          午前三時、台所、もきゅもきゅとちくわを食べていると、なんだか悲しくなってきて、またそれに気付かないふりをして、からしを付け、しばらくの間食べ続けた。ひどくさみしい夜。二十年早いやさぐれ方をしながら、俺はどこに向かっているのだろうと思った。三時間の映画を観終わるともう誰も起きていなくて、その映画の考察サイトなんかを見ているうちに、この世界に存在しているのは俺ひとりなんじゃないかって深夜にありがちな虚しさを覚え、冷蔵庫を開けた。冷蔵庫の中身は昼間と同じように疎らで、だけどその箱は

          さみしい夜の死体を隠して

          ストロベリー・アイスクリーム、あるいはその感傷について

          あけましておめでとうございます。もう2022年?私にはまだ2020楽しみだな〜って気持ちが残ってますよ…。年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュって言葉、超嫌ですよね〜。めちゃくちゃ寂しいです。この正月は映画を観たり本を読んだりしてそれはそれは堕落した生活の中にいたんですが、その中で読んだ村上春樹の文体が例のごとくずっと頭の中のナレーション業を独占しているので披露します。 2022年の正月、さらに詳しく言えば1月2日の夜に僕は台所の椅子に座ってストロベ

          ストロベリー・アイスクリーム、あるいはその感傷について