京都滞在記① レジデンス中の活動
BnA Alter Museumが主催するアーティスト・イン・レジデンスに参加しています。
①iPhone12Proで京都の歴史的建造物を3Dスキャンし3Dプリンタで出力したものを京都の糸で包んでみる
②フィールドワークで身体中を京都で満たす
この2つを柱に滞在していこうと決め、とりあえずこの機会に長年使ってきたiPhone6(!)からiPhone12Proに換えました。とはいえiPhoneに搭載されているLiDARスキャナやその他カメラ機能など色々試す間もなく、宝の持ち腐れ状態で現地入り。このレジデンスが終わる頃にはiPhone12Proマスターになっていたい。
さて、自宅を出てからがフィールドワークの始まりということで移動中の新幹線の中でもスマホなど見ずずっと移りゆく外の景色を眺めていました。東京はすごい雨。空の色の移り変わり、雲の形状、海、白い布を被せられた山肌の木々、よく現れる「727」の看板が印象的でした。
京都について早速主な制作場所であるFabCafe Kyotoへ。
3Dプリンタの機構に関心があるので理解を深めたいのと、今後本格的に作りたいかもしれない「再現性の高い、建築物の編みぐるみ」的作品の実験を兼ね、「iPhone12Proで京都の歴史的建造物を3Dスキャンし3Dプリンタで出力したものを京都の糸で包んでみる」をやってみようというところ。私はプリントするデータをモデリングするスキルが皆無なのですがなんと最新iPhoneにスキャナが搭載!一気に3Dプリンタに対するハードルが下がりました。FabCafeのスタッフの方に早速助けてもらい、何もわからないところからものの2時間でまずは自分の胸像が出力されました。スタッフの方曰く、iPhoneのスキャナーは「早い」「手ぶれを気にしなくて良い」のですごくスマート!とにかく「iPhoneで撮ったデータを3Dプリンタで出力する」ができることが証明されました。
フィールドワークをする上でのキーワードは
・極力歩く・京都の伝統産業・京都の素材・アツいエリア・本屋・ギャラリー・新スポット・見ておくべき展示・ものづくり場所、人・禅・わびさび
FabCafeスタッフの方が色々教えてくれたので今行きたい場所が目白押しです。そのうちに何の目的もなくただただ歩くこともしたいのだけど。というわけでしばらくは「行きたい場所を目指しながら歩き、道すがら気になったものを3Dスキャンし、FabCafeに戻って出力」という活動をしていこうと思っています。
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