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【2022年10~12月】昨年上場した「スライド作成のお手本にしたい」スタートアップ5選

みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。

今回は、2022年10~12月に上場したスタートアップ企業に焦点を当て、その中から特にスライド作成の参考にすべきだと考えられる企業を5社紹介いたします。今回ご紹介する資料は2022年10月〜12月に各社が公開している「事業計画及び成長可能性に関する事項」となります。

なお、この「事業計画及び成長可能性に関する事項」については、宝の宝庫となる可能性を秘めておりますので、別記事で詳しく解説しております。

https://note.com/powerpoint_jp/n/ne5f9320352b5

それでは早速見ていきましょう。

スマートドライブ

(株)スマートドライブは2022年12月15日に上場した、「モビリティデータを活用した各種サービスの提供」を行う会社です。「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、国内フリートオペレーター事業、国内アセットオーナー事業、海外モビリティDX事業を主軸とした事業展開をしております。

パワポのデザインに関しては、緑をベースカラーとしつつ、その濃淡でメッセージの強弱を調整するという高度なテクニックを採用しています。2枚目や3枚目のスライドをご覧いただければ分かるように、緑だけでも3~4パターンを使い分けており、その他の色はほとんど登場しないというのが、スマートドライブ社のスライドの特徴です。また、数字に極太のフォントを使ったり、随所にアイコンを挿入するなど、読み手を飽きさせない工夫が多く散りばめられていますね。

参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/dv5cv9/

オープンワーク

オープンワーク(株)は2022年12月16日に上場した転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」の開発・運用業務を主軸として活動する企業です。2007年に設立された同社ですが、「OpenWork」の累計登録ユーザー数は520万人を超え、国内最大級のプラットフォームに成長しています。
同社のスライドはほぼ全て「青」で構成されているのですが、かなりの割合のスライドに「働く人」のイラストが登場し、同社や同サービスが目指す世界観が表現されているのが特徴的です。また、グラデーションの使い方も非常に秀逸で、そのまま真似しても良いレベルに仕上がっています。

参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/dv5d7w/

note

note(株)は2022年12月21日に上場した、「CtoCメディアプラットフォーム『note』、メディアSaaS『note pro』」を運営する企業です。改まって説明する必要はないかと思いますが、本記事が投稿されているプラットフォームを運営している企業で、パワポ研も大変お世話になっております。
同社はwebコンテンツのUI/UX改善に数多くの知見を持っており、その特徴はスライドにも現れています。例えば、3枚目、4枚目のスライドなどは、webでそのまま流れてきてもおかしくないようなデザインで、読み手が直感的に理解できるよう、フォントの大きさや余白に工夫が見られます。また、表紙へのこだわりは並々ならぬものが感じられ、もはや参考にできるレベルにはありませんが、単純に見ていてワクワクするデザインですね。

参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20221220580876/

monoAI technology

monoAI technology(株)は2022年12月20日に上場した、メタバースプラットフォーム『XR CLOUD』の運営を行う企業です。コロナウィルスの影響でオフラインでの集会が制限された際、オンラインでの交流会やライブなどを行うことができるプラットフォームとして注目を集めたようです。
同社のスライドの特徴はなんといってもその「近未来感」です。フォントがあまり見ないタイプの角張った形式になっており、矢印もゲームの画面上で見られるようなデザインになっております。4枚目のグラフもあえて軸だけ色付けされており、非常に面白いコンセプトだと感じました。ゲームやメタバース関連の事業を行っている会社は参考にしてみてもよいかもしれません。

参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/dv7is8/

ELEMENTS

(株)ELEMENTSは2022年12月27日に上場した、生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した、オンライン本人確認サービス『LIQUID eKYC』などの個人認証ソリューションと、衣食住における個人最適化ソリューションの開発・提供を行う企業です。特に本人確認の領域で注目されており、2019年には「LIQUID eKYC」がeKYCの国内市場シェアNo.1になっております。
スライドデザインの特徴は金色に近い黄土色をベースカラーとし高級感の演出に成功していることです。同社は個人認証等でセンシティブなデータを扱うことが多く、信頼感や安心感を提供することが常に求められると考えられるため、それがパワポにも表現されているのは興味深いですね。

参考URL:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20221226583796/

まとめ

いかがでしたでしょうか。上場するスタートアップ企業のスライドは、今風のデザインを採用している傾向が強く、ビジネスモデルも含め参考になるため、情報収集の効率が非常に高いコンテンツだと言えます。今回紹介した5社以外のスライドもTwitter等で随時紹介しておりますので、パワポ研をフォローいただき、ご覧ください!

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