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「店長がバカすぎて」☆読書感想文

毎度!
タロットセラピストのはまちゃんです。今回は「店長がバカすぎて」という本の感想です。


「店長がバカすぎて」 早見和真 著



すごい題名の本だなぁと思いました。
「店長がバカ」なだけじゃなく「すぎて」までついてる…よほど仕事ができないのか、話が通じない店長なんだろうな、と。そんなのの下で働くのはうんざりするほど鬱陶しいでしょう。

まさにその通りで、中堅書店で働く主人公は薄給に耐えつつ、また、的はずれなことばかり言って頼りにならないバカすぎる店長の元で仕事にやりがいと誇りを持って働いていました。

ときに将来に不安を感じたり、正社員でない自分の立場に自分を支えていた誇りさえ無意味なものに思えたり、さらに、劣等感で目をふせてしまいたくなるような思いを抱えたりしながら。

それでも本が好きで、お客様と本とのご縁を結びたいという純粋な気持ちを捨てきれず、悪戦苦闘の日々を過ごします。

読み終わった後、ミントのようなさわやかな気持ちにしてくれました。働く上で、お金とか安定とかポジションって大切ですが、他にも大切なものがあります。だから、その3点セットが1つもなかったとしても恥じることなく堂々としていればいいんだよね! と、低賃金重労働のコンビニでバイトしている私はめっちゃ励まされました。


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