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日記 一〇二号室その5

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夜ごはんときもちを記録した日記のつづき(2017年12月25日月曜日〜)。 踊る阿呆に、見る阿呆。 踊ってころんでしょげて蹴っ飛ばしてうたって仰いで。 よきもあしきももらったもの…
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2018年3月の記事一覧

あおとはな

あおとはな

二〇一八年三月一日木曜日

はれ

仙川駅から京王線に乗って
調布駅からバスに乗って
いつもの公園にたどり着いて
まんまるに近い月がぽんとそこにいて
帰ってきたなーと思った。

暮らすことのできる場所はいくらでも選べて変えることができると思っているけれど
転校などをして ふるさとという感覚があまりないわたしだけれど
ここは 帰ってきたなあ と思えるところなんだなと

わたしはここにこれからもお世話

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ライオンと王子

ライオンと王子

二〇一八年二月二十八日水曜日

はれくもり

あたたかそうに晴れていたのに、おうちの日。

真夏の脱獄者に見とれている。

もう何度みているのだろう。

何度みても見入ってしまう。

この理由はどこにあるのだろう、とまた見てしまう。

晩ごはんは、カブととりのさっと煮、ほっけ焼き、とりハムサラダ、お味噌汁、ごはん。

カートランデブー

カートランデブー

二〇一八年二月二十七日火曜日

はれ

朝、灯油をおおきな容器からちいさな容器へ移す。のんさんが長靴をはいて外に出る準備をしている。冷えてはいるけれど、ほのあたたかくていいかあと玄関をあける。のんさんは木の枝を持ってあそぶ。玄関前にあったむかしごみ箱にしていた容器が木の枝入れにいいなと思い、ついでに整理をする。ばけつが3つもあるのはなぜだろう。ばけつを重ねて竹をいれ、箒ではく。たったこれだけのこと

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けはいと芽

けはいと芽

二〇一八年二月二十六日月曜日

はれくもり

昨日の夜、昼寝もしていなくて眠たいピークであっただろうのんさんが眠るまえに描いてくれた絵のうえに、印刷したことばを置いていって、ようやくこれだ、と完成した。

よむラジオをコピーして、届けにゆく。どきどき。

ひょんなことから こどもとつくるをやる機会をもらえることに。

だれかの「やってほしい」があるのだから これはやることなんだな やったらいいこと

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サイと自転車

サイと自転車

二〇一八年二月二十五日日曜日

はれ

帽さんが昨年くらいから家系図を書きはじめた。書いていくなかで家系図を書いていく重要さをかんじるのは書き足されていくなまえのひとりひとりの持つエピソードや物語を知ることができること。だから誰かからの口承によって家系図は出来上がっていくところが大切なのかもしれないなあなんて思う。

いま、80代くらいの祖母の世代に訊いておかなくては、なまえもエピソードも出会うこ

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多面体映画館

多面体映画館

二〇一八年二月二十四日土曜日

はれ

晩ごはんは、水炊き鍋、ほかのおかずはわすれてしまった。

土曜日は寅さんという番組があって、気がつくと帽さんがつけている。とくにこのごろ。CMはほぼ身体にこれがいいあれがいいというテレビショッピング。

寅さんを見終わってから、映画の話をする。仲よくなるひとや好きだなと思うアーティストなどは、映画をよく観ている・観てきたひとが多い。観ているが前提というくらい

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書くという休養

書くという休養

二〇一八年二月二十三日金曜日

くもり 日の差し込む時間もあった

テルミーをしてもらっていると、のんさんが泣き出した。のんさんを産んで入院しているなかで一度受けたテルミー。そのときも彼女はテルミーがはじまると泣き出していたなあ。なにかあるのかしら。テルミーさんに「テルミーさん、テルミーさん、きもちいいねえ。」と言ってもらいながら手をテルミーしもらい、のんさんと手をつないでいると泣き止んだ。彼女は

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くもりの巻

くもりの巻

二〇一八年二月二十二日木曜日

どんより

おなかのいたいきょう。おてんきも気が合う。

おうちで過ごそうとクッキーをのんさんとつくりはじめたら、ピーナッツバターが足りなくて一旦休止。

ここ数日、散歩へ行っても昼寝をしなかったのんさん。おうちで過ごした今日はお昼寝をした。

晩ごはんは、水炊き鍋(だったかな)。

さんりんしゃこわれちゃった

さんりんしゃこわれちゃった

二〇一八年二月二十一日水曜日

くもり(だったかな)

でんわがなくて支払い番号などわからずできなかったいくつかの用事のためにコンビニへ。自転車で行こうとすると「さんりんしゃ」と要望。コンビニくらいならいいかと、のんさんがゆったりこいでいるのをふりかえりながら歩いて行く。坂のあたりからわたしがシャーシャーとこぐと不思議な感触に。タイヤの車輪の部分がプラスティックでできていて、2本を残して折れていた

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ぽけっとをたたくと

ぽけっとをたたくと

二〇一八年二月十九日火曜日

はれ

今日も三輪車散歩。えんぴつにいい太さの枝をみつけるとつい持ち帰りたくなってしまってリュックからはみ出るいくつもの枝。コンビニにて、「なにか作られるんですか」「作家さんですか」なんて聞かれてどぎまぎする。枝は持ち帰ったのに、どこかで携帯電話を落とした。

となりの公園でのんさんを撮ろうとして容量がなくていくつかの写真を消したことは覚えていた。眠そうなのんさんには

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殻のなかの虹

殻のなかの虹

二〇一八年二月十九日月曜日

はれ

三輪車に乗ってひさしぶりに公園を散歩する。なだらかなカールヘアーをきゅううっとつぶしたかたちのすべりだいを、彼女はよじ登ってすべれるようになっていた。いつの間に。あっという間に。走り回ったり階段をゆっくりでもじぶんで上り下りしたり柵をのぼったり、ときには「なにやってるの」なんて言ってしまうあらゆることがこうやって時々ぽっと、ぱっとかたちになって表れる。

ひさ

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デロールとダーウィン

デロールとダーウィン

二〇一八年二月十八日日曜日

くもり

counter voidへの視察と検証に付き合ってもらう。

けやき坂は風がつよく吹く。

のんさんは「あかちゃんのほう いく」と わたしが吹いているあいだに 坂をのぼっていってしまい帽さんはあわてて追いかけた。そのあかちゃんとは。

以下は吹いたことで思ったことなどを宏子さんたちに伝えたメモを貼る。

六本木でしゃぼん玉が飛んでいること、吹いていることはも

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末広町へ行くりゆう

末広町へ行くりゆう

二〇一八年二月十七日土曜日

はれ

relight committeeの日。
今日を含めて、あと2回。

バカバカしいと笑って
ぐっと突っ込みちゃんと伝えて
ここはいいところだなあ、なんて
なんでこんなことを書きはじめたのかわからないけれどそんなことを思ったみたいだった。

午前中の学習のテーマは、居心地。

あきおさんが話されていた (心地よい状況を獲得するために)現状が心地よくないから

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どどどのカレー

どどどのカレー

二〇一八年二月十六日金曜日

はれ

コースは決めた。

すこし眠そうなのんさんがさいごまでゆけるかな。

自然食品の店にて2週間(もってほしいな)分のやさいなどを買い、ラースンにてオザケンチケットの支払いを済まして、あの湖のような丘のような森のようなところへ。

はしりまわって早々に眠たそう。帰ってだだだっとごはんとお風呂。夕方には眠るのんさん。そのおかげで企画書を書く時間をつくれた。ふう。

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