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さんりんしゃこわれちゃった

二〇一八年二月二十一日水曜日

くもり(だったかな)

でんわがなくて支払い番号などわからずできなかったいくつかの用事のためにコンビニへ。自転車で行こうとすると「さんりんしゃ」と要望。コンビニくらいならいいかと、のんさんがゆったりこいでいるのをふりかえりながら歩いて行く。坂のあたりからわたしがシャーシャーとこぐと不思議な感触に。タイヤの車輪の部分がプラスティックでできていて、2本を残して折れていたのだった。帰りにはぐにゃりとタイヤがよこになる。のんさんにこわれちゃったことを伝えると「さんりんしゃ こわれちゃった?」「さんりんしゃ こわれちゃったねー」

でんわをした母にも、帰ってきた帽さんにも、「さんりんしゃ こわれちゃったー」と伝える。かなしいという表情などはずっとないのだけれどなんだかおおきな出来事としてのこったのだろうな。

晩ごはんは、わすれてしまった。

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