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多面体映画館

二〇一八年二月二十四日土曜日

はれ

晩ごはんは、水炊き鍋、ほかのおかずはわすれてしまった。

土曜日は寅さんという番組があって、気がつくと帽さんがつけている。とくにこのごろ。CMはほぼ身体にこれがいいあれがいいというテレビショッピング。

寅さんを見終わってから、映画の話をする。仲よくなるひとや好きだなと思うアーティストなどは、映画をよく観ている・観てきたひとが多い。観ているが前提というくらい。たとえばどんよりしたきもちになりそうだと想定する映画を、日常のどこに差し込んだらいいのか、それが晴れやかなきもちになるものでも、わからなくて。「どうして映画観られないのだろうなあ」なんて口に出すと「日常がたのしいんだよ」と返ってきて、へえーーーーと思う。
そんな捉え方したことなかった。

『夢と狂気と王国』という、『風立ちぬ』と『かぐや姫』を描いているときのジブリを取材してつくられた映画は何度でもいつでも観ることができて。
この何度でも、いつでも、の温度感というのかわたしにとっての適温みたいなものは、どういうものがあって、共通点みたいなところはあるのかというのがこのごろ気になっていることのひとつ。

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