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習慣の作り方


良い習慣を作りたいという人はたくさんいる。
しかし、新しく習慣を作るというのはとても難しい。

例えば、スマホ。長時間の使用は良くないと理解しつつも、ついついSNSを眺めてしまう、などなど。

そんなときに、意識してほしいのが「仕組みを作る」ということだ。なぜなら、人の意志とはとても脆いからだ。例えば、筋トレを習慣にしていこうとしているとする。そういうときに仕事で嫌なことがあった。何もする気がない。こうなると筋トレを続けようと思う人がどれだけいるだろう。だから、気分に左右されない仕組みを作ることが大切なのだ。

スマホならスクリーンタイムという機能がある。これは、ある決められた時間になるとアプリの使用を制限できる機能のことだ。これが、あれば自分の気分に関係なくスマホの利用を制限できる。仕組みを利用した習慣化だ。

さらに、バスケでよく話題に挙がる「声が出ない」という問題も、個人の問題ではなく仕組みの問題なのだ。この場合は仕組みというよりも環境という方が正しいかもしれない。声が出ないというチームは多い。バスケで声を出すというのはとても重要だ。特に、DFのときのヘルプの声、スクリーンボイスなどがなければDFが上手く機能しなくなる。しかし、声を出すことの必要性をコーチが伝えただけではなかなか定着しない。

もちろん、コーチが繰り返し伝えていくことが絶対的に必要だが、声を出す環境をコーチが作っていかなければならない。

例えば、コールネームパスという練習がある。対面パスの要領で片方が相手の名前を呼びながらパスを出す。相手は初めは背中を向けているので、呼ばれたら振り向いてパスをキャッチする。元々はコーディネーショントレーニングだが、この練習では声を出さないと練習にならない。

こういう風に声を出さないといけない仕組みや環境を整えてあげれば自然と子供たちは声を出すようになるのではないか。

そして、習慣についてもう1つ大事なことがある。それは、「66日」という数字だ。習慣化するのには、2ヶ月かかるということだ。結構長い。バスケの技術もそうだ。今うちのチームではシェービングをしているが、12月から始めたのでだいたい1月末までは継続しないと効果が出ないということになる。指導者としては焦ることもあるが、ゆっくり粘り強く積み重ねていきたい。

このnoteも毎日投稿を始めて17日目。まだまだ習慣化への道のりは長い。

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