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「我は生まれながらの将軍」と言った徳川家光とアンジュルム『アイノケダモノ』における佐々木莉佳子の三代目夏将軍襲名の可能性

アンジュルムの新曲『アイノケダモノ』のMVはあからさまに佐々木莉佳子が中心にいる。

「愛の獣」とは何ぞや?
それは佐々木莉佳子率いるアンジュルムのことで御座います。

と、アップフロントが明確に答えを出してきた意思表示のような構成が『アイノケダモノ』のMVからはヒシヒシと感じる。そこに全くの迷いもないし、恐れもない。いまや“偉大な”二代目リーダーとなった竹内朱莉が卒業後のアンジュルムは、竹内朱莉の卒業を待たずに安泰であることを全世界へと発信したMVが『アイノケダモノ』であると言っても過言ではないだろう。

僕は竹内朱莉が二代目アンジュルムリーダー襲名の際にこのようなnoteを書いた。二代目の苦労は多々あるだろうが、二代目こそがその後に続く組織を盤石にできる。長く続く組織作りの礎を竹内朱莉こそが築くと、なかば願望も込めて書いた。

あれから5年。まさにアンジュルムはハロプロ内でもアイドル界でも盤石の地位を確立した。そこには確実に竹内朱莉という稀代のリーダーが存在したからこそだった。偉大なカリスマ和田彩花の威光と呪縛を完全に振り払い、独自の個性で新しいアンジュルムを作り、育ててきた竹内朱莉の功績は末代まで語り継ぐべきべき物語だ。

しかし、それも2023年6月で幕が閉じる。じゃあ、次は?

「我は生まれながらの将軍である」

徳川三代目将軍・家光は秀忠死去のおりにそう放ったと言われている。初代家康は諸侯のチカラを借りて幕府を開いた。二代目秀忠は元々は諸大名と同じ立場から将軍となった。だが自分は違う。余は生まれながらに将軍であり、諸侯らとは格式が違うのだと明らかに一線を画すような発言をした。

しかし、それは家光が慢心しているからではなく、そこには死去する秀忠の意向もあったという。徳川は天下を取った。だが、まだ日が浅い。この時代を永遠のものとする為に、次の将軍が強く輝くことが必要だと秀忠は考えたのだろう。そして家光にはそれだけの才があった。

アンジュルム佐々木莉佳子は太陽のような存在だ。

誰もが莉佳子を目にすると虜になる。その圧倒的な陽のオーラに一瞬で恋に落ちる。それは莉佳子がスマイレージ3期メンバーとして加入した瞬間から今に至るまでずっと変わらず続いている。

アンジュルムには『夏将軍』という曲がある。

もともとは湘南乃風SHOCK EYEが初代リーダー和田彩花をイメージして提供した楽曲だ。

強くて 逞しくて 明るく 大きくて
いつでも皆を 導くように燃えてる
焦げるほどの季節の 真ん中で輝く
最強の夏将軍 さあ勝どきあげろ

『夏将軍』歌詞

『夏将軍』にはこのような歌詞がある。僕は夏の青空の下で聴くこの歌詞が大好きだ。和田彩花時代のロッキンでタオルを振りながら泣いた。本当にこの歌詞は和田彩花を体現していると感動に奮えた。だが、和田彩花卒業後、竹内朱莉時代に聴く『夏将軍』は不思議なことに「これは竹内朱莉を体現している」と心の底から感じる自分がいた。2022年のロッキンでタオルを振りながらステージ中央で満面の笑顔で君臨している竹内朱莉こそ夏将軍だとその場の誰もが思ったことだろう。

そして竹内朱莉が卒業した後に『夏将軍』を聴くとき、誰もがそこに佐々木莉佳子を思い描くことになるだろう。彼女こそ生まれながらの夏将軍だ。佐々木莉佳子は強くて、逞しくて、明るく、大きくていつでも皆を導くように燃えている。まさに『夏将軍』そのものだ。

『アイノケダモノ』のMVに君臨する佐々木莉佳子を観ていると、そう思わずにはいられない。

なんて言ってて、三代目リーダーは莉佳子じゃなくて川村文乃さんになる可能性もあるんだけど、その場合はマンガ『大奥』のように春日局が大奥から徳川幕府を統べた別の世界線が見られるんだろう。あくまで三代目夏将軍は佐々木莉佳子に変わりないが、実権はその奥で川村文乃が握って治めるアンジュルムというのも、それはそれで盤石なんじゃないだろうか。

ちなみにYouTubeの「リプレイ回数が最も多い部分」は3:43あたりの橋迫鈴ちゃん満を持してのセンターからの「れいら様ーーー!」部分だ。

間奏で橋迫鈴ちゃんがセンターに!
「れいら様ーーー!」

もしかしたら川村文乃も飛び越えて伊勢鈴蘭による独裁アンジュルム体制の時代、もしかしたら橋迫鈴率いる橋迫軍団がアンジュルムを乗っ取るなんて下克上があるかも、ね。


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