何もない部屋
そこは暗闇の空間だった
どうやら穴に足を滑らせたらしい
周りを見渡しても何も見えない誰もいない
思いっきり叫んでみたが、返ってくるのは自分の声だった
仕方なく歩いてみることにした
手探りで一歩一歩確かめるように歩いた
ドン!と鈍い音がした。何かにぶつかったようだ
それは、まるで人の様に見える何かだった
すると、それは突然しゃべりだした
お前は何も役に立たない。お前を誰も必要としていない
自己責任・・・何度も何度もリピートされた
頭が割れそうになった。そして、そのまま意識が遠くなっていった
そこは何もない部屋だった
真っ白で広く、とても静かで心地いい
そろそろ紅茶を飲む時間だろう。私はベットから身を起こした
それがずっと続く・・・繰り返し繰り返し永遠に
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