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メニエール病、その後。

メニエール病についての記事を基本的に公開しているのは同じ病気の方が参考にしてくだされば良いなという想いからです。一昨年の婦人科系の疾患ではネットで拾った体験記が参考になったし随分励まされました。あるいは自分への備忘録として。

さて、その後の経過について語ります。

12末くらいから年が明けて2月4日頃まで耳鳴りが静まり小康状態でした。このまま鎮静化かな?という期待も空しく2/5から再発。2/14夜、めまい。

耳鳴りは加齢などによる聴力の低下が原因で起こります。耳から届く空気の振動を蝸牛で電気信号に変え脳に送っているが、蝸牛は老化などで振動を信号に変えることができなくなってしまう。脳に信号が届くと音の選別や調整を行う視床という場所は、信号が低下している場合、脳が電気信号を受け取るように感度をあげるのだが、脳には様々な電気信号が飛び交っているため信号をノイズとして感知する(医師からいただいた資料参照)

加齢・・・老化・・・涙(あまり自分から使いたくない言葉だけどしょうがないよね)

理由がわからなかった時は、これから先ずっと耳鳴りに悩まされるのではないか?、メニエール病が悪化して難聴が進むのではないか?そしてその先は・・・など、ネガティブなことしか考えなくてのパニックだったので、その仕組みが理解出来た時、怖さが軽減したかな。

引っ越しの関係でお世話になる病院も変わりました。昨日、歩いて行ける病院にて初診を受けました。その耳鼻科はGoogleレビューにて高評価だったので近場で通うならそこと決めてました。医師の薬の処方が上手いとレビューに書かれていました。

本来は前の耳鼻科に紹介状を書いていただいた60kmほど離れた病院に通うつもりでいました。今までの経過がつながるからです。しかし昨日の朝からアレルギー性鼻炎のような症状が出たのですっかり弱気になって・・いざという時にすぐ行ける場所がいいのかなと思った次第。

それで今回の耳鼻科の医師が「右と左の差をできればなくしたいよね。」とおっしゃって今まで服用していたメニレット(利尿剤)ではなく漢方薬(大防風湯、二陳湯)その他処方いただきました。妙にその言葉が心に残り、私も前向きに頑張ろうという気持ちになれました。

「メニエール病に対する医師の哲学がそれぞれ違う。」とも、同医師談。

うん、それはすごくよくわかる。そして(残念ながら)あまり研究されてない病気かなとも思います。

副鼻腔炎も同時進行で治療してもらうことになりました。これも少なからず影響している気がしていました。一昨年の手術後くらいから調子がおかしかったので。

1月は引っ越しと父の逝去に伴う疲れとストレスが大いにあったと思います。そのことが2月5日以降に耳鳴りになって現れたのではないかと分析しています。今回一番感じたのは、一人の時間が少なかったことのストレスかな。いくら近しい間柄であっても同じ価値観を共有してはいないので話が合わない。そんな時間が多いほど心が疲弊する。耳鳴りやめまいが起こるときの前段階には対人とのコミュニケーションの疲れが必ずあるように思います。

心療内科も受診し発達障害の検査を受けたいです。前述のようにメニエール病は心の問題と深く相関関係があるような?その原因がもし発達障害にあるなら予防しやすくなる(=生きやすくなる)と思う。

私自身も現在進行形の身ではありますが、心の方からメニエール病を考えてみた方がいいのではないかなぁ、と思い至っています。特性に気づかずに自分が悪いと責めておられる方もいるかもしれません。私もASDの傾向を指摘されないうちは原因がわからずただ苦しさだけがありました。

もしかしたら個人の「個性」が社会と適応しないだけなのかもしれないのでまず自分を知ること、そして愛することからスタートしませんか。引っ越しもその作業の一環だったと今は思えます。










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