ホテルオークラ vs土井善晴先生

ここ数ヶ月スコーンを作るのにハマっている。
スコーンは大好きだけど、これまで本格的なものは自分で作ったことは無かった。
ホットケーキミックスでクマの顔のスコーンを数回作っただけ。
これもこれで美味しいけどちゃんとしたスコーン作りたいな〜！と調べていると、ホテルオークラのスコーンのレシピが公開されていた。

ホテルオークラ直伝のスコーンなんて美味しいに違いない！

スコーン | オークラだより | The Okura Tokyo | 公式サイト

レシピはこちら

スコーン
材料　(10人前)

強力粉…280g
ベーキングパウダー…大さじ1
バター…165g
砂糖…28g
ヨーグルト…83g
塩…ひとつまみ
卵…1/2個
牛乳…少々
卵黄…1/2個

ふむふむ。
砂糖とヨーグルトの中途半端な分量が引っかかる。
なぜ砂糖30gじゃダメなのか。ヨーグルトも80gでもいいんじゃないか。
面倒くさがりの私だが、これがホテルオークラこだわりなんだと思い、きっちり分量通りに量っていた。
さすが、ホテルオークラのレシピ。
めちゃくちゃ美味しい。

だけど今日は究極にめんどくさくなって砂糖30g、ヨーグルト80gで作ってみた。
ホテルオークラの料理人に怒られるかもしれない。
その時、私の中の土井善晴先生が

そんなん砂糖28gと30gの差の意味がわかる人だけキチンと量ればええんや。
ちゃんとしようとするから料理が嫌いになるんや。

私は土井先生に（そうだそうだ！）と賛同しキリのいい分量で作った。
土井先生がこんな事言うのかわからないけど。

ワクワクしながらスコーンが焼けるのを待つ。
だが、焼き上がりを食べてみると、いつもと何か違う。
これはこれで美味しいけど、いつもの方がふわっとしていて美味しさも上回っている。
レシピの差だけが原因じゃないかもだけど、他に要因が見付からない。

うーん、今回は土井先生よりもホテルオークラの言う事を聞くべきだったのか。
でも自分で食べるだけだし、これからもめんどくさくなったら心の中の土井先生に素直に従おうと思った。