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情景をひもとく

「いとエモし。」を次女に教えてもらって買うまで👇

届いた「いとエモし。」
ぱらぱらっとページをめくり、
自分の知っている話、好きな歌で
手がはたと止まります。

「しのぶれど」(拾遺集 平兼盛)
    隠していたつもりだけど、
    思いは漏れ出ていたらしい
    「恋をしておいでですね?」と
    言われてしまった

訳 potesakula

解釈はワタクシのものです。
今でいう「エモい」と私の中で認定された
大好きな和歌のうちの一首です。

気持ちを抑えている状況とか、
でも隠しきれないとか、
限られた文字数の中にいっぱい
物語が詰め込まれてる気がしているのです。

この本では
その物語部分をしっかり
「エモく」言語化されています。
「そんな気がする」なんてぼかさずに、
恋に思い悩む心がばれちゃった男子の心情をはっきりと・・!
情けないほどに落ち込む様子は決して突拍子もない意訳ではない。
すごく表現がうまいなぁ、って思ったの。

あー、紐解く・・、
エモとく??
行間を読むってこゆこと??
現代語に置き換えるだけじゃダメなのよ。

花鳥風月、目にするものに
なんとも言えない感情が沸く。
「をかし」も
「あはれ」も
一言で言ってしまえば
「なんかイイ」

でも、それらには
様々な思いや情景が付帯しているはずです。
「なんかイイ」では終わらせず、もっと
深い思いを自分なりに自分の言葉で掘り下げる必要があるんだな。
それは人の写真を見るときにも言えるんじゃないかな。

庭の山法師が色づいていた

「きゅん」とする素材は「今はむかし」と比べたら
私たちの時代は格段に増えています。
「きゅん」を逃さず、物語を広げ、写真にしたり文字に起こす。
「今日なになにをしました」だけでない
もう1歩「エモといた」写真や文章のあるnoteに出来たらな、と
この1冊を手にして思ったのでした。

お墓参りで出会ったトンボ
秋は影が伸びるから広がりを感じやすいです
あえての撮って出し
どんなレタッチも気に入らなかったの

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