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「ビジネスマンの能力の差」はこれまでの3〜4倍のスピードで残酷なまでに離れていくはず

間違いなく、「ビジネスマンとしての能力の差」は残酷なまでに顕著に離れていくとここ最近強烈に感じています。

背景としてはコロナが齎した「リモートワーク」です。

おそらくどの企業様も4月以降、緊急事態宣言が発令されてからリモート勤務を導入されていらっしゃると思います。導入する、と言うよりは導入せざるを得ない状況かと思っています。

僕 個人的には「対面」で仕事をしたほうが会社として成果が上がりやすいと思っているタイプです。リモート勤務について批判は特にないのですが、導入するにあたって従業員の「圧倒的な自立(自律)」が必要になります。従業員は自分自身を自立していると思っていることが多いと思うのですが、本質的に自立している人材は社内に2割もいれば良いほうでしょう。もちろんそれぞれの会社によってこの「2割」が5割だったり、0.5割だったり、会社それぞれかと思います。

そして、このブログを書いているのはReproの平田さんのツイートを見たからです。

スクリーンショット 2020-05-13 7.49.18

(平田さん、勝手に掲載してすみません。まずかったら削除します)

当社は、以前から「働く場所」については強く拘束はしておらず、自由に働くスタイルを取り入れておりました。ただ、「リモート勤務をしたいから」と言う理由だけでのリモート勤務については会社として了承はしてきませんでした。

やむを得ない理由でのリモート勤務については問題ないのですが、ただ「リモート勤務をしたい」という場合は、目的がリモート勤務になっているため、出社勤務よりもパフォーマンスが上がるわけがないと思っていたのです。そして100の仕事に対して100以上の期待値は越えないと、そう感じていたのです。

「いやいや、100に対して100の仕事をするから、その対価として給与を払ってもらっているんでしょ」

という意見はあるかもしれませんが、当社ではその思考性の方は採用していません。ベンチャー採用/転職のstandardをポテンシャライトに、というビジョンに共鳴し、ゼロからイチを常に生み出したい、という前のめりの方と一緒に働きたい、と思っているため、100に対して100以下は僕はビジネスマンとしては難しいと思っています。

今、リモート勤務を導入せざるを得ないこの状況下で何が起こってるかと言うと、概ね僕が懸念していたことが様々な企業で起こっているのではないか、ということです。

何かと言うと、リモート勤務をして出退勤時間の削減、無駄なコミニケーションの削減ができたのにもかかわらず社員のパフォーマンスは上がってこない。また、手持ち無沙汰な社員も一定数増えてきており、「自ら仕事を作り出す」ことができない。

逆に、これまで出社/リモート勤務関係なく主体的に、且つ実績を上げてきたメンバーは、リモート勤務になってからのほうが忙しそうにしている。

なぜならば、リモートになることによって捻出できた時間を、新しい業務にあてたり、自己研鑽に時間をあてて、且つ社内にアウトプットしている。そして主体的ではなかったメンバーは朝礼での発信は相変わらずない、という光景を皆さん見かけているのではないでしょうか?

何が言いたいかと言うと、ビジネスマンの能力はものすごい勢いで離れていくはずです。これまで同じ空間で「異なる思考性」、「仕事に対してのモチベーションの人材が混在する環境」で仕事をしてきたため、2対8の法則であれば「8」に属するメンバーは「2」に属するメンバーから自然とお尻を叩かれていました。自然と刺激を受けていたのです。「俺(私)もやらなくては」と。そして「8」に属するメンバーはお尻を叩かれることがなくなった(社内での刺激の喪失)が起きてしまったため、最低限の業務に取り組むだけで、それ以外の新しい業務、自己研鑽に時間をあてていない。

ものすごい差が今後生まれてくると思うのです。

少し話は変わりますが、アメリカって貧富の差がものすごいと思うんです。色々な見解があるのでしょうが(細かく調べているわけではないのでわかりません)、
それってアメリカが本土が大きく、リモート勤務が日本より進んでいる、そして人それぞれ働くモチベーションが大きく異なるため、ビジネスマンの能力の差が離れ続けて貧富の差が生まれてしまっているのでは?と勝手に個人的に考察しています。今の日本と近いですよね。

僕 個人的な話で恐縮ですが、直近数年間の中でここ1ヵ月が1番忙しい時期といえます。「環境」が変わることによってやるべきことが変わり、そして新しいく取り組むべきことがどんどんアイディアが生まれ、それをこれまでの業務にプラスして実行しています。そのためものすごく忙しく有意義に過ごすことができています。

もしこの文章を見ていただいている方で、2対8の中で「8」に入ってしまっている人については、強烈に危機感を感じるべきです。

 - リモート勤務になってからのほうが暇
 - 4/1〜5/12(昨日)までの間に会社に新しいことを1つも提案していない
 - 指示されたことだけ取り組んでいる
 - 3月以前と今の業務内容がほぼ変わっていない

上記で1つでも当てはまる方は本当にまずいと思うので、今日からでも意識を変えてください。
ただ、意識はすぐには変わらないので、荒治療が必要です。皆さんのこれまでビジネスマンとしてのスタンスをすぐに変えることはできません。本当に断固たる意思が必要になるはず。


会社創りにおいては間違いなく2対8の中で「8」に所属する人材を数多く作るべきです。そういった文化形成、マネジメントが必要になります。ただリモート勤務が始まってしまった「今」からその文化形成することは限りなく難しいです。

そのため、6月以降に緊急事態宣言が解除され、出社する時期が訪れるのであれば、まずやるべき事は業務のマネージメントではなく、社員の意識改革、そして文化形成である事は間違いありません。

自社の話で恐縮ですが、当社は設立してから3年間、大きく躓くことなくなんとか順調に会社を大きくすることができています(偉そうにすみません。)

ただ調子が良い時こそ、「文化」については強烈に意識してきました。

 - ゼロからイチを生み出せないメンバーはまずい
 - 100の期待値に対して120は超えていこう
 - とにかくスピード感。印象に残るスピードを。
 - 能力よりもチャレンジを賞賛する

などおそらく週に2〜3回くらいのペースで社内に言い続けています。現状ポテンシャライトのメンバーは他社様と比較して、2対8の、「2」側の割合は多いはずです、と信じたい。

当社が2020年4月、5月に掲げたスローガンは、2対8の8側へのメッセージです。2側については少し自分で見せれば自然とやるはず。8側は強烈なメッセージが必要ですし、「会社も変わっているからみんなも変わろう」という会社としての意思表示が必要。言葉(口頭)だけでは伝わらないので、スローガンという形でメッセージをメンバーに伝えました。


話を戻すと、何より重要なのは文化形成であって「強みは文化です」と言えるような会社を目指すべきかと個人的には思っています。


改めて言います。

今後、さらにビジネスマンの能力の差は残酷なまでに離れ続けていきます。そして、「今から頑張ろう」という人は生半可な気持ちでは難しいでしょう。荒治療をすべきですし、相当な意識改革が必要です。

では。

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今後も採用/人事系のアプトプットを続けていきます。
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