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カルチャーは"テキスト"よりも動画が最適!メンバーが出演する「Culture Movie」について

「カルチャーをより鮮明に伝えたく、"テキスト"以外の手法はあるのだろうか?」

という話題が社内で盛り上がり、僕自身もその点に悩んでいました。

前提として、「カルチャー」は企業それぞれ定義が異なるのではないかと思います。

ポテンシャライトのカルチャーの定義は下記の通りです 👇

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本ブログでは、この「カルチャー」を "テキスト" 以外でどのように伝えれば良いのかを考えた結果、たどり着いた結論を記載したいと思っています。

0.  "テキスト"の限界点

ポテンシャライトはカルチャーを強烈に重要視しており、下記のカルチャーを設定しています。

👆 こちらはポテンシャライトのカルチャーを文言化したBook になっています。こちらを用いて社内で浸透施策を打っています。「こんなカルチャーがあるのか」とご認識いただければ幸いです。

話を戻して、求職者様にカルチャーを伝えるときは、この資料を用いたり、実際に面談/面接で口頭で伝えたりしていました。ただ、面談/面接の時間内で全てのカルチャーを伝えるのは難しく、主には"テキスト"で伝達することが多かったです。ただ、入社前にこのカルチャーを正確に理解していただくことは難儀であり、そして 魅力的 に伝わっていないという課題がありました。なぜかと言うと、やはり 「カルチャー = 社風/雰囲気」 であり、"テキスト"だけではどうしても「空気感」が伝わらないと感じたからです。そのため、なにか打開策が必要だと考えておりました。


1. メルカリさんの動画との出会い

そんなことを考えていると、社内に下記の動画が共有されていました。


こちらの動画を見たときに「これだ!」と思いました。メルカリさんは著名企業様のため、メルカリさんの「バリュー」は何となく認知していました。ただ、このバリューがどういった意味合いで、社員がどのように捉えているのかなどは知る由もなく、何となくそのバリューの存在を知っているだけ、でした。

上記の動画をご覧になっていただけるとご理解いただけると思いますが、社員が各々意見を言い合っています。また、この動画に会社の代表は出ておらず、社員の方がお話ししていることに少々驚きました。

ポテンシャライトはカルチャーの文言化、浸透には自信を持っておりました。そのため、カルチャーを「社員に話してもらう動画」を撮影することによって、今僕が抱えている課題点を解決できる、そう考えたのです。

2. Culture Movieの動画撮影 概要

ポテンシャライトには「deploy driven」と言うカルチャーがあります。「まずやってみよう」という意味です。ということで、メルカリさんのバリュー動画に出会った日の週末に何名か社員を集めて、「Culture Movieを撮影しよう」と伝え、撮影を実施したのです。

せっかくなので、実施する際にメンバーに共有した実施要項を参考までに下記に載せておきます。

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3. Culture Movieの撮影

うまくいくか不安だったのですが、5名程度のチームを2つに分けて順番にカルチャーを語ってもらいました。特に台本は準備しておらず、メンバーそれぞれが、それぞれのカルチャーに対して自由に語ってもらう、と言う場を提供しました。

動画撮影の場は予想以上に順調に進みました。もちろん、年次が古いメンバーほど濃い話ができていた印象がありますが、メンバーそれぞれ好きなカルチャーがあるようで、好きなカルチャーを熱く語ってもらっていた認識があります。

1つのグループに対して1時間。そのため2つのグループで合計2時間の撮影を終えました。

4. Culture Movieの編集

前述した通り約2時間の撮影を終えて、これをぎゅっと凝縮した形で5分程度の動画を作りたいと思っていました。

この作業が予想以上に大変だったのですが、どのようにまとめたのかを下記したいと思います。

 4-1. 10のカルチャーごとにシーンを分類

2つのグループに分けて、5つずつカルチャーを語ってもらう予定でいたのですが、メンバーそれぞれ話したいカルチャーもあったようで、様々なカルチャーをパラレルに話してもらっていました。
そのためカルチャーを1つずつを並べる作業から開始しました。これは単純作業だったのでそこまで難しくなかったです。

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👆 編集画面。この時点ではすでに1時間の撮影を8分ほどに編集していますね。

 4-2. 動画に抽出するシーンの抽出

最終的に5分程度の動画を作りたかったので、この動画の説明を含む「導入」と「締め」のシーンが合計で1分だとして、その間のカルチャーを語る時間は4分程度となります。
つまり、240秒で10のカルチャーを話すとなると、1つのカルチャーあたり、24秒ほどになります。Culture Movie撮影において、1つのカルチャーあたり10分ほど話をしてもらっていたので、つまり600秒ほどのデータがありました。
600秒のデータの中から24秒を抽出する作業をしたのですが、これがそこそこ 骨が折れる業務でした。

ただ、僕は会社の代表としてメンバーそれぞれがどのような思いでカルチャーを捉えているのか、を知る良い機会になったので、すべてのシーンに耳を傾け、どのシーンがそのカルチャーを明瞭に表現できているのか、を見つける作業はワクワクする作業でもありました。

その結果、それぞれのカルチャーを15秒〜30秒ほどで編集することができました。

 4-3. すべてのカルチャーを1つの動画に統合

前項でそれぞれのカルチャーの「編集」を終えて、次は「統合」をする作業を実施しました。これは、カルチャーを並べていく作業になりますので、そこまで難しくはなかったです。

ただ、それぞれのカルチャーにおいてメンバーが語っている「熱量」の差が若干出てきたので、その調整を行いました。具体的には、それぞれのカルチャーに対しての意見をもう一度 別の意見と差し替えたり、少し音量調整したりなど、細かい調整を行いました。

その結果、Culture Movieが出来上がりました。

5. 実際に完成したCulture Movieの公開

皆様、お待たせいたしました。下記に公開いたしますのでご覧ください。

いかがでしたでしょうか?

社内のメンバーには好評で、個人的にもこのCulture Movieを作ってモヤモヤしていたことが解決できたのですごく良かったと感じています。

6. 実際にお客様(採用支援先企業)にこちらを見ていただいた

この動画自体完成したのは先週ですが、すでに僕らのお客様にはこちらをご覧いただいております。そこで、いくつかフィードバックをいただいたので、その内容もこちらに記載したいと思います。

 6-1. 「これ、山根さんが編集したのですか?」

はい、そうです。
これはMacBookにプレインストールされているiMovieを用いて編集しました。
もちろん僕は動画クリエイターではありませんし、レベルが高い動画作ることが難しいのですが、今回のレベル感の動画であれば割とスピーディーに作成することができます。現に、このCulture Movieも前述した工程を全て合わせて4時間程度で完成させていただいています。

 6-2. そんなにカルチャーをすらすら語れる社員がいないのですが…

これは、そもそもカルチャーを重要視してるかしてないかと言う、それこそ会社のカルチャーの根本的な話になりますね。

確かに、僕は個人的にこの動画が採用活動においてものすごいパワーを発揮すると思っているのですが、そもそも皆様が在籍する企業様が MVVC と呼ばれる、ミッション / ビジョン / バリュー / カルチャー を重要視してるかどうかが前提として重要になります。

そのため、そもそも論になってしまいますが、カルチャーの重要性に気づいてもらう、と言うステップが重要になるかと思っています。

詳細は下記をご参考に見ていただければと思います。

7. Culture Movieの活用方法

このCulture Movieをどのように活用するかを下記します。

 7-1. Entrance Bookへの転記

Entrance Bookとは、採用マーケティングコンテンツを整理したBookです。カジュアル面談前のフェーズで見ていただく際に最適なコンテンツとしています。

今回のCulture Movieは、カジュアル面談「前」に見ていただくにはややtoo muchな内容だと思っているので、Entrance Bookの最下段に配置しました。

 7-2. 2次面接前に見ていただく

1次面接を通過し、ある程度ポテンシャライトのことを熟知し始めている段階で、目に見えないカルチャーを知っていただくフェーズとしては適切と判断し、お送りしています。

Culture Movieを作成している企業はほぼ無いため、このフェーズで効果が大きくなると考えています。

 7-3. Wantedlyの「どうやっているのか?」への転記

ポテンシャライトは現状、採用媒体はWantedlyのみですが、求人媒体への転記をしています。Wantedlyでいうと「どうやっているのか」という部分に転記をすることによって、当社のカルチャーもご理解いただけるのではないかと思っています。

※もちろんWantedlyのこの部分に転記をしても、応募前/カジュアル面談前に確実に見ていただけるわけではないため、7-1 / 7-2の施策も同時に打っています。

 7-4. SNSを用いた拡散

まだ拡散前の状態ですが、割と拡散いただける類の動画だと思っています。このブログを軸に拡散をしていき、ポテンシャライトのことを知っていただくと同時に、このCulture Movieの存在も知っていただきたいと考えています。


最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
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