2021年はエージェント元年。ポテンシャライト エージェント事業の思想を策定しました!
こんにちは、スタートアップの採用/転職支援をしているポテンシャライト代表の山根です。
ポテンシャライトは現在、第5期目を迎えており、スタートアップ界隈の認知度もありがたいことながら上がってきた実感を持っております。現在事業を3つ持っているのですが、「HRインキュベート」という創業事業であり、ポテンシャライト=HRインキュベート事業という認知を世間に強く持たれています。
ただ、2021年から2つ目の事業体である「エージェント事業部」に力を入れています。この事業自体は2019年からスタートしていたのですが、本格的にドライブをかける意思決定をいたしました。
また、「ポテンシャライト」という法人として成し遂げたいことはMVV(Mission/Vision/Value)にまとめているのですが、
「エージェント事業としてポテンシャライトは何を成し遂げていきたいのか」
これは内部的に、というか山根の頭の中にはありましたが、外部的に発信ができているわけではなく、そして新しいメンバーに対して文言化してきちんと伝達ができていない部分もあり、この度「エージェント事業部」のMVVを作成しました。
一般的なエージェントとは少し角度が異なる方向性で作成しておりますので、ぜひご覧になっていただければと思います。
0. ポテンシャライトのエージェント事業部立ち上げ/強化をすると決めた背景
まず、ポテンシャライトは下記3つの事業が存在しています。
エージェントの事業概要は皆さんご存知の通りだと思いますが、HRインキュベートとエージェントの事業の目的は少し異なります。後者について説明したいと思います。
0-1. HRインキュベート事業"のみ"を行なっていたときのモヤモヤ
HRインキュベート事業は、スタートアップの「採用」支援を行っています。これまで250社様ほどの採用に携わって参りましたが、そのうち30名以下の企業様は半数以上で、いわゆるスタートアップフェーズの企業様とご一緒させていただいています。
このフェーズの企業様は、求める人物像も「スタートアップマインド」をお持ちの方をターゲットとすることが多く、これは僕らのお客様ほぼ全てに該当することが多いです。これ自体は何の問題は無いのですが、事業を行って2年半ほど経過したときに感じたのですが、
「日本はまだスタートアップ/ベンチャー企業を志望する人の比率が低い」
と明確に感じました。
僕らポテンシャライトの採用支援企業数が増えてきたからか、僕らのお客様(採用企業様)同士で、同じ求職者様に対して内定を提示することも散見されるようになりました。つまり「少ないパイ(求職者様)を奪い合うような状態」になってしまっているのではないかと。そう感じるようになったのです。
0-2. to Bだけでは解決しきれない。to Cのアクションが必要になる。
HRインキュベート事業部はいわゆるBtoBのビジネスです。スタートアップ「企業」に対しての事業。ただ、前述した通り、日本のスタートアップ/ベンチャー志向の比率が未だ低いことを解決しなければ日本のベンチャー企業を成長させようとすると頭打ちが出てきてしまうのではないか。もちろんポテンシャライトとしての売り上げは上がっていくかと思うのですが、これは本質的に問題解決ができないと感じるようになってきました。
そこで取り組むべきことはB to C。HR業界で言うと「求職者様側」へのアクションが必須であると感じたのです。
僕らが、シンプルな何にも特化をしていない採用支援企業であれば、これを思ってないかもしれません。なぜならば、需要と供給のバランスがマッチしている、そしてマンパワーが不足している業界にターゲットを定めれば、僕が今感じている問題に直面することはないからです。
ただ、スタートアップだからこそ、「日本」と言う単位で問題解決していかなければならないと感じており、まだ小規模な僕らの規模ではありますが、目の前に存在している「スタートアップに興味あるけれども、アクションが起こせていない」と言う方に一歩目を踏み出してほしい、と言う思いを持つようになりました。
0-3. to Cへのアクションを取るのであれば、やはりエージェント事業が適切であり必要
前述した通り、日本から「スタートアップを希望する比率を上げたい」そう考えたときに、少しずつ世の中を啓蒙していくためBtoC側にアクションを取るべく、エージェント事業を強化することを意思決定しています。
エージェント事業は基本的に1対1でキャリアカウンセリングをします。そして1人のキャリアカウンセラーが対応できる求職者様は40名程度。となると、1ヵ月で対応できる人数は必然的に決まってきます。そして12倍した人数が1年間で接することができる人数です。長い道のりになるでしょうが、このアクションを取らなければ日本はなかなか変わってこない、そう感じた上で平然と事業を推進することにしています。
そして、これまで記載してきた内容を社内外に置いて発信していきたい、それらの内容が今日のブログのメインになっています。
1. エージェント事業部のMVV、改め「MBIS」について
エージェント事業部単体としての、MVVの策定をしようと当初考えていました。ただ、MVVにこだわらなくても良いのではないかと感じていました。ポテンシャライトにはMVが存在しているし、エージェント事業で成し遂げたい事と会社のMVVが1本の線につながることだけは意識し、それを表現できる「何か」を生み出そうと考えていたのです。
そこで誕生したのがMBISと言う概念です。
一つ一つ説明します。
1-1. M=Mission
これは皆さんなじみがあるであろうMission、つまり思想のことです。エージェント事業部が目指す世界観、存在を表現しています。
1-2. B=Brand slogan
この項目が最もこだわった箇所です。
複数の事業体を持つ企業は、各事業/プロダクト/商品をやや独立させてブランディングをすることが多いかと思います。ポテンシャライトもメインの事業とエージェント事業は遠目から見ると近しい事業になりますが、少し取り組む内容が異なります。
そのため、VisionではなくValueでもなくポテンシャライトのエージェントとしての「ブランド」を確立させ、スローガンを打ち出した方が社内外において良いのではないかと、そう感じたのです。
ただ、Brand sloganとは何か?と言われると、正確に説明できる方も少ないかと思います。僕は下記にて定義をしています。
Brand sloganとは:
ポテンシャライトのエージェントのMissionなどの思想全般を端的に表現したキャッチコピー
社外に対しても、もちろんそうですし社内メンバーがこのBrand sloganを好きになってほしい、口ずさんでほしい、そんな思いも込めて決めています。
1-3. Inner gole
これは社内的な目標を指します。
お客様(採用企業/求職者様)に対しては強く明言することはしないかと思いますが、社内においてはこういったゴールを目指していこう、と認識してもらうために策定をしています。
1-4. Service policy
内容は文字通りですが、ポテンシャライトのエージェント事業部におけるサービスを行うにあたって、ポリシーをいくつか策定しています。
業界経験がある方であればご理解いただけるかと思いますが、エージェントサービスは「思想」と「利益」のバランスが難しいです。特にHR業界は目標管理文化が浸透しており、数字に対しても厳しく管理されます。これ自体は全く悪いことでは無いですし、経営者である僕にとっても賛成ではあるのですが、ポテンシャライトのエージェント事業部が目指すべき世界観から逆算したときに、そのサービスを行うにあたってのポリシーは明確にしておくべき必要があります。
メンバーが意思決定に迷わぬよう、ポリシーを策定させていただきました。
2. MBISの発表
前置きが長くなりましたが、MBISの発表ができればと思います。
2-1. Mission
2-2. Sub Mission
上記で説明をしていなかったのですが、メインとなるMissionの他に「Sub Mission」を設定しています。ポテンシャライトは「自社」が成し遂げていきたい世界観の他に「業界」に対してどのような影響を与えたいのか?という軸も大事にしています。下記をご覧ください。
2-3. Brand Slogan
2-4. Inner Goal
※下記はMBISの資料になりますので、全体感をご覧になりたい方は下記speaker deckよりご確認ください。
最後に
皆さんいかがでしたでしょうか。今回はポテンシャライトのエージェント事業についての思想を中心に記載しました。
自分たちが描いている世界観の達成に向けて精進してまいりますので、引き続きよろしくお願い致します。
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