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実は最も大事な魅力項目である「person / culture / Value / Policy 」の違いについて

「エンジニアさんが転職先企業に最も重要視する項目は "人(peoson)" というデータがあると思うのですが、人の集合体ってチームであり会社ですよね」

ここ最近、こんな会話がありました。

後々、当社メンバーから「人(person)」についてのブログがリリースされるのですが、そのブログの内容を端的に説明すると、

・ある媒体に登録をしているエンジニアが「最も重要視していること」を「一緒に働く人」を選ぶ比率が最も高かった。
・会社の魅力は、6P+CGM+tech で分類できます。そのうちの1つに「person」がある。これは文字通り「人」であって、前述した「一緒に働く人」と同意。
・であれば、社員インタビューの掲載は必須ですし、社員インタビュー以外で粒度細かくpersonについてアウトプットすべきである。

という内容です。

ただ、そこで気づいたのです。

その「人」が複数集まると「チーム」となるため、チームの概要や特徴も同時にアウトプットしたほうが良いのではないか。むしろ必須ではないかと感じました。

本ブログでは「人(person)」の域を超えた内容について書きたいと思います。

※本ブログでは、これ以降 「人」を「person」と呼ぶことにします。


0. person を最も選んだというデータのご紹介

冒頭に記載しましたが、エンジニアさんは転職先に最も重要視する項目を「person」としています。その詳しいデータを下記に貼り付けます。

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ご覧になった通り、圧倒的に数値が大きいです。つまり、僅差で1番なのではなく、圧倒的なのです。ここまで差が開いているとは僕も思いもしませんでした。

もし僅差であれば、「これ(person)以外」の項目に言及をしようかと思ったのですが、ここまで差が開くと、「person」について深掘りをしたほうが良いという背景でこのブログを書いています。


1. personが生み出すカルチャーについて

これまでに言及している「person」と言うのは、「個」を意味しています。ただ、企業に就職をすると、たくさんの方々とお仕事をすることになります。「person」を重要視するというデータがあることは事実ですが、たくさんの方々、つまりその企業の多くの社員と接するため、その企業(「チーム」と定義しましょう)のそもそものカルチャー(本ブログでは「culture」と呼びます)も重要視すべきと考えました。

つまり、cultureを文言化することは、即ち「person」を重要視する求職者様にもプラスの影響があることを認識したのです。

ただ、「culture」という言葉は人それぞれ解釈が異なります。culture=文化?社風? とイメージされる方が多いですが、ポテンシャライトは下記にて定義しています。

cultureとは:
 - これまでに醸成された「今」の姿
 - 現在の状態

詳しくは下記ブログにございますが、

ブログの内容を端的に説明すると、

・当社の「ノウハウ」「実績」は結果的に生み出ているものであり、なぜスピーディーに生み出せているかと言うと「culture」が起因しているのではないか、という気づきがあった。
・cultureは「これまでの御社の “歩み” が作り出したもの」になるので、数ヶ月で構築できるものではない。
・「ノウハウ」は他社に転用されたとしても、「culture」を転用することはできない。

というような内容です。

personの集合体であるチームが、ミッション/ビジョンの達成のために、行動指針である「バリュー」を追い求めた結果 醸成された「culture」は間違いなく重要であると思っています。

あれ、「バリューについても重要なのではないか?」とここで感じました。バリューについても見て参りましょう(本ブログでは、これ以降 バリューのことを「Value」と記載します)


2. personが行動の「指針」とすべきValueについて

前項でcultureの話をしました。Value と culture の違いを説明します。

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上記の通り、Valueは「理想」の状態を指しており、「今」の状態を表現しているわけでは無いのです。

皆さん少し考えてみてください。

皆さんが掲げている「Value」を全メンバーが高いレベルで体現していたとしたら、おそらく既に最強の会社になっているのではないでしょうか?なぜならば、Valueはミッション/ビジョンを達成するための「行動指針」であるからです。

繰り返しになりますが、Valueは「Mission/Vision」を達成するために必要な「行動指針」です。
そのため、全社員がValueを体現できていたとしたら、その企業は爆発的に成長をしています。つまり、Valueは体現難易度が高い項目が設定されていることが正の状態だとポテンシャライトは感じています。一方でcultureは「今」のため、入社してから間もない社員も体現ができている(できやすい)項目を設定すべきだと考えています。

本ブログの本題である「person」は、選考企業に対して「Value」と「culture」の両者を知っておくべきなのか。

その答えは自信を持って「Yes」です。

なぜかというと、

Value :理想 / 行動指針
culture:今 / 雰囲気

と定義される場合、もしあなたが新しい企業(チーム)に所属する場合、知っておきたいと思うのは普通のことだと思います。

「今」の雰囲気も知っておきたいでしょうし、「理想」としている行動指針も知っておきたい。つまり現状と目標と表現するとわかりやすいかもしれません。

このブログを読んでいただいている方が、どのような仕事をされていらっしゃるかはさておいて、

皆さん「目標」を持って仕事をしたことがあるかと思います。その目標が定量的か定性的かは別として、目標を達成するためには「現状との差分」を明瞭にするかと思います。

ここで言うValueを「理想」と定義すると「目標」に近しいです。
そしてcultureを「今」と定義すると「現状」に近しいです。

つまり、あなたがある企業にジョインをするにあたり、「目指すべき目標」と「現在位置」は知っておきたい、と考えるのは割と当たり前なことであると思います。
ただ、それが定性的な「Value/culture」という話になると、じっくり確認をせずに入社をしてしまう、という方が多すぎるのかなと感じているのです。

話を戻して、本ブログの冒頭に「personが重要」という話をしました。
そのpersonの集合体が「チーム」であって、そのチームの「今」と「理想」を入社前に知っておくべき必要がありますし、

採用活動においてはこれら(Valueとculture)を発信する必然性はあると思うのです。


3. personがチームで守るべきルール policyについて

Value は「理想/行動指針」、culture は「今/雰囲気」と説明いたしました。

転職活動時に、入社検討企業に対してこの2つの項目は可能な限り確認した方が良い事はご理解いただけたかと思います。

ただ、行動指針と雰囲気以外にも、確認した方が良い事は存在します。

それはポリシー(本ブログではポリシーを「Policy」と呼びます)です。

Policy とは、

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「Policy」とGoogleで検索をすると別の意味が出てくるかと思うのですが、今回Policy という言葉を用いてアプローチをしたいのは「人事」「組織」に関する事項になりますので、Policy=価値観と設定します。価値観と設定すると話が非常にスムーズに進むのです。

前述したValue は「行動」に寄せた指針(価値観)が表現されており、ただ「行動」以外にも、チームの価値観は多数存在します。また、Policyと言う言葉のイメージとして、「政策」と認識される方もいらっしゃるかもしれません。ただ僕が今このブログでPolicyと表現しているのは、「価値観」に比べてもう少し「固い」ものを表現したく、どちらかと言うと「ルール」に近しいです。

どんな組織にもルールが存在しており、そのルールが厳しいか緩いかによってその組織の「内面」も感じることができます。また、ルールがない会社もあるかと思います。ルールがない場合は、その企業は自社の在り方をまだ決めかねているかもしれません。

Policyについては抽象度が高いため、当社のPolicyを事例としてご覧ください。

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こちらは、ポテンシャライトが定義しているPolicyの一部です。
当社では選考中にこのPolicyを求職者様に公開してるのですが、割と評判が良いです。この類の情報を公開している企業が少ないと言う背景もあるかと思うのですが、割と赤裸々に書いていますし、組織が重要視している内容をご理解いただけているのではないかなと思います。

補足をすると、
このPolicyと言うのは、会社の経営層からメンバーに対して約束をしている内容、と表現しても認識としては近いかもしれません。Policy 自体を、全社員で決める必要は個人的にはないと思っています。なぜならば、その業務をしているメンバーの範囲が限定的であり、かつ経営層がその業務を最も実施していることも多いからです。


4. 話の整理

これまで記載した話は、皆さん何となくご理解いただけたかと思うのですが、もう少し話を整理してみましょう。下記をご覧ください。

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最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
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