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[新ノウハウ] 面談/面接後のフィードバックスタンダードである「音声フィードバック」のススメ

「ポテンシャライトの選考におけるフィードバックの濃さには感動しました」

当社に入社を決めたメンバーから、よくいただくフィードバックです。

ポテンシャライトは、採用ポリシーとして下記があります。

「採用活動は真摯な姿勢で向き合う」

そのため、合格でも不合格でもフィードバックはきちんと実施しているつもりです。

今回は、多数の方からご評価いただいているその「選考フィードバック」の一部を公開するとともに、そのフィードバックをさらに感動的なレベルにすることができるのではないか、という背景で生まれた「音声フィードバック」について書きたいと思います。

0. ポテンシャライトの選考フィードバックのご紹介

どのようなフィードバックをしているか「説明」するよりも、いくつか内容(事例)を見ていただいた方がイメージがつくと思いますので、3つ事例をご紹介したいと思います。

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文量としてはこれくらいが平均になるかと思います。

フィードバックで僕が意識しているのは「率直性」です。とにかく思ったことを誠実に、相手をリスペクトをして伝えること。伝えにくいこともあるかもしれませんが、入社してからのミスマッチが双方にとって最も好ましくないため、ある程度スパイシーな内容も含まれていますが、こんな感じの内容です。


1. 選考フィードバックについて、メンバーからの感想

冒頭に記載した通り、これらのフィードバックは求職者様(今となっては当社の社員ですが)からの評判は非常に良く、入社してからも話題に出ることが多いです。半ば笑い話として話題になることが多いですが、良い思い出にはなっているみたいです。

フィードバックを受けた直後が最も感情が動くようで、どのように感情が動いているか聞いてみました。

例えば、

「この文量のフィードバックをいただいた事はなかったし、何より良い点も、悪い点も率直に書いてあったのがよかった」
「フィードバック内容にテンプレート感がないし、自分に対して真摯に向き合ってくれている姿勢を感じた」
「山根さんが自分に対してどのような感情だったのか、口頭で話してくれているような、そんなフィードバックだと感じた


!!


「口頭で話してくれているような」という内容にビビっときたのですが、確かにテキストでのフィードバックは、それはそれで嬉しいかと思うのですが、テキストと比較して、口頭のフィードバックのほうが嬉しいかもしれません。僕が当事者だとすると、メール/メッセージでテキストで書いてあるよりも、面接官のボイスメッセージの方が、頂いたときに嬉しいのではないか、感情が動くのではないか、そう感じたのです。

また、日本の産業市場において、フィードバックを音声で送っている企業様の事例は僕の知る限りなく、音声フィードバックを作成することにより、新しい価値観も提供できると思ったのです。

2. 音声フィードバックの誕生

よし、やってみよう、と言うことでポテンシャライトの自社採用において音声フィードバックを早速試してみました。

当社の音声フィードバック施策のタイミングを見計らっていたかのように、スラックの音声送信機能がリリースされていました。

これはものすごく使いやすいなと思い、僕の方で面談/面接をした求職者様に社内Slackで音声を録音してみました。

内容としては、

・本日の御礼
・面接の話を聞いていただいて、ワクワクしているのであればポテンシャライトがマッチしている、と言う事
・求職者様に対して良いと思った点
・次回選考ではこんなことを聞くよ
・次回の面接官

内容としては上記の通りです。

尺としては3分としているのですが、特に強い意味合いはなく、スラックの音声送信の上限時間が3分経ったため、3分で話をしてみよう、とトライしてみると、ちょうど良い長さかなと思ったためです。

3. 音声フィードバックの運用の仕方

音声を録音できたら、求職者様にそれをすぐ送ります。

音声データはもちろん自分のSlackやPCにデータとして保存されるため、このデータをどのようにお送りすれば良いか、と考えた結果、音声を「URL (Web)」に変換し、お送りすることにしています。

あらゆる求人サイト、SNS経由で求職者様とやりとりをしているため、データで送信をすると「ダウンロード」をする必要があり、求職者様にとってベストな手法ではありません。そのため前述した通り「URL (Web)」に変換をしてお送りすることがベストかなと判断し、そのような運用しています。


4. フィードバックの体験を比較してみる

一般的には「テキスト」のフィードバックが99%程度の割合かと思うのですが、「音声」フィードバックの誕生により、他にもあらゆるフィードバック手法があるのではないかと思い、あらゆるフィードバック体験を比較してみました。

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フィードバックの手法としては「テキスト」「音声」「動画」「電話」「対面」があるかと思います。前者3つは「作成後⇒送信」で、後者2つは「リアルタイム」での伝達になるかと思います。そのためカテゴリが異なりますね。

またそれぞれのフィードバック手法(横軸(ピンク部分)) を、特徴別に分けてみました(上記における緑色の部分)。それぞれ説明いたします。

 4-1. 手軽さ(工数)

全員の求職者様に、毎回の面談/面接において全てフィードバックを丁寧にお送りすることは、かなりの時間がかかってしまう事はご認識いただけているかと思います。
一人ひとりの求職者様に真摯に対応することを前提として、できるだけ工数がかからないような運用にする事は皆さん望んでいらっしゃるかと思います。そのため、フィードバックにおいて「手軽さ(工数)」は重要であり、その比較をしています。
本ブログは「音声フィードバック」の内容になるため、ピックアップして説明すると、結論としては「ものすごく手軽」です。テキストのフィードバックよりも圧倒的に楽で、フィードバック時間は3分以上かからないため(3分に収めているので)、テキストで書くよりも僕は楽に送信できています。もちろん短文のテキストであれば、音声よりも楽かと思うのですがそれだと熱量が伝わらなかったり、分かりづらかったりするかと思うので、音声はこの項目においては適切だと考えています。

 4-2. 伝わりやすさ

フィードバックは詳しく記載しないと伝わりづらいかと思います。選考のフィードバックのみならず、日々のフィードバックを仲間たちからもらう際に、「この文章の意味、よくわからないんだけれど」と感じたことがある人はほぼ全員なのではないでしょうか。

フィードバックをお送りするのは当たり前のようにテキストで実施されるケースが多いですが、「伝わりやすさ」と言う点において、音声はテキストよりも優れています。なぜならば、まず文字数が多いです。ご存知かもしれませんが1分間で話すことができる文字数は400字程度と言われていて、3分であれば1200字。Googleドキュメントで言うと、文字ポイント10で記載したときに、約1ページ分になります(余白/改行などがあった場合)。つまり充実した文量になる、と言う意味です。

 4-3. 熱量

フィードバックは熱量が含まれていると効果は倍増するかと思います。熱量と言っても、さまざまな種類があるかと思いますが、本件においては「感情」と同意と捉えています。
これまでスタンダードだったテキストのフィードバックでは、感情を乗せることはやや難しいかと思います。テキストで伝わることの限界値があります。ただ、音声や動画であればある程度の感情を乗せることができ、効果もその分上がります。
また、電話や対面についても感情は伝わりやすいため、リアルタイムで時間を確保できる場合はもちろんリアルタイムが良いかと思います。

 4-4. フェーズ

選考フェーズです。つまり、どの選考フェーズでどのような粒度のフィードバックを伝えるのかは重要かと思います。
例えば、カジュアル面談後のフィードバックと1次面接や2次面接後のフィードバックは内容が異なるかと思いますし、内定中の求職者様にはフィードバックというよりも、熱いメッセージが必要かもしれない。
そのため、選考フェーズによって目的や内容、効果も柔軟に変更すると良いかと思います。

最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
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