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よくよく考えると「石の上にも○○年」なのではないか。

「石の上にも3年」

初めて聞いたのはおそらく小学生くらいの時だったと思うのですが、当時はこの言葉の大事さを本質的に理解することができなかったです。ただ、この言葉の意味を最近少しずつ理解できたなと思っています。

僕は今35歳で、22歳の頃からHR業界で仕事をしています。正直、24歳くらいの頃に「人材紹介の仕事はそこそこ覚えられたから、別のことにチャレンジするタイミングなのではないか」と思っていたりしました。

ただ、26歳の頃に1度目の独立をして(僕は代表ではありませんでしたが)、新卒入社をしたときのギネスの数倍の実績を出すことができ、限界値を突破。28歳の頃にさらに限界値を突破することができ、さらにHR業界における経験値を得ることができました。

さすがにこのあたりのタイミングで、「それなりの位置までには来れたので、もうこれより先の景色はなかなか見れないのではないか」と感じ始めたのを今でも覚えています。

そして30歳のときに2回目の独立。今回は自分が代表としてのチャレンジでした。これまでとは全く異なるプレッシャーを感じ、全く異なる景色を見ることができ、かつ事業体の変更、顧客ターゲットの限定など、さらに成長率を上げられたと思っています。

現在は35歳になっていますが、1年1年、発見の連続で、経験/知識の底が見えないくらい新しいことができている、そう感じています。

話を本題に戻します。

「石の上にも3年」という言葉について。

何事も3年はやり続けよう、という意味と解釈をしておりますが、本当にその通りだなと思う一方で、3年間で見えることには限りがあります。

もちろん、その仕事を追求していく姿勢がないのであれば、3年で辞めてしまうのは問題ないかと思うのですが、3年間で見えることと、5年間で見えること、10年間で見えることは全く異なります。

どんな仕事でも半年ほど続けていれば、ある程度の「理解」をすることができます。

ただ、その「理解」はロールプレイングゲームでいう「レベル3」くらいです。つまり、「レベル99」がMaxあれば、能力値は「3%くらい」のイメージ。

ただ、「自分ができる」と錯覚してしまい、別の環境にチャレンジをする、そういった方も多いかと思います。このチャレンジ自体はポジティブであれば否定はしませんが、経験を積める環境ですあれば、長く仕事を続けたほうがよいと思っています。

繰り返しになりますが、僕はHR業界で14年仕事をしました。1年1年、どんなことを学んだか鮮明に覚えています。かつ仕事の内容ややり方を変化し続け、年々できることが増えてきたので、この界隈においてはものすごく自信がついています。

皆さん、「1万時間の法則」はご存知でしょうか?

「1万時間の法則」とは:
ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというもの

これには僕も共感しており、1万時間をかけるにあたり、様々な景色を見ることができます。ただ、これに共感できる人はおそらく10年以上同じ仕事をし続けた人でないと見えない景色なんだろうなと思っています。

本日のブログのタイトルに「石の上にも○○年」と記載しましたが、3年ではなくそれ以上経験をすると他の景色が見えます。且つ数ヶ月、1年程度で仕事ができると思うのはもったいないことです。

特にHR業界(事業会社の人事は含まない)は離職率が高く、別の業界や人事に転職する方がほとんどです。そのため、当社(ポテンシャライト)で長い時間をかけて経験値を上げることによって見える景色の解像度を上げていかなければ、と思った朝でした。

今日はポエムみたいなブログでしたが、今週1週間も皆さんがんばりましょう。

※実は当社ポテンシャライトが2月が決算月です。あと1週間で第4期が終了になりますので最後まで突っ走りたいと思っています。

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