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ミッション/ビジョンの理解/浸透ワークを経て感じたこと

当社ポテンシャライトでは、Employee Experience(以下、EXと記載)を高めるために、各メンバーにEXの項目ごとに担当を担ってもらい、それぞれ動いてもらっています。

EXとは?という部分については下記をご覧いただければと思います。

EXの最上位項目は「ミッション/ビジョンの理解/浸透」と、当社では伝えています。理由はすべての人事活動のみならず経営/事業活動はミッション/ビジョンが紐付いていると思っているからです。

ただ、ミッション/ビジョンは抽象度が高いが故に、全社員に理解/浸透させるのは難易度が高い項目の1つです。本ブログでは、EXにおける、ミッション/ビジョンの理解/浸透をさせるために実施した最終ワークで気づいたことを記載したいと思います。


0. (前提)EXの項目

先ほど記載をしたブログに詳細の説明がございますが、当社はEXを12の項目に分けています。

1. MVの理解/共感
2. VC(バリュー/カルチャー)の理解/浸透
3. ペルソナ(求める人物像/採用基準)の理解
4. エントリーマネージメント
5. 入社オンボーディング
6. マネージメント
7. カルチャー
8. 目標管理
9. 人事制度
10. キャリア成長/教育機会
11. 福利厚生
12. オフィス環境 / 業務ツール

なぜこれらの項目に分けたかの詳細の説明は割愛しますが、端的に申し上げますと、EX(≒人事組織型)は下記の項目で構成されていると当社が結論を出しているからです。

上記のスライドの中で最も最上位概念は「MVVC-P」と記載しておりますが、これはミッション/ビジョン/バリュー/カルチャー-ペルソナを指しています。

混同されがちな概念なので、上記をご覧いただけると良いかと思います。また、こちらもご覧いただけるとバリューとカルチャーの違いをご理解いただけるかと思います。

つまり、

ミッションとビジョンを達成するために必要な「行動指針」としてバリューを意識し続けた結果、会社に浸透している雰囲気がカルチャー

と、ご理解いただければ幸いです。


1. ミッション/ビジョンへの理解/浸透について

なぜ、ミッション/ビジョンの理解/浸透が重要なのか、という問いについては本ブログの主題ではないため割愛したいと思います(現時点でミッション/ビジョンの重要性を感じていない方は本ブログを読み進めても、あまり得られる事は多くないかもしれません)。

また、当社のEXの各項目の施策については2022年7月から開始しており、3ヶ月をかけて下記の具体的なアクションを実施して参りました。

[第1回 ワーク]
ミッション/ビジョンを理解してもらうために、設立背景やミッション/ビジョンが完成した背景を山根から詳しく説明

[第2回 ワーク]
各メンバーが当社のミッション/ビジョンの具体的にどの部分に共感しているのかを明瞭化する

[第3回 ワーク]
各メンバーがこれまでに起こしたアクションの中で、ミッション/ビジョンに当てはまるアクションを明瞭化する

この3つのワークを、全メンバーの時間を1時間ずつ押さえて、実施して参りました。

少し話はずれますが、今回のEXのミッション/ビジョンの理解/浸透について担当したメンバーは、和佐田さんです。おそらく近い将来、このミッション/ビジョンの理解/浸透の全容を明かすブログを書いてくれるかと思います。

本ブログでは、これ以降記載するミッション/ビジョンの理解/浸透ワークの最終回について感じたことを主に記載したいと思います。


2. ミッション/ビジョンの理解/浸透ワークの最終回について

前項で説明した3つのワークを経て、ミッション/ビジョンの理解/浸透の最終枠は、下記を実施しました。

おそらく20代後半(?)以上の方はピンとくるかと思いますが、ドラゴンボールで有名なあの天下一武道会です。

上記の通り、メンバーを6つのチームに分け、ミッション/ビジョンに当てはまる事例をお話しいただきます。その事例がミッション/ビジョンに当てはまっている度合いを参加している全メンバーで評価し、勝敗を決する。そして優勝チームを決めよう、というワークです。

ただ勘違いしていただきたくないのは、優勝チームを決めるためにこのワークを実施しているわけではありません。

ミッション/ビジョンの理解/浸透を猛烈に高めるために重要なのは、

数多くのミッション/ビジョンに当てはまる事例を、全メンバーが同じタイミングで聞き、そして同じタイミングで評価をする。これを集中して繰り返すことによって、具体的にどのようなアクションがミッション/ビジョンに当てはまっているのかをメンバーで共有することができます。

こういった事例の共有の際に注意しなくてはならないのは、

「すごくグッドアクションではあるのだが、ミッション/ビジョンに当てはまっている事例ではない」

ということ。グッド「アクション」の共有は、どちらかというと「バリュー/カルチャー」の事例として共有をした方が良いです(ただ、グッドアクションとは言っても、そのアクションが設定しているバリュー/カルチャーに沿っているかどうかも重要ですが)。

話を戻しますが、今回のワークでは、全メンバーに参加してもらい、所要時間1時間の中で合計27回の事例共有が試されました。

ちなみに蛇足ですが、担当の和佐田さんが作成した当日の資料の一部をご紹介します。


3.(補足)ミッション/ビジョンに沿った事例の共有について思うこと

本ブログをお読みいただいている方は、こんな疑問が生まれるかもしれません。

「バリューやカルチャーに沿った事例は共有しやすいかと思うのだが、ミッション/ビジョンに沿った事例の共有はどのような角度で話をすれば良いのか?なぜならば、バリューやカルチャーは「行動」や「マインド」がベースとなっているため、具体的な事例がわかりやすい。一方で、ミッションは「なぜやっているのか(思想)」、ビジョンは「どこへ向かうのか(ゴール)」なため、思想とゴールに沿った事例とは…?」

確かにおっしゃる通りです。1つ補足をすると、当社はミッション/ビジョンについて下記のような補足説明をするスライドを作っています。

ミッションとビジョンについての詳細を記載することによって、事例共有をしていただく際に、話しやすいようにしています。詳しくは次項をご覧ください。


4.本ワークを実施してみての気づき

前項で記載しましたが、バリュー/カルチャーの事例共有と比較して、ミッション/ビジョンについての事例共有をする以上、やり方を明瞭にしないと少々ズレが発生する事に気づきました。下記に詳細を記載します。

 4-1. ミッション/ビジョンのどの部分に該当する事例なのか?
前項に記載しましたが、ミッション/ビジョンのどの部分に該当をするのかは明瞭に話していただくと良いかと思いました。本ブログで何度も記載をしていますが、ミッションは思想、ビジョンはゴールと定義すると、思想やゴールに沿う事例とは?となってしまうかもしれませんが、
ミッション/ビジョンの詳細、特にこのミッション/ビションに至った背景などを知ることによって、その背景に言及できる事例も出てくるはずです。

 4-2. これまでの事実のみを話すパターン
ミッション/ビジョンは未来に達成したい類です。ただ、これまでの軌跡の中で、ミッション/ビジョンを達成するために手ごたえを感じた事例もあるかと思います。過去から現在に至るまでに手ごたえを感じた「事実」というか事例についての発信はグッドかと思うのですが、ここで重要なのはそのグッドな事実/事例を成し遂げることができた背景やメンバーの心の動き、そして顧客に具体的などのような変容があったのか、などを合わせて話をしてもらえるとすごく良いと気づきました。

 4-3. その話の大きさ(実績)
ミッション/ビジョンの事例をお話しいただく際に、過去/現在/未来の話で分類はできますが、その話の大きさ(特に実績)は明瞭にお話しいただけると良いかと思います。例えば、過去から現在までをピックアップした事例であれば、そこで得られた実績をお話しいただけるとミッション/ビジョン達成のための軌跡の中で、どの程度のインパクトがあったのかを理解することができると思います。


最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
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