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ポテンシャライトが採用広報を追求し続けた結果、「採用広報4.0」にたどり着いた
「採用広報」
この言葉がトレンドワードになったのは2017年の頃でしょうか。メドレーさん、マネーフォワードさんを中心にWantedlyを用いて採用インタビューを公開する企業が増えていきました。
採用広報の歴史は上の図の通りです。2010年くらいに採用HPが台頭し、2016年にメドレーさん、マネーフォワードさんが中心に採用広報の界を圧巻し、2018年にチープな採用広報が増え、2019年になんと300万円もの金額を採用広報にかける企業が出てきて、2020年に戦略的に採用広報をしなくてはならないですよ、という記事を書きました。
参考までに↓ ※2020年4月の記事ですね。
2020年4月に上記をアウトプットしてから半年経って、ポテンシャライトの採用広報ノウハウがアップデートされました。今回はアップデートされた内容について書きたいと思います。
1. 採用広報 手順
まず採用広報の手順のおさらいです。
採用広報をしよう!となったタイミングで、「何を書こうか」となることが多いですが、その前にやるべきことがあります。簡単にご紹介いたしますね。
1-1. ペルソナ設定
まず「誰に」対してメッセージングなのかを定義しなくてはなりません。ペルソナ=ターゲットですね。このターゲット設定が曖昧だと最終的に伝えたいメッセージにもブレが出てきてしまいます。
1-2. インサイト設定
インサイトとは何か?「人を動かす隠れた心理」のことです。ただ、「潜在ニーズ」とは異なります。潜在ニーズは頭で考えており、口に出していない内容。インサイトは、相手に言われて「あ、そうそう、それ!」と言われる自分でも気づかないような潜在ニーズのことです。
ちなみに当社ポテンシャライトの採用ターゲット層のインサイトは下記の通りです。
1-3. 競合企業設定
採用ターゲットはどこの領域にするのかを競合企業などから設定する業務です。ポテンシャライトの場合は下記のように表現することができます。
1-4. メッセージング設定
採用ターゲットとなる方々に対して、どのようなメッセージングが有効的なのかを設定します。ポテンシャライトの場合は下記のように表現することができます。
上記を終えた上で、具体的な「採用広報戦略」に入っていきます。
2. 採用広報戦略について
今回の本題はココです。採用広報の戦略をどのように設計していくのか。今回ご紹介をさせていただくのは「採用マーケティング」の領域に近しいです。
まず、採用広報(マーケティング)の手法一覧を見てみましょう ↓
この5つが主な手法になります。この5つ以外にも手法論はあるのですが、一つ一つ見てみましょう。
2-1. ブログメディア
ものすごくたくさんご質問をいただくのは「採用広報をどのプラットフォームで実施したほうが良いですか?」という類です。下記ご覧ください。
2018年頃まではWantedlyが王道だったのですが、noteが生まれ、少しトリッキーな手法としてmediumを使う方も増えている印象です。
また、エンジニア採用におけるテック系の採用広報をWantedlyを用いて実施する企業は少なく、はてなブログ、Qiitaブログを使うことが多いです。
皆さん一つご認識いただきたいのは、「そのプラットフォームにユーザー(フォロワー)がいるかどうか?」です。
noteでブログをupするメリットは何でしょうか?たとえ、noteでブログをupしたとしても、SNSなどで拡散しなくては誰にも見てもらうことはできません。Wantedlyのように「新着採用広報ブログがupされました」とユーザーに認知されることはなく、自身のnoteのフォロワーには通知される仕組みです。フォロワーが少ないようであれば、noteで採用広報ブログを作成しても、あまり意味を為さないことがご理解いただけるかと(mediumも同様です)。
エンジニア採用におけるテック系の採用広報は、「エンジニアが登録をしているプラットフォームで採用広報をする」ことが非常に重要です。となると、はてなブログとQiitaブログが王道でしょう。とにかく登録者数も多く、エンジニアが見る頻度も高いため、note/mediumでテック系ブログを書くよりもオススメです。
また、一つ忘れてはならないのは、採用広報ブログを書いたあとの「拡散」です。拡散はSNSで実施することがほとんどかと思うのですが、Twitter/Facebook/Linkedinが筆頭かと思います。仮にブログをSNSで拡散する場合、ブログを書いている「プラットフォーム」は何でもよくないですか?せっかくブログを書くのであれば登録者/フォロワーが多いプラットフォームのほうが良いのです。
結論としては、
- 非エンジニア:Wantedly
- エンジニア :はてなブログ/Qiitaブログ
これが2020年10月時点の王道と言えます。
2-2. SNS
採用広報はブログを書くだけではありません。2018年頃からTwitterはかなり流行っていますよね。エンゲージメントが高いTwitterアカウントを持っている社員がいた場合、会社のことを発信するだけで採用広報観点ではプラスの印象を与えることができます。Twitter以外にも有効的なSNSはあります。下記をご覧ください。
2020年になって勢いが出てきたのはLinkedinでしょう。明らかにTwitterよりも勢いがあると肌感覚があります。2020年時点ではTwitterをビジネス目的に取り組む方がかなり減ってきた印象があります。本心でTwitterが好きでプライベート側面で使っている方が生き残っているイメージです。
また、Facebookは根強くビジネス系SNSとしては有効策。また若手採用の場合はYouTubeとInstagramは必須かと思います。詳細な運用手法は割愛しますが、ご認識ください。
2-3. カンファレンス
採用広報でブログ執筆とSNS更新を行ったあとは、カンファレンスはオススメです。下記をご覧ください。
カンファレンスは「協賛」をするパターンと「登壇」をするパターンがあります。どちらもある程度有効的ではありますが「登壇」のほうが効果はあります。参加人数が多いカンファレンスにおいて登壇をする、そして良いアウトプットができた場合は一気に認知度が広まります。非常にオススメです。
2-4. 勉強会系
Wantedlyがミートアップ機能をリリースしておりますが、勉強会系も採用広報観点で有効策です。下記ご覧ください。
コロナ以降はウェビナーが多数実施されていましたよね。ウェビナーも認知度を上げるには非常に良い策と言えます。当社も2020年4〜5月はウェビナーを8回ほど実施しておりました。多種多様なコンテンツを準備したのですが、効果的だったと思います。
2-5. メディアへの掲載
「一般的な広報メディア」に加えて、最近だと「採用広報メディア」も発生してきており、自社で作成する採用広報ブログに変化を加えたいときは非常にオススメです。下記ご覧ください。
広報メディアはスタートアップがお世話になっているメディアを記載しています。採用広報メディアは皆さんご存知でしょうか?この4つは知っておきたいメディアです。少々お値段が高いですが、拡散力もありPV数は多くつきます。また執筆するライターさんも素晴らしい方も多いため、良い記事が出来上がることも多いです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
採用広報は採用という大枠の中のひとつではありますが、自社の認知を高め、採用に力を入れていることをより伝えることに繋がります。出来ることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
採用成功に繋がるきっかけとなるはずです。
ポテンシャライトでは採用/人事についての支援をしております。
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今後も採用/人事系のアプトプットを続けていきます。
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