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敢えて「オフ」の姿を見せる新採用マーケティング手法である「オフショット動画」について

「ポテンシャライトさんはコンサルっぽいというか、少し硬いイメージがあるんですよね」

当社の選考に進んでいただける方におっしゃっていただく意見です。特に面談/面接の最初の接点を持つ「前」にそのご意見をいただくことがあり、当社としては「あ、そういう感じ方をされているのか」という意外な発見でもありました。

誤解がないように申し上げますと、当社がそういった雰囲気を意図的に出しているわけではありません。ただ、当社が日々リリースしているブログはスタイリッシュに仕上げている事は確かで、それが故に「固い」という表現をしていただいたのかもしれないのですが、
実際に当社メンバーと触れていただいた方、もしくは当社にいらっしゃっていただいた方はご理解いただいているかと思うのですが、そんなに固いカルチャーではありません。
どのようにすればこの課題を解決できるのか、を考えた結果「動画」を用いて発信するべきなのかなと思い、その施策について本ブログにてご紹介したいと思っております。

 0-1. (前提)当社の採用マーケティング全般について

当社はこれまで、「テキスト」「音声」「動画」などあらゆる手法を用いて採用関連のアウトプットをして参りました。割合としてはテキストが7割、音声が1.5割、動画が1.5割となりますが、他社様と比較すると動画と音声の比率は多い方なのではないかなと思っております。
音声では割とラフな雰囲気での発信をしているのですが、長い時間を話す音声と言うよりは、短い時間で端的にまとめている音声が多いです。
動画では各メンバーのキャリアや入社動機、仕事内容などを話してもらっています。また僕が会社紹介をしている動画もあるのですが、振り返ってみると割と真面目な内容がメインだったりします。
テキストでは、多岐にわたる内容を記載させていただいております。記事の数が非常に多いため、候補者様がすべてご覧いただいているわけではないかと思いますが、当社がEntrance Bookに掲載している(候補者様に読んでいただくことを推奨している)記事につきましては、割と真面目な記事が多いと、振り返っていて思いました。
動画と音声のアウトプットがあることは良いことではありますが、いまいち当社の「雰囲気」は伝わっていないのではないかと感じました。

ちなみに当社のEntrance Bookはこんな感じです 👇

下のほうに「動画」「音声」のコンテンツは入れておりますが、ここまで読み進める方は、2次面接以降の方が多いですね。

 0-2. (前提)そもそも雰囲気を伝える必要があるのか?

この課題と直面したときに、そもそも解決した方が良いのか否かは少し悩みました。
なぜならば、これまでも採用活動がうまくいってなかったわけではないですし、むしろペルソナにマッチしている人材からの応募は来ておりました。当社の雰囲気をアウトプットすることによって、逆にネガティブな印象を持ってしまう方も出てくるのではないか、という危惧はあったことは事実です。
ただ、人間誰しも情理と合理を持っているかと思います。情理とは感情的なもの、つまり右脳を働かせて直感的に良いかどうかをジャッジしているものです。合理とは論理的なもの。つまり目の前にある情報からなぜ自分に重要なのか/良いのかどうかをジャッジしているものです。

少し話は逸れますが、「今日のお昼ご飯」「その洋服を購入するのか」などにおいて合理的な理由だけで決める方はほぼいらっしゃらないのではないかと思います。また、転職活動の「話を聞きに行きたい」「応募」というフェーズにおいて、同じく合理的な理由のみでジャッジされる方は少ないのではないでしょうか。むしろ、「なんとなく雰囲気がいいから」「言語化はまだできていないけれども、興味があったから」という理由でポチっとボタンを押しているのではないかと思います。
当社ポテンシャライトはHR界隈においてノウハウを発信しているため、合理的な納得感があるノウハウを発信するべき義務があることは認識していますが、自社採用における発信も合理的な内容が多かったと感じました。
そのため、「情理」的な内容に大きく傾けたコンテンツがあっても良いのではないかと思ったことが、本施策の大きなきっかけとなっています。


1. 雰囲気を伝えるためにはどうしたら良いか?

今回は「雰囲気」をどのように伝えるのかを強く考えていました。テキストだけでは限界があると思ったため、動画か音声にてアウトプットしようとは考えていました。
ただ、これまで動画と音声のコンテンツがなかったわけではありません。そのため、これまでの動画と音声のコンテンツとは異なる角度が必要であると考えていました。異なる角度というのは、

- これまでアウトプットしてきていない内容
- 合理的「以外」の内容
- ほぼノーアジェンダ
- 他己紹介
- あらゆる雇用形態/年次のメンバーのコラボレーション

情理的な雰囲気を伝える目的にもかかわらず、ガチガチの台本があっては目的を達成できないですし、ほぼアドリブで当社の雰囲気が伝わるように各メンバーに話をしてもらいました。
また、当社の採用マーケティング施策にこれまで登場してこなかったメンバーにも多数登場してもらっています。年次が若いメンバーや、雇用形態がアルバイトの方々にも登場してもらっており、最も雰囲気が伝わる記事にしたつもりです。


2. オフショットムービーについて

結果的に誕生したのが「オフショットムービー」です。これまで説明させていただいた内容を踏襲した形で、10分程度の動画を7本撮影いたしました。内容としては下記です。

- 代表 山根について(他己紹介)
- HRI 執行役員 寳田について(他己紹介)
- Agent事業部 濱口について(他己紹介)
- 社員総会について
- 業務外のイベントについて
- ウェビナー後のご飯会について
- サポートメンバーから見たポテンシャライト

 2-1. 詳しい内容について

本ブログにおいてすべての内容を公開はしないのですが、各コンテンツにおいて何を話しているのかを下記いたします。

代表 山根について(他己紹介)
HRI 執行役員 寳田について(他己紹介)
Agent事業部 濱口について(他己紹介)
社員総会について
業務外のイベントについて
ウェビナー後のご飯会について
サポートメンバーから見たポテンシャライト

内容についてはこんな感じです。先程ノーアジェンダと記載いたしましたが、上記の「質問」については事前にメンバーに伝えており、後は本人たちの回答に任せました。

ちなみに各動画のサムネイルはこんな感じです 👇

 2-2. 内容の編集について

動画の撮影になりますので、撮影をしたすべての内容において公開しているわけではありません。そのため、ある程度の編集は施しましたが、今回はあまり編集はしない形で公開をしております。

 2-3. バックミュージックについて

無料の使用可能な音源をダウンロードさせていただき使用しております。
バックミュージックはその企業様のイメージに合うような音楽を選択すべきだと思いますが、本件における目的としては「柔らかい雰囲気」を伝えたかったため、割とポップなカジュアルな音楽を選定しております。

 2-4. 求職者様に提示するタイミング

結論としては、カジュアル面談前に提示するEntrance Bookの4番目のコンテンツとして格納することにしました。
本件について課題提起が「面談/面接前のポテンシャライトのイメージギャップ」でしたので、カジュアル面談前が適切だと判断し、Entrance Bookに(思い切って)格納しました。
ただ、こんな意見もありました。「だいぶラフな内容になるけれども、応募前の方に見せるのは適切なのか?」本当にその通りなのですが、現状の課題を考えると、思い切って降りきった方が効果が明瞭になるかと思い、検証もしてみたいと思いましたため、このタイミングにしております。
本ブログを執筆している今気づいたのですが、そのコンテンツに対しての「検証方法」も考えていきたいと思っています。

※内容の雰囲気を少し公開します。


最後に

皆さんいかがでしたでしょうか。
※当社の採用/人事組織系支援にご興味がある方はお気軽にお声掛けください。

最近リリースしたポテンシャライトのノウハウを取り入れたATS Opela(オペラ)にご興味をお持ちの方はこちらよりご連絡ください 👇

今後も採用/人事系のアウトプットを続けていきます。
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