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読書感想文「一生使える投資脳のつくり方」

今回読んだ本はこちら。「一生使える投資脳のつくり方」。

総合評価星5つ中、星4です!まず、わかりやすい。そして、実際に投資を始めたときに迷いがちな点が書かれていて実践的。
2023年の10月23日に発売された本で、最新の情報にあわせた投資戦略が述べられている点がGOOD。ただし、ぶっちゃけこれはいらんなっていうコラムや本の登場人物の話がややくどいので星マイナス1です。

おもにキャピタルゲイン(売却益)について書かれている

投資で利益を出すにはザックリ2つの方法があります。
①株が値上がりしたときに売る方法(キャピタルゲイン)
②配当金をもらう(インカムゲイン)

①と②を組み合わせたやり方もあります。この本で書かれているのは主に①のキャピタルゲインの方です。どうやって買うか、こんな時に株は売ったほうがいいのか、買った方がいいのか、そういうケースワーク的なことが書かれています。

②の配当金によるインカムゲインについて知りたい人は、こちらの記事を参考にどうぞ。

物語形式は好みが別れそう

この本は、エミン先生と投資初心者のカルタ君のやりとりを通して投資について学んでいく形式です。この手の物語形式は好みがわかれるところ。なぜかというと、知識を得るために読んでいるのであって、物語を読みに来たわけではない層がいるから。私もどちらかというこの層。

ただし、この本に関しては小説形式ではなく、会話形式でやり取りが進むことと、会話のあとに通常の本形式の解説が挟まる展開なので割と読みやすいですね。ただし、エピローグでカルタ君のどうでもいい(失礼w)ラストが書かれていて、個人的にはいらないと思いましたw

「お金よりも大事なものがある」というメッセージを込めているのかなとも思いました。確かにそれはそう。お金は人生の一側面でしかない。でも、お金は必要だし、いかに利益を出すかのためにこの本を読んでいるので、ぶっちゃけ私はいらないと思いました。

2択問題形式はよかった

この本は、「ライバル出現は売りか?」「株主優待の廃止は即売り?」などの問題に対して、2択のクイズが発生して、その後に解答解説が入ります。これはいいと思った。

この手の本は、気が付くと読むことが目的と化して、せっかくの知識が身についていないケースがあります。2択の問題が発生するため、自分の頭で試行するタイムが発生します。知識の吸収効率がいいです。

トピックもこれは実際にあり得るなってものばかりなので、有事の際に備えられます。

投資をこれから始める人、私のように投資1,2年目の人は読んでおいて損はないと感じました。


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