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私でなくても良いのだ

おはよう。今日も報われない現実と生きよう

変わり映えしない顔をみて
自己肯定をしながら化粧品と共闘する

どうせ落とすと知りながら 
必死に飾り立てるのか
愛されないと知りながら
貴方に期待してしまうのはなぜなのか

貴方はきっと気づいているのに
気づかない振りをしているのを 
私は知っている

私は分かっているはずなのだ
貴方にかけた時間とお金は確かに存在するはずなのに

理解してしまった自分はどうして醜いのか

あの時、赤く実った林檎を食べなければ良かったのに
でも好奇心に負けた自分は、どうして幸せそうなのか


蛇は考えた。どうすれば、私が不幸になるのか
蛇は実行した。私に知恵の林檎の味を
蛇は知っていたのだ。私が後悔することを
蛇は満足した。私がいなくなった楽園の美しさを

きっと私でなくても、林檎でなくても
食べるような促したのでしょう。

だってあなたは私でなくても良いのだから。


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