見出し画像

コンセプトデザインと背伸びじねす

とある仕事でコンセプトデザインを考えている時にノートにスケッチしたもの。ひとつのことをテーマに、ヨコに展開していく。とにかく帽子を被せちゃうというスケッチ。

昨年、義父母の住む家が大雨で浸水しサポートに行った。

娘が産まれた5年前には床上1.5mの浸水、そこから2回目の床上浸水、今回は床上50cm。くたくたになったホテルの部屋でなんとなく描いたもの。ヘトヘトの時に限ってなんか変なパワーが出るから不思議。

TAN-SUの仕事は、僕が提示するコンセプトデザインをクリエーターたちがアイデアを出し合い形にしていく。みんなの日常の役にたつコンテンツを届ける、という会社のビジョンのもと様々な取り組みをしています。

例えば、保育で使える音楽や工作を作って保育士さんをサポートしたい!と思えば、リベットボタンに素材を提供してもらったり、野菜の音楽を作ってもらったりして、誰でも気軽に使えるコンテンツを生み出していきます。100%とはいきませんが、みんなに公平に届けるためにできることを意識しています。

TAN-SUはこれまで僕個人のつながりでいろんなサービスを持っている会社やクリエーターさんたちとネットワークを作ってプロモーションや広告のお仕事をしてきました。主に代理店さんや媒体社のプランニングのサポートが多いです。

僕は調整役に終始する仕事は意外と得意ですが、中には予算さえ取れればOKというような姿勢の人がいたり、自分のクリエイティブの価値ばっかり主張してくるクリエーターがいたり、そういった人たちをまとめていくのは正直面倒です。思いやりにかける人たちのために自分の時間を犠牲することはしたくありません。これからは社会貢献の姿勢がない作り手や伝え手は淘汰されて欲しいものです。と、まぁ、いろいろな人を見てきたので、いろいろあるわけです。

そんな一方で、自分たちだけのサービスってなんだろう?ってことをずっと考え続けてきました(正直、サービスって言いたくない)。自分たちがサービスをもたないくせに外部のネットワークを活用させてもらってビジネスしているって、そもそもが背伸びしたビジネス。やっぱり等身大の仕事をしていくことこそが重要だと考えています。

その結果、TAN-SUが取り組んでいるのは役立つコンテンツを作ることです。みんなの生活に入って役立つコンテンツをお届けすることです。自分たちが作ったキャラクターや音楽、あそびの素材をいろんな形でみんなの生活の中にお届けすることです。

量販店用の商品にするときは企業さんの製造力をお借りすることもありますし、デジタル配信の場合は様々なプラットホームを活用したり、自社のオンラインショプでは保育に役立つアイテムを販売しています。こうやって「役立ちを作る」ことに特化したTAN-SUなりのクリエイティブスタイルが生まれてきました。

そんなTAN-SUを起業した時のことを思い出すイラストでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?