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アメリカ移住

アメリカに移住するにあたって、予想外のことがたくさん起こりました…!

大変だったけど、数年後に振り返った時に、「今となっては、これもいい思い出だ」と思える日が来ることを信じて、忘備録的な感じで、ここに書き残したいと思います。

引越しの猶予は2週間

私の夫は、元アメリカ軍人だ。

私が在日米軍基地で働いている時に知り合い、結婚。
結婚後暫くは、基地内に住み、生活していた。

元々、今回のアメリカ移住直前の軍との契約が終わり次第、軍を辞める予定ではあったのだが、その予定が大幅に狂うことに…

契約いっぱいまで住んでいた基地で働き、アメリカへ引越すという話で退職手続きが進んでおり、最終的な辞令が降りた段階で、日本を発つまでに3ヶ月はあった。

それがなんと!
人事の手続きやら、軍のよくわからん"独特"なルールのお陰で、たったの2週間後に日本を発つ羽目に!

グリーンカードはどうなる!?

アメリカ移住において、グリーンカードの申請は特に大変だった。
現役の軍人の配偶者や家族がグリーンカードを申請する場合、軍の特別措置がとられるので、通常の申請よりは遥かに早く申請・取得ができる。
それでも、たったの2週間に猶予が縮められた中での申請は、てんやわんやだった…

グリーンカード申請時には、それぞれのステップで申請する書類や、健康診断書に有効期限が設けられている。
実際にアメリカ入国する日時から逆算して、書類提出や健康診断を受けるタイミングを調整する必要がある。
私の場合、先述したように、アメリカ入国予定が3ヶ月後であることを計算して申請を進めていた。
それが突然、2週間後になってしまったのだ。

慌てて事情を説明して、大使館指定の病院に健康診断の予約を入れ、どうにか間に合う日程で健康診断を完了させた。

問題は、大使館での最終面接だった。
大使館は、基本的にメールでの問い合わせしか受け付けておらず、直接電話で事情を説明できなかったのでやきもき…
メールでのやり取りとなると、タイムラグも生まれるし、時間がない中で無事に最終面接を早めてもらえるのか、不安でしかたなかった。

ラッキーな事に、軍の人事部にビザやパスポートの申請窓口があったので、念の為そこにも相談へ。
最初は、総合窓口のアメリカ人担当者に対応してもらえなかったが、食い下がって交渉したところ、ビザの担当者に繋げてもらえることに!
流石、自己主張の国アメリカ、ダメ元でも言ってみるもんだ。
ビザ担当者は超シゴできな日本人の方で、事情を説明すると、その場ですぐに大使館に連絡・交渉をしてくれた。

大使館側でも、私が事前に送っていた状況説明付きの、最終面接を早めることをお願いしたメールの確認がとれたことと、ビザ担当者の方からの連絡があったということで、急遽3日後に最終面接をすることに。

無事に最終面接で入国ビザが降りて、ホッと一息。
しかし、入国時の空港で、移民局による許可が降りない限り、グリーンカードをゲットすることはできない。
最終面接から1週間後、ドキドキしながら入国をし、無事に突破!
後日、グリーンカードが郵送され、アメリカ永住権を獲得した。

軍の引越し荷造りは楽ちん

軍人が引越しをする際、それが異動でも退役による引越しでも、申請や書類処理はとてつもなく面倒くさい!

期限を守るのはもちろん、軍独自のルールがあったりするので、思うようにプロセスが進まなかったり、予想以上に待たされたりもする。

しかし、荷造り自体は簡単で助かった。
軍が提携している引越し業者が自宅に来てくれ、梱包から搬送まで全て行ってくれるのだ。
大まかな指示出しだけして、お願いした後は、全ておまかせ。
最後に配送手続きの書類にサインをして終了だ。
日本の業者さんだったこともあり、作業も丁寧で、安心して任せることができた。

最後はホテル暮らし

必要な申請や引越し作業も全て終わり、日本を発つ当日までは、基地内にあるホテルにステイした。

急な予定変更だったこともあり、時間さえあれば友達や家族と会いまくり、呑みまくった!

軍人の妻という、特殊な立場にいる私のことを理解してくれ、突然の予定変更や、時には家族にすら伝えられない事情がある中で、最後にも会う時間を作ってくれたみんなには感謝しかない。


たった2週間でのアメリカ移住。

自分でも、よくやったと思う。

そして何より、職務のプレッシャーと突然の予定変更によるストレス、外国人である私と結婚したことで生じた数々の申請対応、アメリカでの新生活に対する不安がある中で、これを乗り越えた夫を誇らしく思う。

ありがとう!

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