だって面白いんだもんポケモンって

今月の11月15日に発売予定であるポケットモンスターソード・シールド。

ポケモンの完全新作シリーズとしては8作目とのこと。

私とポケモンとの出会いは初代の赤・緑バージョンから始まった。

お誕生日に買ってもらった黄色いゲームボーイ(お弁当箱みたいなサイズのやつ)で星のカービィやウルトラマンのゲームを苦戦しつつも楽しんでいた当時の私にはこれ以外のゲームソフトはいらないなって思うほどにやりこんでいた。(実際はいいとこまでいってゲームオーバーしてまた最初からやるという繰り返しだけども)

そんな時に小学校で隣のクラスのゆーこちゃんから「ねぇ、ポケモンって知ってる？」

「私今ポケモンにはまっているんだけど、昨日は博士から一匹ポケモンをもらってきずぐすりとモンスターボールを買いに隣町までいったんだよ！今日はジムリーダーのいる町まで行きたいなぁ。。。」

ぽ、ぽけもん？きずぐすり？な、なにボール？？

私の中は？でいっぱいだった。ポケモンとはいったい何なのか。そのゲームでは何をするのだろうか。そして隣町まで行けるってどんだけ広い世界を旅しとるんじゃ・・・私の中でポケモンの世界はぐぐぐぐぐっと広がり、その日の授業は上の空でずっとまだ見ぬポケモンに想いを馳せ頭の中での冒険をめいっぱい想像していたのを今でも覚えている。

家に帰ってからお母さんにめいっぱい頼み込み、連れて行ってもらったゲームショップでは売り切れ、他店舗にいっても売り切れ売り切れの続出で落ち込む・・・どころか私の心は「こんなに売り切れで皆がやってるゲームはとんでもなく面白いに違いない！！！」と逆に燃え上がっていた。

そうこうしてやっと購入できたのはゆーこちゃんから話を聞いて2週間過ぎた後のこと。

ついにその日はやってきた。

赤色が好きな私は迷わずレッドバージョンを買ってもらい、家についたら説明書も読まずいきなりスタート。

音楽がかっこいい、この博士は何者だろう？、わ、自分の名前変えられるんだ。ポケモンってかっこいいのと可愛いのがいるんだなぁ。。。

とにかく多くの情報がぎゅっと私の小さな体に流れ込み、それをひとつひとつ消化するのでいっぱいいっぱいだった。

ゲームが始まると博士に会って最初のポケモンをもらえた。

選んだのはヒトカゲ。理由はソフトのバージョン選びと同じで赤色が好きだから。

そして初めてのバトル・・・悔しいけどあと一歩のところで負けてしまった。私のヒトカゲに強い属性のポケモンもらうってちとずるくないか、この借りは必ず返す。そう心に誓った。

そうこうしていると博士からおつかいを頼まれる。

ゆーこちゃんの言ってたきずくすりとボールってこのことか・・・

私とヒトカゲは最初の村であるマサラタウンを出発し、共に冒険を歩んで行ったのである。

それから続編である金・銀で衝撃を受け最新機種のゲームボーイアドバンスでルビー・サファイアに驚き・・・とポケモンの成長と共に私も育ったので、ポケモンには家族のような不思議な親近感さえ覚えている。

初代からずっと遊んできた私は今作ももちろんプレイするつもりだ。

だってポケモン面白いんだもん。

ただ、どうしてもなやましい。

ソードとシールドどちらを初めにプレイすべきか・・・発売日まであと一週間。悩みに悩みまくろう。