秩父旅「氣！！」

※秩父旅・第3章です。ここで終われば良いなと思いながら書いてます。だからたぶんここで終わると思います。いや、でも正直終わらないかもという一抹の不安もあります。とりあえずなんとか頑張ります。

お腹が満たされた僕らは、いよいよ秩父旅最後の目的地・三峯神社に向かうことに。

ここは友人がすごく行きたがっていた場所で

どうやら、関東最大のパワースポットらしい。

僕は別に神様を信じてるわけではないけど

でも神社の空気感や地域の伝承とかはかなり好き！

信仰の有無関係なく、寺社仏閣って素敵な場所だなぁと常々思っている。

ってことで、三峯神社へLet's ら Go！

ワクワクしながら助手席に座る僕。

友人の運転する車は、ごはん屋さんを出ると秩父市街地を抜けて、どんどん山間部の奥深くへと入っていく。

進めば進むほど天気もだんだん悪くなっていき、霧もかかってきた。

そして1時間ほど走り続けて、耳がピキーンとなるほど上がっていった先に

ようやく「三峯神社駐車場」を発見。

夕方だというのに駐車場にはかなりの車の数が。

そんでナンバープレートを見るに、いろんな地域から参詣にきているようだ。

さすがは関東随一のパワースポット。

さらに天候が悪化しそうなので、僕らは急いで神社へと向かった。

鳥居にすっぽり坊主

鳥居をくぐってしばらく坂を上ると、2本の御神木がドーンとそびえ立つ境内に到着！

こりゃ神々しい。

三峯神社は、ヤマトタケルノミコトが三峯山の景色に魅せられ

イザナギ・イザナミという2つの神様を祀ったとされる、由緒ある場所。

その歴史にふさわしい雰囲気をもった神社に、僕もガツンと魅せられた。

んでじっとご神木を見つめていると、突然

「ブフー、ブフォー！！」

と耳元でデカい音がして、僕はビックリして思わず飛び退いた。

なにぃ？！

パッと横を見ると友人だった。彼は両手を広げて深呼吸している。

んで僕の反応に気づくと、彼はご神木の前にあった立札をチョイチョイと指差した。

「深呼吸を3回して、この神木から出る氣を取り入れてください」

といったような説明書き。

なるほどな、だからブフォブフォしてたのか。

僕も深呼吸をしてみる。

ああ....気持ちいい。

山奥の、緑が生い茂った神社の空気は格別だ。

澄み渡っていて、スッキリする。

たしかにこれは「氣」と呼んでも過言ではないなと思った。

ちなみに友人は20回ぐらい深呼吸をしていた。

規定量を大幅に超える、まさに「氣」のオーバードーズである。

欲張りすぎたせいで、全身が氣でパンッパンになって運転中に倒れてしまわないか

帰りの道すがら、ずっと気が気でなかった。

まあでもおかげさまでなんとか無事、東京に帰還！

日帰りではあったが、笑いありちょっとトラブルあり、癒しありの

めちゃくちゃ充実した旅だった。

友人、ありがとう！

次はどこを旅しよっかな〜。

秩父旅、これにて完！

（3話で完結してよかったぁ〜〜）