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アメリカ留学日記㉖

お部屋の話の続き。スパイスのことがあって、その後もまだ心にモヤモヤが残って一番の友達に電話をした。

そしたら、やっぱり、「ちゃんと嫌なことは嫌って言いなさい。」と怒られた。友達曰く、「いつも言っているよね。Noと言えるようになりなさい。嫌な気持ちになったらそれは相手に伝えないと伝わらない。我慢することはここでは美徳でも何でもない。」と。

こちらに来てから、何度も言われるこの言葉。

Noという代わりに自分が我慢すればいい、という思考になってしまう私は、結局カンペキな人間ではないので、なんだかんだモヤモヤしたり気づいたらすごく悲しい気持ちになっていることがあります。友達には、日本ではそうすることで、優しいね、と尊敬されたかもしれないけれど、ここでは、優しいね、で利用されるよ、と言われます。

例えば、車をもったとき。何人かの友人から言われたことは、「人を乗せるときには絶対にガソリン代を請求する」こと。他にも、「宿題や課題の答えを聞かれたときはタダでは教えない」こと、など。

それから、別の友人には「それって誰のため?」と自分に聞けば、すぐに自分が無理してるかどうかわかるよ、と言われたことがある。

ここでは、留学生同士、すごく助け合って暮らしている。けれど、文化が違うからこそ、あやふやにしてはいけないこともたくさんある。お金や時間、「相手はそういう文化なんだ」と学ぶのはいいけど、受け入れてばかりじゃ辛くなる。

ルームメートには、掃除の分担を相談しました。スパイスのことはもう時間も経っているし、と半分言い訳だけれど、今度嫌な気持ちになるようなことがあったときには、ちゃんと正直に気持ちを伝えよう、と心に決めて、今回は忘れることにします。

そして、いつも私のことを「お人好しすぎ」と言う母が、以前くれたひとこと。「あなたは私の大事な大事な娘なんだから自信もって堂々としていなさい。」

どこの国に行ったって、自分らしさはいい意味でもわるい意味でも変わらない。自分が育ってきた文化だって変わらない。でもその中で、環境が変わっても自分がハッピーでいられるには、強くならなくちゃいけない。その強さに根拠はいらなくて、ただ、堂々としていていいんだ、と思うことにしよう。 

とたまに思えたり、思えなかったり。とにもかくにも、素敵な友達に恵まれているのは事実で、感謝してもしきれない。そして、たまにトラブルがあっても、ここでの毎日は本当にドキドキとわくわくが止まらない。だから、もっと楽しむためにも、もう少し強気でがんばろう!と思ったのでした。

☆本日の英語☆
Not really.: あんまり、、違うかな、、みたいな感じ。なぞなぞで答えてNot reallyと言われるとかなり悔しい。
I’m good. :結構です。大丈夫(結構ですの意味での)です。 断るときに笹っと言えて便利。
You're good.: ほぼほぼ you goodにしか聞こえないけど、大丈夫(問題ないよ)だよ。と言うときに使う。バレーボールをしているときにミスして、My bad. - You good. とか、ラボで測り間違えてやり直しになって、Sorry. - You good. みたいに、優しく言われるとちょっと救われる。ま、しょうがないよ、みたいな意味で言われていることもある気がするけど。

薄めの洗濯ネットは基本負ける。この2つの穴が貫通したら、お別れしよう。ネットがこれだから、余計にネットを使わないという挑戦はできない。