ビジネスモデルを発想する「逆説の構造」が勉強になりすぎる話
上記のような疑問には「逆説の構造」というフレームワークが非常に役立ちますので本記事で紹介していきます。
逆説の構造とは
逆説の構造とは、簡単にいうと
「既にあるものをより創造的・革新的なものにするには逆説を考えてみよう」というそんなフレームワークです。
逆説の構造を考える3つの手順【例題あり】
逆説の構造を考えるには3つの手順があります。
上記は手順です。
それぞれの手順を有名な「ライザップ」を例に解説していきます。
手順①:起点から定説を理解する
まずは起点から定説を考えます。
起点とは、どのようなビジネスを考えるかということです。
今回例にするライザップだとみなさんご存じの通り「トレーニングジム」になります。これが起点です。
次に定説を考えていきますが、定説とは「起点」となるものが世の中でどんなイメージを持たれているか、どんな当たり前があるのか、ということになります。
「普通はこうだよね」といえる何かを見つけていきます。
今回例にしている「トレーニングジム」の場合は「自己管理のもと理想の体をつくる場所」と言えるでしょう。
手順②:逆説を生み出す
では、次に逆説を考え行きます。
前述の通り起点であるトレーニングジムからは、「自己管理のもと理想の体をつくる場所」と発想しました。
これを逆説で考えると「自己管理せずとも理想の体になれる場所」になります。これがライザップが革新的だと言われるゆえんです。
手順③:起点と逆説を組み合わせる
最後に起点と逆説を組み合わせてビジネスモデルの完成です。
通常、トレーニングジムは料金を払うことで自己管理のもと理想の体を目指すものですが、ライザップではこの「自己管理しなくても良い」つまりは「ジムに来てくれさえすればライザップのトレーナーが管理しますよ」という部分に付加価値をつけたわけです。
このように定説を理解し、起点と逆説を組み合わせることでビジネスモデルは考察できます。
参考
本記事で紹介しているフレームワークは、Bizgramを参考にしています。
図解総研でnoteも展開されていますので参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、ビジネスモデルを考える「逆説の構造」について紹介、解説しました。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。
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