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専門スキルがない人は【ポータブルスキル】を高めることで自信になる話

● 転職したいけど自分に自信ないな
● 特別なスキルが何もない
● 違う業界に行くと収入落ちるしな

上記のように悩んでいる人に向けて、本記事では「ポータブルスキルを磨こう」という切り口で記事を書いていこうと思います。
僕の経験談も交えて解説していきます。


そもそもポータブルスキルとは?

ポータブルスキル とは

上図が結論になります。

ポータブルスキルを簡単に解説すると、どんな仕事でも求められる普遍的なスキルのことです。

具体的にはどんなスキルはある?

例えば以下のようなスキルが一例です。

【仕事の仕方】
 ● 現状の把握
 ● 課題の設定
 ● 課題の遂行
 ● 状況への対応

【人との関わり方】
 ● 社内対応
 ● 社外対応
 ● 上司対応
 ● 部下マネジメント

ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)

上記は「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」という厚生労働省の公式ページを参照しています。つまり、国が公式に認定しているポータブルスキルです。

もう少し抽象的に表現すると「論理的思考(ロジカルシンキング)」「コミュニケーション能力」「ビジネスマナー」この辺がいわゆるポータブルスキルにあたると思います。

なぜポータブルスキルが必要なのか?

それは、職位や職種に限らずにアドバンテージを持てるからです。

例えば、一般企業で事務職をしているAさんがプログラマーになろうとしたとき、能力が発揮できない職種への転職は一般的に年収が下がってしまいます。

それはなぜなら、専門的スキルがないゆえです。
しかし、こういった場合でもポータブルスキルで優位に立つことが可能な場合もあります。

例えば、スキルを簡単に数値化してみましょう。

● プログラマー歴1年目のAさん
 ・専門スキル:3
 ・ポータブルスキル:5
● プログラマー歴3年目のBさん
 ・専門スキル:7
 ・ポータブルスキル:2

上記であれば、実はプログラマー歴が先輩のBさんよりも優秀と判断されることもあるかもしれません。

「いや、本当にそんなことあるの?」
「極端に言いすぎじゃない?」

と思う人もいるかもしれませんが、これって本当にあります。
事実、僕の経験談です。もう少し詳しく解説します。

ポータブルスキルがないと起きること

例えば、前述のプログラマーであれば以下のようなことがよく起こります。

● どんなことを実現するかの要件が上手く聞けない
● 相手の要求を正しく理解できない
● 手元の作業に夢中でレスが遅くて納期が間に合わない

上記はいわゆる「コミュニケーション能力」に紐づく例ですが、こんなことって実際に起きています。

そもそもプログラミングという専門スキルがあったとしても、それは「何をつくるのか」「どんな悩みや困りごとを解説するためのものか」を正しく理解できない限りはただの「作業」になります。

依頼人の要件や要求を正しく理解できるポータブルスキルがあると、たとえプログラミングスキルが低くても結果的に良い仕事につながる、ということもあります。

参考:カッツの3能力の定義

カッツの3能力

こちらは参考程度にですが、ハーバード大学教授のロバート・カッツが提唱したマネージャーの能力を3つに示した理論です。

簡単に言うと、「職位によって求められるスキルは違い」でも「ヒューマンスキルだけは共通だよ」という理論です。

つまり、これもポータブルスキルです。
ローワーマネジメントでも、ミドルマネジメントでも、トップマネジメントでも共通して必要なスキルがあるよ、ということを示してくれています。

まとめ

本記事では、どんな仕事でも共通して使えるポータブルスキルについて紹介、解説しました。

悩んでいるなら、思考停止してひとまずポータブルスキルを磨こう!

本記事が誰かの参考になれば幸いです。

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